南の島から~小笠原のんびり生活~

くつろぎの宿「てつ家」のてっちゃんが、小笠原の日常やサーフィンの情報、宿の出来事などをお届けします。

楽園~~小笠原~~

2005年06月28日 | ペット
今日も小笠原は朝から雲ひとつない晴天に恵まれ、絶好の海水浴日和
となりました。
というわけで、今日も愛犬アクアと一緒に小港海岸へ行ってきました~~~

↑↑今日の小港はこーーんな感じ。きれいでしょ!

以前のブログにも書きましたが、我が家の愛犬アクアは、泳ぐのが大好き!
小さいくせに、本当に良く泳ぎます。今日も沖のブイまでせっせと泳ぎ
に向かっていました。


↑↑ブイまでの距離はおよそ80mくらいあります。


↑↑こーーんな感じで気持ち良さそうに泳ぎます。

楽園小笠原は人間にはもちろんですが、犬たちにとってもきっと天国
なんだろうな~~

ポイントの地形を守るために・・・

2005年06月27日 | サーフィン
サーフィン情報やこのブログでもご紹介している通り、現在、父島の唯一の
白砂のビーチのポイント(小港海岸)が、地形が決まりとても良いコンディ
ションとなています。

このポイントは八瀬川という川が海に注いでいて、河口から砂が広がり安定
すると、ロングボーダーにはたまらない腰~腹サイズのパーフェクトなブレイク
が味わえるのです。

しかしながら、川がさほど大きくないせいか、ちょくちょく河口が砂で塞がれ
そのままにしておくと、いつの間にか砂が押し戻されてしまうのです。

何日も雨が降らなかったさいか、昨日はとうとう河口が砂で塞がれてしまいました。

という訳で・・・・
ポイントの地形を守るために、穴掘りしちゃいまいたーーー!河口から
海までの距離はおよそ15m。今ならまだなんとかなりそうと、手でせっせと
川の水が流れるように掘り進めました。
15mくらいチョロいと思って始めたものの、いやぁぁ・・・これが中々大変・・・

掘ってる傍で、我が家の愛犬がチョロチョロして、せっかく掘った溝に砂を
落とすし・・・
と必死で穴堀りを進めていると、運良く島のサーファー達が5人も遊びにきて
くれて、みんなで作業開始となりました。

1時間ほどの作業の後、ようやく開通!最初は30cmほどの川幅も
見る見るうちに50cm~1mと広がり、砂がどんどん海へと流れ込んでいきました。
これで、またしばらくは地形が安定するかな??

おさかな市開催!~~目指せ!スローフード

2005年06月22日 | 地産池消
今日は現在、村役場が中心に進めている「地産地消」(地元で獲れた産物
を地元で消費していく)の一環で、はじめての市が開催されました。
(スローフードの基本ですね)

私もこの地産地消推進会議のメンバーの一環として、朝からせっせと魚を
卸して、お手伝いでした。
いや~~~さすがに量が量だけにかなり右腕が筋肉痛でしたが、価格もかなり
廉価で販売できたおかげで、用意した魚は、午後3時の販売で殆ど完売いたし
ましたーー

小笠原はまだまだ、島の特産品というイメージが全国的にも浸透していない
ため、なかなか観光で訪れたお客様にも島の味覚を存分に提供できていない
現状があり、今後はこうした機会を通じて、島で暮らす人々が島の産物を
自信をもってオススメできればいいな~なんて思っています。
やっぱり、旅に出かけて美味しいものを口にするのって、基本ですよね!

↓↓こんな感じで魚を卸していました


秋にオープン予定の私の宿でも、島の味覚を存分にご提供する予定ですので
お楽しみに~~~

思いがけず・・・ご機嫌~波乗り~

2005年06月21日 | サーフィン
今年は本土もカラ梅雨のようですが、南国小笠原は既に梅雨明け。
毎日、抜けるような青空が広がっています。

今日は、午前中、仕事の打ち合せで役場へでかける途中、海を
眺めると、「おや~~・・・なんかうねりが・・・」打ち合せを
早々に切り上げて、念のため波チェックへ。

サンセットポイントでは、面の整った肩サイズの波がブレイク!
しかも、一人しかいない!!
どうやら、前線の移動に伴って北からのうねりが届いたようです。

早速、2時間ほど波乗りしてきましたーー天気も良く、人も
いなくて、波もそこそこ。思いもかけずご機嫌サーフィンでした。

明日は、村役場からの依頼を受けて、島で水揚げされた魚の市を
開催。来島されたお客様に美味しい島の魚を提供できるよう、一日
魚屋さんとして働きます。

ウミガメの産卵

2005年06月18日 | 小笠原の日常
今日も小笠原は朝から真夏の日差しが降り注いでいます。
天気予報などを見ると、小笠原の日中の最高気温は、29℃~30℃くらい
にしかならず、「意外に暑くないのね~」と良く言われますが、侮る事
なかれ!小笠原は熱量と紫外線量が、本土の1.2~1.3倍もあるそうで、
うっかりしていると、あっという間に火傷状態になってしまうので、ご
注意を!

さて、今の時期、小笠原ではアオウミガメの産卵のピークを迎えます。
小笠原は国内でも最大のアオウミガメの繁殖地で、毎日、島の周辺の
浜には、大きな産卵跡があちこちで見ることができます。

こんな穴があちこちで見られます。↓


昨日は、久しぶりにこのウミガメの産卵を見に行こうと、夜12時に
コペペ海岸と言うところへ言ってきました。カメを驚かせないように
足元だけを懐中電灯で照らし、静かに浜を見渡すと、すぐに木の根元
近くに、大きな黒い物体を発見!
「ザザーーッ・・ザッ」と体長1.2mもある大きなカメが、一生懸命、
産卵のための穴を掘っているところでした。

明かりを消して、静かに観察していると、程なく今度は後ろ足を使って
深さ40cmほどの深い穴を掘りはじめました。いよいよ産卵開始です。

「プハーッーーープハーーー」という息づかいとともに、次々とピンポン
玉のような卵が産み落とされていきます。
涙を流しながら(本当は海水ですが・・・)産卵する姿に感動しながら
さすがに、夜中2時半を回り眠さに耐えられなく、心の中で「ガンバレ」
とエールを送りながら、帰ってきました。

誰に教えてもらったわけでもなく、こうして毎年産卵しに来るウミガメ
に驚きです。そして、何より身近にこんな自然を感じる事の出来る小笠原
ってスゴイ!!