週刊ねこまみれ

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肥大型心筋症(3) ~ペット相談について~

2007-10-31 | 肥大型心筋症




☆2009年11月27日追記☆
「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」



<ペット相談について>

さまざまなサイトで幅広い知識を得られるようになった今でも
病状や環境はそれぞれ異なるもの。
自分の子のための直接的な意見を聞いてみたいというのが願いです。

そこで調べるうちにインターネットの掲示板などのサービスを使った
ペット相談を見つけました。



1.ペット健康相談(獣医師のセカンドオピニオン)

セカンドオピニオンという言葉をよく聞きます。
人の医療では一般的に行われるようになってきているそうです。
それは獣医療に関しても同じ。
より確かな決定をするために、診断や治療方針についての意見を
かかりつけの獣医師以外の医師から聞くこと。
重篤な病気や大変な治療の場合ほど検討してもいいと思うのです。

とは言っても私の住んでいるような田舎では
すぐに他の病院や獣医師を見つけることも
大変なことが少なくありません。

インターネット上で獣医師が集まり
さまざまな質問に答えるサービスがあります。

私もテンについての質問をしてみました。
毎日全国から寄せられる質問は膨大な数で
すべての質問に答えて頂くことは難しいですが
過去にどなたかの出された質問から
自分の求めている回答を探すことも出来ます。

私は2度目の質問で受け付けて頂きました。
回答では
「しっかりとした治療なので、症状が落ち着いているという印象があります。」
という言葉をかけていただきとてもほっとしました。

もちろん現在診て頂いている先生のことは信頼していますが
長期に渡り、治療法を続ける上では
さまざまな意見も聞いてみたいと思っていたので
回答を頂いてさらに信頼が深まったという気がしています。

注: 直接の通院とは異なり獣医学的情報量が限られているので
回答内容が保障されることはありませんし、
確定的な判断を頂けない場合ももちろんあります。
そして緊急を要する場合は直ちに動物病院に行って下さい。



2.ペット相談(飼い主の気持ちのために)

そしてもうひとつのペット相談。
こちらは私は直接質問させて頂いたことはないのですが
過去の質問に対する回答を読んで
とても救われるものがあったので紹介させて頂きます。

こちらでは獣医さんではなく、
一級愛玩動物飼養管理士の方がとても丁寧に回答して下さいます。
いわば、飼い主としての心構えのような
医療以外で愛猫のために何が出来るのかという部分について
答えて下さっている気がします。
医療の知識も免許もない私達自身が直接治療に関われることは
とても少ないのが現実で
何かしたいのに出来ないという気持ちだけを
持て余してしまうことが多いのですが
こちらの回答を読んでいると
もう一度、飼い主の私達にしかできないことを考えてみようと思えます。

病気と付き合っていく上で実はとても大事な心の部分、
そこを支えてくれる貴重な相談室だと思います。





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肥大型心筋症について、独自に調べたことや
感じたことなどをまとめて記しています。
それぞれの猫さんによって症状も対応も異なってきますので
ここに書いてあるテンの病状の経過は
あくまでひとつのケースとして参考にして下さい。
もしも記述で何か間違っている点などお気付きのことがございましたら
ぜひ教えて頂けたらと思います。
最後まで読んで下さってありがとうございました。

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<今回の記事で参考にさせて頂いたサイト>


だいじょうぶ?マイペット    獣医師に無料で相談できるペットのQ&Aサイトです
                   過去に一万件以上の質問が寄せられています。
                   テンの相談にも回答頂きました。

動物愛護同人「ねこの事務所」  一級愛玩動物飼養管理士の方が丁寧に
                     質問に答えて下さいます。
                     今は相談掲示板がお休み中のようですが、
                     過去の投稿を読むだけでもとても役に立ちます





肥大型心筋症(2) ~治療と薬について~

2007-10-31 | 肥大型心筋症



☆2009年11月27日追記☆
「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」




1.肥大型心筋症(HCM)の治療法

残念なことに現在、HCMを完治させる治療法はありません。

心筋が肥大すると、心臓の機能が阻害されるため、
心臓発作の危険を減らし、心機能を助ける薬が処方されることがあります。
どのような治療をおこなうかは、患者の臨床症状や
心筋肥大による機能障害の種類と程度によって異なります。

心臓発作や脚の麻痺といった重篤な症状がある場合は、
すぐに受診しなければいけません。まずは緊急事態を回避することが一番大切で、
その後、症状が落ち着いてから治療方針の検討を行います。

HCMの治療では、治療中の患者の反応や経過をを診るために、
定期的な獣医師の診察が必要となります。
心電図、心臓エコー、レントゲン検査などが再度行われることがあります。
患者の状態によっては薬の調節や追加がおこなわれることもあります。

☆テンは2006年9月末に元気がなくなり受診した際に
胸水が溜まっていることがわかり、
すぐに利尿剤による治療を始めました(緊急事態回避)
胸水の発覚が遅れると呼吸困難になっていた可能性があります。

胸水の溜まっている間はレントゲンで心臓付近が白く濁って写り、
状態を把握することができません。
テンの場合は、利尿剤で効果がありましたが、
それでも胸水が回復しない場合には
針を使って水を抜く手術になることもあるそうです。

2週間ほどの胸水治療の後、テンはHCMの診断を受けました。



2.処方される薬

HCMの猫に処方される薬は
①利尿薬
  (体に溜まった水分を流す=心臓の負担を減らす)
②強心薬
  (心筋に作用して心臓の収縮機能を高める=心臓の働きを高める)
③血管拡張薬
  (血管の内径を広げ血液を流れやすくする=心臓の負担を減らす) の3種類です。

以下に、それぞれの作用についてまとめます。

①利尿薬
尿を出して、血管や心臓を流れる血液の量を減らし、心臓への負担を減らします。

☆先述の通り、テンは最初の診察で胸水があったので
まずはじめに利尿剤の投薬を始めました。
レントゲンで確認して胸水が完全になくなるまで投薬を続けました。

②強心薬
強心薬は弱った心臓を働かせ、全身に血液がうまく循環するようにする薬です。
ジギタリスをはじめとする強心薬により心臓の機能は著しく改善されますが、
長く続けると心臓の消費する酸素の量は増加し、
心筋の障害は逆に促進されることになります。
したがってこの薬は長期にわたる治療には適しません。

☆テンは利尿剤での胸水をとる治療のあと、
しばらくの間、強心薬の投薬を続けました。
投薬を始めてみるみる元気になったと感じました。
上記の通り、強心薬は使用が難しく副作用もあるので
長期の治療には向いていません。
獣医師との相談で治療を進めていく必要があります。

③血管拡張薬
あらゆる原因で収縮してしまう血管を拡張させ、心臓の負担を軽くする薬です。
血管拡張薬で代表的なものは2種類あります。

1.アンギオテンシン変換酵素を阻害する薬(代表的な薬品:エナラプリル)
 
 アンギオテンシン変換酵素とは、腎臓が血圧が低いと察知した時に
 血圧を上げるために出す酵素で、これは動脈硬化や
 心筋肥大の促進の原因にもなります。
 アンギオテンシン変換酵素阻害薬は名前の通り、
 この血管収縮作用のある酵素を止める事で血管を拡張させるという効果があります。

2.血管平滑筋に直接作用する薬(代表的な薬品:ベラパミル、ジルチアゼム)

 血管の太さを調節するのは血管平滑筋という筋肉です。
 この筋肉の収縮は細胞内Ca濃度が上昇することにより起こります。
 この薬ではCaの通り道をふさいで血管平滑筋を弛緩させることができます。
 また、不整脈を抑えたり心臓自身に血液を供給する冠状血管を広げる作用があります。
 これによって、心筋に対する酸素や栄養の供給が改善されます。
 ベラパミルとジルチアゼムは比較的心臓に特異性が高いとされています。

血管拡張薬は心臓への負荷を軽減し、弱った心臓を休ませる薬で、
心不全の原因を取り除く薬ではありません。
つまり症状が回復したといって薬の投与をやめると、
すぐに元へ戻ってしまうことを意味します。
飼い主の勝手な判断で薬を飲む回数や量を加減することは厳禁です。

☆現在テンが続けているのはこの血管拡張薬2種類です。
マレイン酸エナラプリル(アンギオテンシン変換酵素阻害剤)
ジルチアゼム塩酸塩(血管平滑筋に直接作用する薬)
現在は通院はせず、毎回30日分の薬を病院で頂くだけにして経過をみています。


<投薬について>
毎日、朝晩の投薬は最初はとても苦労しました。
ブログを通じてたくさんの情報を頂き、
教えて頂いた投薬器とカプセルを使うようになりました
            (→こちらの記事をご覧下さい
☆☆☆)
さらに今ではテンのあくびの瞬間に合わせて
薬を投入するようになったことで
無理矢理口を抉じ開ける必要もなくなり
ストレスフリーで投薬できるようになりました。



3.血栓塞栓症の予防のために

動脈血栓塞栓症は、猫の心臓疾患のもっとも深刻で管理が難しい合併症の1つです。
血栓症は激痛を伴う場合が多く、鬱血性心不全を起している場合があります。
脚の麻痺を見つけたら、直ちに獣医師に受診しなければいけません。



<動脈血栓塞栓症とは>
左心室の筋肉が硬化し心房から十分に血液を受取れなくなるために、
左心房内の圧力が上昇し、その結果として心房が拡大することがあります。
左心房が拡大すると、血流が遅くなるため、心房内で血栓ができる恐れがあります。
典型的な症状である後脚の麻痺は、
後脚へと分かれて降りてくる動脈に血栓ができた場合に起こります。

<治療法>
後肢麻痺などで血栓塞栓症が発覚した場合は
直ちに外科的な血栓摘出または血栓溶解療法を行います。
しかし治療に成功した場合も、再発率がかなり高いため、
残念ながら長生きは期待できません。

☆HCMについて調べていて、私が一番恐怖を感じたのは
この血栓塞栓症についてです。
激しい痛みを伴うということと、
治療後の生存率がとても低いということが悲しい現実です。

テンは血栓の予防として、獣医の先生にルンワン粒という
サプリメント(健康保護食品)を勧められました。
これはルンブルクスルベルスという欧米原産の赤ミミズの
内臓にある酵素「ルンブル」を加工したものです。
医薬品の血栓溶解剤は使用量を誤ると血栓だけでなく
血管までも溶かしてしまう危険性がありますが、
このルンブルクスルベルスの内臓にある酵素「ルンブル」は
血栓の元になるフィブリンだけを溶かすため安全なのだそうです。



4.アドレナリンと血管の関係

人間でもよくイライラしたり興奮すると
「アドレナリンが出ている」だとか「プッツンする」と言われますが
それはアドレナリンが持つ作用からそう言われているのです。

血管の太さは血管平滑筋という筋肉で調節されています。
アドレナリンにはこの筋肉を収縮される作用があります。
つまり、興奮してアドレナリンが分泌されると血管が
ギュッと細くなってしまうのです。

血管が細くなっても血液量は変わらないので、
心臓はより強い力で血液を押し出すことになり
心臓の負担が増えてしまうのです。

HCMの猫を遊ばせすぎて興奮させない方がいい、
ストレスを与えない方がいい、とされる理由のひとつが
このアドレナリンのもつ作用に関係しているのです。

☆テンを診て頂いている先生は
「なるべくなら走らせたり遊ばせたりしない方がいいですが
でも若い猫に遊ばないように!って言っても無理でしょうから…」と
おっしゃっていました。
私もテンが楽しそうに嬉しそうに遊んでいるのを
無理矢理止めることはできません。
それよりもできるだけたくさん「ゴロゴロ」という音を聞きたい、
リラックスできる時間をたくさん作ってあげたいと思っています。


                    
                           ~つづく


次回はペット相談所についてまとめます。


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肥大型心筋症について、独自に調べたことや
感じたことなどをまとめて記しています。
それぞれの猫さんによって症状も対応も異なってきますので
ここに書いてあるテンの病状の経過は
あくまでひとつのケースとして参考にして下さい。
もしも記述で何か間違っている点などお気付きのことがございましたら
ぜひ教えて頂けたらと思います。
長文、最後まで読んで下さってありがとうございました。

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<参考にさせて頂いた治療と薬に関するサイト>

HCMの猫さんをもつ飼い主さん以外の方でも役に立つサイトがたくさんあります。
薬について調べたい方はぜひご覧下さい。


 ・「分かりやすい?犬猫の薬」 から 「循環器の薬

 ・農林水産省動物用医薬品データベース

 ・東京大学大学院 農学生命科学研究科 獣医薬理学教室
  「動物のくすり」 から 「循環器・炎症系の薬
 
 



肥大型心筋症(1) ~はじめに~

2007-10-31 | 肥大型心筋症




☆2009年11月27日追記☆
「記事を書いた当時の私の考えであり、
現在とは異なる箇所もあります」




1.肥大型心筋症(HCM)とは

肥大型心筋症(HCM: hyperthrophic cardiomyopathy)とは、
心臓の左心室の壁となる筋肉が異常に厚くなる疾患です。
左心室の壁の肥大がみられ、それが他の疾患(例えば腎臓病に伴う
高血圧など)によって二次的に引き起こされたのではない場合に、
HCMと診断されます。


2.HCMの進行による機能障害

左心室の壁が厚くなることで、左心室の容量が縮小し、
その結果として、心室に入る血液の量が減る。

左心室の壁が硬化することで、左心室が十分に弛緩できなくなり、
心室に血液を効率よく満たせなくなる。
左心室の弛緩期に心室内の圧力が増加することで、血液が肺の血管に逆流し、
鬱血性心不全(肺水腫や胸膜滲出:血液や組織液が
肺や胸膜にしみだす)をひきおこす。

☆テンは2006年9月末に元気がなくなり病院に連れていった際、
発熱があり、肺の血管が太くなっている=心臓に負担がかかっていると指摘され
その後、レントゲンで胸水が発覚しました。

左心室の容量が縮小して、心室内の血液の量が減ると、
心臓が1回に体全体へ送り出すことのできる血液量が減少する。
体の重要な臓器へ流れる血液量が十分でないと、
これを補うために心拍数が上昇します。

左心室の筋肉が硬化し心房から十分に血液を受取れなくなるために、
左心房内の圧力が上昇し、その結果として心房が拡大することがある。
左心房が拡大すると、血流が遅くなるため、心房内で血栓ができることがある。
心臓から循環器系に流れ出した血栓は、血管に付着し、そこから先の
血液の流れを止める(血栓症)。
典型的な症状である後脚の麻痺は、
後脚へと分かれて降りてくる動脈に血栓ができた場合に起こる。


3.HCMの症状

HCMを持つ猫は全く臨床的な症状を示さないことがある(無症状)

臨床的な症状としては、例えば呼吸困難の兆候、心臓発作、
脚の麻痺(血栓症)など。
ひどい場合には、突然死といった激しい症状を示すこともある。
呼吸数のわずかな増加は、症状としては
非常に軽いためほとんど気付かれることがない。
HCMの猫の多くは疾患が進むにつれて、心拍数の増加、
心雑音、余分な心拍音などがみられる。

☆テンの場合、いつもに比べて遊ばなくなったり、
ひとりでじっとしていることが多くなり
念のため病院に連れて行ったことで心筋症が発覚しました。
その時、テンの食欲は通常通りありました。
「食欲だけが体調の異変のサインだ」という思い込みを覆されました。
「季節の変わり目で眠たいだけなのかな」と思っていた自己判断も
危険だと思いました。

HCMはしばしば無症状なので、気付いた時には病状がかなり進行していて
手遅れになってしまっているということが多々あります。


4.HCMの原因

HCMの診断は、左心室の心筋肥大が、他の病気の
二次症状としておこったのではない場合に
確定される。(HCMに似た左心室の心筋肥大は、腎臓病に伴う高血圧や
甲状腺機能亢進症などの疾患によってもおこるが、
このような場合は正式にはHCMとは呼ばない)

HCMの原因は、発症の年齢が5歳以下の猫の場合、
先天的にその病気を持っていた可能性が高いとされる。
HCMの疾患が家族間でみられること、および両親の片方が疾患をもっているだけで
疾患を持つ子供が生まれることから、遺伝性の疾患であることが強く示唆されている。

☆テンは出会った当初、推定1歳だったので、HCMの発症は約3歳の時でした。


5.HCMの診断方法

最も信頼できるHCMの診断方法は心臓エコー(心臓の超音波検査)である。
心臓エコーでは、心臓の物理的な構造と心臓の機能の双方を確認することができる。
心電図やレントゲン検査は、追加的な情報としては有益だが、
決定的な診断を下すものではない。

さらに、心筋肥大がほかの疾患によるものかどうかを判断するために、
その他の検査もおこなわれる。
他の原因がなければ、HCMの診断が確定する。

HCMにかかった家族がいる猫は、HCMを持っている危険性が非常に高くなる。
このような猫は、定期的に心臓エコー検査をおこない、
状況をモニターすることが薦められる。

☆テンは触診の後、レントゲン検査を受けました。
最初のレントゲン検査で胸水がわかり、
まずは水を抜くための治療(利尿剤による)を始めました。
その間、同時にフィラリア等の伝染病の検査も受けました(いずれも問題なし)
2週間で胸水が消えたのち、レントゲンによる心臓肥大、
エコーによりHCMの診断を受けました。


                         ~つづく

次回はHCMの治療や薬についてまとめます。


<参考文献・参考サイトなど>

もっともくわしいネコの病気百科(学習研究社)

日本ベェツグループ より
猫の心筋症

CAT network 猫と暮らす100のアイデア より
猫の肥大型心筋症(HCM)

Feline Hypertrophic Cardiomyopathy



お守り袋のチカラ

2007-10-31 | 肥大型心筋症





これはお守り袋です。
てんとう虫の守り神がついています。


てんとう虫が光を受けると途端にきらきら輝き始め、ドキドキします。
最初、見たときにああこれは地球だなぁと思いました。
地球を背負ったてんとう虫がついているお守り袋。
これ以上に心強いお守りなんてないなぁと思います。


9月にお休みを宣言した時に、足袋ネコさんが心配して下さって
すぐにこのお守り袋を作って、送って下さいました。
黒留袖用の生地に金箔でてんとう虫が描かれています。

「旅で休みます」と理由を書かなかったので
みなさんにもご心配かけてしまいましたね…(^_^;)
ごめんなさい、そしてありがとうございます!

頂いたお守り袋には私が今一番守りたいもの、
テンのお守りを入れています。
テンのお守りはアメジストです。

私自身は一度もパワーストーンなど持ったことはないけれど
アメジストは心臓に効くらしい、血栓症予防になるらしいと聞いて…
ウソのようなホントの話?
でも今はとにかく病院での治療以外では
私が出来ることで「これはいいよ~」と言われているものは
試してみようという気持ちです。
かと言って、「魔よけになる純金の獅子」だとか、
「なんとか長寿の水」には手を出しませんからねっ!(^_^;)

テンが肥大型心筋症と診断されてから9月末で1年が経ちました。
おかげさまでテンの体調は安定していて、
走ったり遊んだりした後などに来る息切れが気になるものの、
毎日とても元気に過ごしています。

新たに肥大型心筋症というカテゴリーを作りました。
(左のカテゴリー欄にあります)
これまでの経緯や投薬のことなど、
過去の記事もそちらのカテゴリーにまとめました。

思えばうりが亡くなった時、くりが亡くなった時、
私たちは本当に無知でした。
今考えれば、こうしてあげられたかもしれない、
もっと長生きできたかもしれない、
あんなに苦しまずに最期を迎えられたかもしれない
いろんな後悔がぐるぐるぐるぐると渦巻いています。

3年が過ぎて、うりとくりは私たちを見てくれているのかな?
あまりにも悲しい方法でふたりが教えてくれたこと
何が何でも絶対に守り続けていきたいと思います。


いつも支えて下さっているみなさん、本当にありがとうございます。

そして最後に足袋ネコさん、本当にありがとうございました!



おまけ画像
今日はハローウィンだぞい





今週もありがとうございました。



旅猫シリーズ第2弾 その5

2007-10-31 | 旅猫




旅猫シリーズ第2弾~その5~です。


マーブル模様の空の下


牛柄の女の子


まっすぐ前を向いて歩きます


するすると路地を抜けていく後姿を見送りました


この街に移動して、最初に出会った猫さん。
まだ小さいけど、しっかり歩いてる。
人に媚びない凛々しい女の子でした。

旅猫シリーズ第2弾~その6~へ続きます。