この前まで順調だと思われていたスカイマークが民事再生法の適用を申請したとは、信じられない。そう言えば、CAにミニスカートを着用させることで話題にはなっていた。このこと自体がおかしなことで、CAってなんだということになる。こういうおかしなことをし始めるというのが破綻の前兆と言えるかもしれない。すこし、調べてみよう。社長だった人は西久保慎一という人だ。この人はパソコンからインターネットという爆発的に成長したマーケットを初期の段階から歩いてきて成功した人だ。このような高度成長マーケットは、ビジネス機会がたくさんあり、 理屈が通れば成功率が高いという特徴を持つ。ところが特に日本の航空運輸業界は成長マーケットではなく、さらに主目的である運ぶということについては差がつけられないマーケットである。勢い運賃競争にならざるを得ない。そこで、運賃競争を回避するためと会社の成長を意図して、若干の高級化と国際化を志向した投資を、それもかなり大きな投資を行おうとした。それが破綻に繋がったのではないか？
成功のキーファクターが全く違うマーケットで、片方で成功した人をもう一方の社長にしたことが一つの遠因であるかもしれない。