REVIEW&THOUGHTS
ユリシーズの去った後のヤビツを、痛々しげに見つめるブランタイル。
彼は、陸に上がった原子力空母エレクトラの艦長。
アオイと無線で連絡をとりながら、静かに復興を決意…
復興!?
できるか?原子炉があるからこそ栄えたヤビツなのに。
まぁ…暮らしていくための土地としては再興しないといけないけども。
そのユリシーズに必然か偶然か、乗り込んだキールとイスラと赤ん坊。
ほっとする間もなく、艦はドゥーラビィーラ状態へ移行…
里山の乗る、護衛艦てしお、その他潜水艦にドゥーラ・ビィーラへと追い詰められていたユリシーズは、グールドの指示でそれに飛び込むことを決定。
キールは体験したことも無く、「誰も生きては帰ってこれない」と聞いたことがあるだけのドゥーラ・ビィーラ。
けど、イスラは何かを知っている顔。
父親に関係あるんでしょか。
父親といえば、キールとイスラの子どもだと思い込んでたジョゼでした。
当然思ってただろうな。んで、それがまたティーンとの違いに失望をプラスしてたんでないかな。
そんな副官を持つユリシーズ艦長グールド。
彼の若い頃、そして旧知の仲である里山の若い頃、その2人をブランタイルと共に世界の救出と復興に注力していたアオイ。
4人の結束は固かったはず…
けれど、グールドは人間の愚かさに嫌気がさした…らしい。
お互いによく知るもの同士の戦い、前回の「裏切り」はここにも掛かってたんだ。
てか、ここにかかってたんだろうな。あら。
ソナーを打ち続けて、魚雷合戦へ。
けどグールドの作戦には太刀打ちできず、ドゥーラ・ビィーラ内へと逃がしてしまう里山。
爆発音がしても、グールドが反撃のひとつもせずにみすみす逃げるわけがないと言い放ち、生きていますと結論。
実際に死んだら何を言うんだか。
ここで、ハンマー・オブ・エデンの解説が出た。
突然あふれ出した水は、惑星自体を飲み込みながら60億の人類を沈めた。
宇宙からの画が、ものすごかった。
赤道あたりから噴水みたいに噴出した水が、海水が、ベールで覆っていくように地球を飲み込んでしまった。
90%の陸地を失ったあとの地球の海底地図などあるわけもない。
そこに、さらにドゥーラ・ビィーラなる真水の海流が現れた。
どこから発生して、どこに流れていくのか、それすら誰も知らない。
それに巻き込まれたら最後。
激流の中から生き残った者は、皆無。
ハンマー・オブ・エデン後の地球の姿は誰にも分からない。
その地球の地図を頭に描けるのは、衛星から地球を眺めていたというキールとティーンだけかもしれない…
グールドはそう呟く。
そのドゥーラ・ビィーラの激流を利用するという突飛な計画を実行したユリシーズは無事に元アラビア海へ到着。
日本にあったヤビツから、ほんのちょっとでアラビアへ!!
「地球の1/3も移動したんだ!!」とやたら解説風に騒ぐキールに、グールドは呟いたのだった。
「お前も宇宙から地球を見ていたのか」、と。
あれが故郷の地球だよ、そう言われてもピンと来ないキールとティーンは、衛星で生まれたのかな。
「ずっとあそこに居たかったんだ!!」
度々出てくる火災の中に佇む宇宙服の母親?、あの事故が原因?
けど、衛星自体は今も回ってるっぽいし。
真水海流を利用して、アラビア海までぶっ飛んだユリシーズ。
そろそろこの船降りるから、そう言ったキールを、潜水艦の上へ連れ出すグールド。
キールが見たのは、かつてのアラビアとは似ても似つかぬ、極寒の地。
「一番近い港」なんてあるはずもなく。
かつて石油で世界を狂わせたアラビアの民は、その資源を自ら封印したという。
その跡地となったクレーターと共に生きられるものは、誰もいない。
キンキンに冷えて凍っている(特に海水まみれの)鋼鉄に触ったキールは、案の定手が張り付いてしまう。
それを溶かすのは、あったか~い液体しかないってんで、イカサマ賭博で衣服を取られた潜員達のありがた~い液体(笑)で溶かしてもらう。
それしかないかな、艦長!
面白かったから許すけど!深夜だからこそのエピソードに入るか入らないか…
ま、どっちでもいいや。
とにかくユリシーズを降りそびれたキールは、赤ちゃんの名前にキールの名前をちょうだいというイスラの頼みを断りそびれて、ティーンだといいそびれる…
しそびれてばっかじゃ、お前!
一方で、アオイと共にティーンは軍事地下基地ノーラッドへ。物騒な…
乗り込もうとしたヘリに、駆け込んできたのはどこに紛れていたのかダチョウ。
ダチョウだけど、その名もダチョウ。へ…
えさにされるってことで、何か見覚えのあるティーンの下へと走った。
何とかかんとか、乗り込めたところにアオイの「いざとなったら羽毛になるし」の一言に真っ青な彼。てかダチョウ。
ようやく、EDに出てくるシーンが全て見られました。
ダチョウ君がああやって騒いでたのは、アオイのせいか。
最初は、弱々しいくせに大義は大きいおばあちゃまかと思いきや。
意外とダークな面も持ち合わせ。
ま、いいよ。そっちのほうが面白い。
正義感たっぷりの、丸出しの、世界の平和はあたしがやらなきゃ!なんておばさんはイヤだ。
このドゥーラ・ビィーラ、打つのがめんどいだけじゃなく、単語の意味がまったくわからん。。
後、HOE(ハンマー・オブ・エデン)もかなり、すんごいモノでした。
地球の半分より大きな津波がいきなり都市を蹂躙してきたら、死ぬよなぁ…
てか、今の世界人口60億だし。
ほとんど全滅ってことで考えといていいのかね。
それとも、設定的には人類の3/4とかかな。
とりあえず、本日の送信、終了。