短めで日付ギリギリですが、いい夫婦の日話。
冬の兆しのひんやりとした空気も、自分をしっかり抱きかかえているあたたかな腕の中までは入って来られない。焚き火にあたるよりも、日だまりに佇むよりも、もっともっと癒しと生命力に満ち溢れたぬくもりをくれるこの場所。ミミは、より濃い陰影と煌めきを湛える瞳で、その腕と体の主の、愛しい者の顔を見つめた。
カーテン越しの淡い明かりが、彼の寝顔をほのかに照らしてい . . . 本文を読む
短いですがハロウィン話。
今宵は、あの世とこの世の境目が一番あやふやになる日だという。町はハロウィンを楽しむ人々で華やぎ活気があったが、魔のものが入り込みやすい夜でもある為か、ひと気の無い場所は、灯りの有無関係なくどこか昏い。
ミミは今年は城下町のパトロールに専念しようと、尖った付け耳に若草色のワンピースとシンプルな姿の森のエルフ風で子供たちにお菓子を配ったりしていた。狼のマスクを被せられ、 . . . 本文を読む
天使界時代の習慣を指摘されて思いがけずあたふたするイザ女主。常識って各ご家庭や人によって違うから気を付けようね〜というお話です、たぶん(笑)
今日はリッカたちと冒険してきたミミは、リッカの宿屋に帰ってくると、イザヤールが番をしてくれているカウンターに駆け寄り、輝くような笑顔で言った。
「イザヤール様、ただいま戻りました」
「おかえり、ミミ」
イザヤールも辺りを暖かくするような優しい笑みを浮か . . . 本文を読む
突発的思いつき短い話。ロクサーヌさん仲間になったらレベル1ってウソでしょ〜!という長年の疑問が解決・・・しないか。っていうお話です。そういえば主人公も職業表示「天使」かなんかあったしなあ。
リッカの宿屋の名物スタッフの一人、ロクサーヌ(主要メンバー全員が名物スタッフではあるが)。もうミミとも頼もしい仲間になって久しいのだが、未だにプライベートはよくわからない謎の美女である。とはいえミミは、そん . . . 本文を読む
今週の追加クエストもどきの後日談的オマケ話。「でも結局、ブラッドアーゴンよりマポレーナでしょ?」と言われたら反論できないかもしれませんが(笑)でもそのブラッドアーゴンがものすごくいいヤツだったら情が湧くよね、情が湧いたら美醜気にならなくなるよねってことです(そうか?)。アギロさんはもちろん、ヒーローズ2のジャック将軍だってものすごくいい男だと思います。たとえ舌が出っぱなしでも!(爆)
今回の出 . . . 本文を読む
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