<雲の上に泊まる>
連休中、こんな所に行ってきました。
長野県の中央、標高約2000mにある美ヶ原高原です。
松本駅から約2時間かけて、
ぐるぐると山道を車で登っていくと急に目の前が開け、
不思議なぐらいに広い草原が広がっています。
360度どこを向いても3000m級の山々のパノラマを展望できます。
晴れた日には百名山のうちの四十二山を
ここから眺めることができるのだそうです。
今回、車で行ける最終地点で宿泊です。
泊まったお宿は「山本小屋ふる里館」
星をキーワードに検索していて偶然に見つけた宿です。
外観は普通のお土産物屋さん。
でも、小屋とは言っても設備もしっかりしているし、とても清潔。
従業員のみなさんが優しく、程よい気遣いがあり、本当にいいお宿でした。
朝食室からの眺め↓
部屋にも大きくて眺めの良い窓があります。
朝の牛乳も美味しい♪
こんなに気持ちのいいところにいたら美味しい牛乳が出るはずです!
ね?
「そうよ♪ふふん♪」
例年なら高原の花が終わってしまっている頃だそうですが
今年は大きな台風が来ていないのでまだ少し花を見ることが出来ました。
我も紅なり ワレモコウ ハクサンフウロ
夕日で輝くススキ 雲の中のマツムシソウ
ノハラアザミ ノコンギク
淡い色のハクサンフウロ ヤナギランのふわふわ
朝露が光るカラマツ
今回の旅の目的は夜の星空と朝の雲海です。
一番心配だったお天気にも恵まれました!
私の雨パワーよりも
一緒に行った友人の晴れパワーの方が強かったようです♪
午後8時半から星空を見に外へ出ます。
夜空って、ほんとは星だらけなんだということがよくわかります。
白い帯のような天の川も
それに向かい合って佇むプラチナ色の織姫と彦星もくっきりと。
大きな望遠鏡で木星の赤い縞模様も見ることができました。
次の日の早朝、雲海を見に行きます。
ちょうど日の出まで降っていた雨があがりました。
早朝の雲海 まさに海。
小さいけれどわかりますか?
上部左寄りの八ヶ岳連峰が途切れたところ辺りに見える…
富士山!
目の前の足元まで真っ白の生クリームのような雲がぎっしり!
子供の頃なら一歩足を踏み出していたかも。(←危ない!)
良かった大人になってて…。
絶景かな~絶景かな~
この景色を目の前に一緒に行った友人がぽつりと
「あの世みたい…」
(゜-゜)
せめて「天国みたい」って言って欲しかった(爆)
昔の人は山そのものを信仰の対象にしていたという話にも頷けます。
空や雲や星、連なる山々、ここで見たすべてのものに圧倒されました。
1泊2日、あっという間でしたが、充実した旅になりました。
猫ブログの猫ネタなし旅記事にお付き合い頂いてありがとうございました♪