偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

マスク不足をのりきる知恵~思考実験編

2020年02月18日 07時28分24秒 | ◎ツッコミ思案neo
かのCIAの主たる情報源は実は書籍・新聞・テレビそしてwebサイトなど表のメディアだ。それに倣って思考実験で真実に近づこうという試み。

(初投稿日 2020-01-27
 思考実験と聞くと、なんか実用性のない
屁理屈をこねた机上の空論みたいに思えるかもしれないが
すべての科学的結論の
前提にも、
途中にも、
或いは、結果をまとめる段階にも
思考による精査はからんでくるもの

いくら実験結果やデータを集めても
解釈が間違っていてはもともこもない
だからちゃんと考えよう

日本人は「発酵食は日本の知恵」とか喧伝するくせに
「微生物まわり」
「免疫まわり」
「疫学まわり」の理解が実は弱い
たとえば乳酸菌の「腸に生きて届く」という売り文句に
いまだに踊らされている点や
病的に除菌にこだわっている点
これらについては今はあえて深追いしないが
簡単にいえばこの2つも
ごく一般的な誰でも持ち合わせているような知見を組み合わせる思考実験だけで一蹴できる。

ウィルスは分類上生物ではない
だから微生物でもない
菌とも違う
こういうツッコミも日本人は実に好きだ
これは実に無駄な足止めだ
コロナウィルス。

【思考実験の1】(注:ここは初投稿時の2020-01-27 03:13:31の情報)
致死率や感染しやすさについて結論を出すにはまだ早い。
それは「SARS」「MERS」が
当時、発生からどのように発表が変遷してきたか
図書館あたりで新聞の縮刷版でも繰ってみるればわかる
そこいらへんから情報を精査すると
「変異して強力化した」んぢゃなくって
はじめに確認された時点からその「強さ」だったんぢゃね?
という推論が成り立つ
だから中国は信用できないけど
WHOは信用できる
…とはいいきれない


【思考実験の2】
「ヘイト」と思われがちなスタンスに注意。
なんかことさら「国籍」にこだわって発表するのは、それこそ誤解をまねきかねない
別に国籍で感染するわけぢゃないんだから
ここは「入国拒否」ではなく「入国制限」とか表現すればよかったのではと思う
日ごろから言葉あそびは得意な政治家なのだから
むしろ、ここぞとばかり中国に対して攻撃的な言葉を浴びせたかった?
と逆に勘ぐってしまう
言葉のセレクトは科学と関係ないと思われるかもしれないが
混乱の抑制や事態の理解・周知にコトバは重要だ

【思考実験の3】
どこに線を引くか問題。
(或いは引いたと解釈されるか問題)
ある司会者が飛行機での体験談として
けっこう多めに咳をしている人がいて
それを見たおっさんが大声でCAさんよびつけて
「あれコロナウィルスぢゃねーのかっ!」と大きめの声で叫んでたと
過剰反応ぢゃね?みたいに
一方的におっさんがワルモノに映るような紹介してたけど
まとめてポイはキケンだ

まず多くが未知という状況では
「敏感になる」のは当然だし
むしろ多少、多めにビビってたほうがいい
だからそのこと自体は問題ではない
多分、ベストな選択はCAさんをそっと呼び
「咳をなさっているお客さんがいらっしゃるが、大丈夫でしょうか」と確認すればよかった
ただ
実際に起きた「暴挙もどき」も
ひょっとしてまだ情報があまり周知されていなかった状況だったとすれば
「そうか、そういうことか、自分も注意しよう」と
まわりを啓発できた結果なっていた可能性もある。

だって
たとえ唯の風邪でも無防備に咳まき散らすのは
まあまあダメな行為だ
赤ちゃんが泣いてるのとはワケが違う

歩いていると背後で大きな咳の音がして
背中に風圧を感じることがあるが
アレ、ホントにマジかんべん
特にエスカレータでやられるとさっきの機内のオッサンみたく大声出したくなるぜ

【思考実験の4】
マスクってどうなの?問題。
かつては健康情報番組ではウィルスはマスクなんか平気で通り抜けると
「科学的知識」をしたり顔で語っている専門家がおられたが
今回は
多少のフィルタリング効果はあるというアドバイス
プロの空き巣に破れぬ鍵などないが
めんどくさくすることで時間稼ぎになって
結果として防犯効果は増す…に近い理屈か

専門家もひっかけ問題みたいな「常識のウソ」披露ではなく
普段からこういう「実質的なハナシ」だけしてくれたらいいのに

「菌はまだこんなにいます」という蛍光写真みせて煽った挙句に
過剰な除菌でむしろアレルギーが増えたり免疫力が下かったり…
(結果、総体致死率はあがってさえいるかもしれない)

多分、
「まだこんなに菌がいる」
のほとんどは
健康な人にとってはぜんぜん許容な数値なのだと思う
結局マスクはしたほうがいいのかもしれないが
いまマスクは売り切れ状態だ。

【思考実験の5】
そこで思い出したのは「水」
多くの医者がインフルエンザの季節を乗り切る方法として
診察の合間にこまめにペットボトルの水を飲むというのを語っていた
そのインタビューを受けていた医者の中にはマスクすらしていない人も多かった
手洗いも含め水で流すのはかなり効果があるらしい
口に入っても、そこから呼吸器系などの「目的地」まで達しなければいいわけで

そもそも乾燥させないことは重要だとか
ペットボトルはつけっぱなしのマスクと違い、めんどくさくはあるが
効果は高そうだ
むかし流行ったペットボトルホルダーとかまた売り出せばいいのに
でも
生産拠点は中国か?

【思考実験の6】
お上の施策は正しいのか?問題
個人でどうなる問題でもないので
机上中の机上ということになってしまうかもしれんが…
こうなってしまった段階で
つまり世界の27の国と地域で感染が確認されてしまった現在
中国からの渡航者だけをストップすることにどれだけの効果があるのか
すべての入国者を一定期間隔離するか
あるいはむしろ経済的な打撃を考慮して緩めるか

【思考実験の7】
「寝てもだめならアリナミン」
というCMがあるが
栄養ドリンクなどを友に徹夜したりするのは
コンプラや働き方改革の今
奨励できないという苦肉のコピーなのだろうが
だとすると
「寝てもダメなら医者にいけ」
だと思う
さて、ここに新型コロナウィルス対策のヒントがある。
感染しても発症しない人がいるとか
持病のある人は重症化するとか
ということは
健康度が平均かそれ以上くらいの人は
比較的安全なのではないかという推論

とりあえず寝不足だけは避ける
栄養はスペシャルを余分に足さなくていいから
不足だけさける
ジャンクフードは避ける

【思考実験の8】
ヨーグルトを食べる。
まるで戦車に竹槍で向かっていくような
非科学的な対策に思えるかもしれないが
一時期、売り切れが続出したR1ヨーグルトにまつわる話を思い出した。
インフルの季節にメーカーが小学校にR1を提供し食べ続けてもらったら
目に見えて効果があったとか
ただ、この実験でズルいと思ったのは、
他社のヨーグルトを食べてた集団と比較したわけでないこと
逆にいうとヨーグルトはすべていい…ともいえるかもしれない

もうひとつの参考は
Yという方がネットでレポートしていた「R1の培養実験」なるもの
これは一時期流行ったヨーグルトメーカーの種菌としてR1を使って
できたヨーグルトをバカ食いしたら風を引かなくなったというもの
警戒すべきバイアス1としては
Yさんは伝説のハッカーだという点。
とうとうヨーグルトもハッキングしたかと
一瞬、一般人より信憑性が高いと感じてしまったが、
彼とて電子顕微鏡でR1菌の増殖を確認したわけではないのでそれがR1だという保証はどこにもない。
 実際、メーカーは
「ヨーグルトメーカーでR1は増殖できない」
と言いきっている。
 ただしこれは賞味期限がすぎたものを食べろとは立場上言えないと同レベルのただの原則論の場合もあるから増えたのがR1菌でないとも言いきれない。
 が、
 無限に増殖すると考えがちな菌類だけど、メーカーがたとえばブルガリアから菌株を輸入しているというような事実を聞くとR1も簡単には増やせないという主張にも一定の信憑性はある。
 一応、マニアでない人のために補足しておくと一般のヨーグルト製品は数種の菌が入っている。
 だから何かしら乳酸菌は増えたのだとは思う。そして健康になれたんだから、プラセボ効果以上のなにかもあったんだとは思う。

 で、結論としてはやっぱりヨーグルトは健康にいいかもしれない。

【思考実験の9】
 でもヨーグルトはあまり好きじゃないなという人にはきっと効果がないという推論。

 統計の落とし穴は因果関係と相関関係の混同。

 年をとってからもセックスしている人は長生きするという研究報告があったけど、そもそも元気だからセックスできんだろ、あるいは生命力があるから性欲も健在なんだというツッコミも成り立つ。
 だから一時期、長寿の秘訣は肉食みたいなのが流行ったけど、長生きな人に肉好きが多いだけかもしれないから、胸やけしながら無理矢理あまり好きではないステーキ食ったところで長生きはしないのではないか。
 食物の持つ『有効成分」に根拠はあるんだろうが「相性」もあるのではないかという推論。どう見ても偏食なのに健康な人もいる(10年後くらいにツケがくる可能性もないとはいえないが)
 
 するってーと、すべては生まれつき…という身もフタもない結論になってしまう。

 でも、R1を増やしたプレーンヨーグルトの味って日本人の8割くらいの人にとって「あ、なんか美味しいかも」
とか
「プレーンでもけっこう食えちゃうかも」
てな風味だと思う。
 甘いままのR1を2カップ食うのはきついがプレーンだったらペロっといける(個人の感想です)
 先述のようにそれはR1菌ではないのかもしれないけど、すR1製品を種菌として増やすと毎回、さわやか系の同じ味にはなる。

【思考実験の10】
 実は文の端々からモレてるので薄々バレているかと思うが、私もヨーグルトを自家発酵させている。ものぐさなので牛乳パックごとそのまま入れるタイプのやつ。最新式は違うのかもしれんが、このタイプは基本下半身しか温めないので上のほうは5℃近く温度が低くなってしまう。
 ちゃんとやろうと無思ったら途中でかき混ぜるのが正しいのだろうが、雑菌が入るのもいやだしとそのままほっとく。いまのところ大した問題もない。
 そして私は美味しさは二の次なので少し長めに発酵させる。できれは1つのタネで、ひ孫まで作りたいので(笑)。
 ここ最近は口臭を消してくれるというロイテリと虫歯を予防するという8020乳酸菌をかわりばんこに使っていたが、テレビCMの免疫アピールに踊らされて「プラズマ乳酸菌」に戻った。むかしは「プラズマ乳酸菌」というズバリのがあったが、いまだと「IMuse」ってやつ。
 先述のようにちゃんと冠の「主役」が増えてるとは限らないのがとりあえず乳酸菌はいいはずだ。
 ただ一時期流行った某健康本の著者が指摘する「乳製品はカラダに悪い説」も一定の根拠はあると思う。
 食習慣というやつだ。たとえば海苔くっても欧米人は消化吸収されないらしい。乳製品も日本人が食い始めたのは戦後のことなので日本人向きではないという理屈。
 そこらへんは各自判断してほしい。

 先述の偏食なのに健康な人も実は独自の腸内細菌を飼っているのかもしれないが、短期で判断はできない。ちなみに肥満の治療でウンコを移植するというのがある。腸内環境をまるごと他人から貰うという理屈。

【思考実験の11】
 せっかくなので、さっきは深追いしないといった「生きて届く」の話題にふれておこう。
 免疫関係にすごい効くんですみたいなCMのプラズマ乳酸菌だけど、スーパーやコンビニにいったらそれらのペットボトル製品があることに気がつくと思う。
 もう答えは半分でちゃったよね。別に乳酸菌は生きてる必要はない。生きて腸まで届いても多分、すぐに死ぬ。
 だって生きながらえることができるんだったら、そこに定住するだろうから、せいぜい2~3回摂取すればすむハナシ。それぢゃ乳業さんも商売あがったりですわ(笑)
 死んでも役に立つ、どころかは死ぬと萎縮して腸のいろんなところに入りこみやすくなって免疫系を刺激してくれたりするなんてこともあるらしい。
 フェカリス菌なんてほぼ死んでる製品しか売ってないし、生前から「細かい菌」というのを売り物にしてる。売り文句にするってことは小さいほうがいいことが多いってことだろう。
 
 植物性乳酸菌は生きて腸まで届くのが多いらしいけど、単純に漬物と日本人の歴史は古いので生きてる死んでるに関わらずよさげだ。
 
ってぇことは吉永小百合ちゃんの宣伝してたヤツをわざわざ買わなくても漬物食ってりゃ健康だ。塩分の摂りすぎには気をつけてね。
 
 ここで以前、「世界一受けたい授業」でそばやふすまなどに含まれるLPS(リポポリサッカライド)というものが免疫ビタミンとして取り上げられたのを思い出した。放送後に、掲示板などでLPSはそもそも大腸菌やサルモネラ菌などグラム陰性菌の細胞壁の成分だから、それが健康にいいなんてトンデモ理論だというツッコミが多数あった。が、私はこれを見てむしろヒントを得た気になった。つまり悪玉菌の死骸でさえ、クスリになってるのではないか?と。
 
 そもそも善玉菌と悪玉菌の明確な区別などないという専門家もいたし腸内にすむ菌の大半は何をしてるかわからない菌だそうだ。菌の死骸はウンコの原料でもあるらしいので嫌いぢゃなけりゃ食物繊維的活躍も期待して1回に500mlくらいのドカ食いもアリぢゃねーかと思う。菌の中には毒素成分を出すものもいるから何でも煮れば食えるというもんでもないが、過剰な除菌をしてなかった昔は、未知の菌も含め多種多様な微生物が死んでもヒトの免疫形成に貢献してたんぢゃないかな。
 
【思考実験12】 
 あるサイトでいろんな素材を自家製の菌で発酵させている方がいたんだが、衛生上問題だみたいなツッコミをしている人がいた。
 
 その人に言わせりゃヨーグルトみたいに出所がハッキリした種菌でないと安全ぢゃないってことなんだろうけど、だったらテレビとかでたまにやってる水キムチとかもダメ?ってハナシになる。
 
 自分の買ったヨーグルトメーカーにも林檎の皮を発酵させるレシピがのってたが、その場合の菌は買ってくるんぢゃなくって皮に元々いる菌を利用。しかも皮はよく洗ってと説明にあったので、菌の生命力には敬服だ。
 
 実はうちの冷蔵庫にも偶然拾った菌が入っている。それは多分ビール酵母の一種だと思う。リンゴ果汁がシュワシュワと炭酸になって思いっきりビール臭がして飲むとアルコールも分も出ている。ただ私は今現在、アルコールは断っているので煮飛ばして料理に使うとかしている。いまのところこれに関してはは無限増殖している。もう5年モノくらいだ。
 
 さて、てなわけで 
 「だったら●●はどうなるんだよ」 
という近似を探す行為は「お手軽思考実験」の基本ワードだ。 

  ヨーグルトの自家発酵をはじめたころ、ネットで片っ端から情報を漁っていたら 
「ヨーグルトは振動に弱いので注意しなければならない」というのがあったが多分、ガセ。
  「だったらどうやって工場から運んできたんだよ」…ってことになるから。
【思考実験の13】
  マスクが足りないならマスクをディスってみよう(笑)。 
 マスクがフィルターだとするなら、そこには濃縮されたウィルスがたまっている。外すときにウィルスに触っちゃってるみたいな注意喚起はよく情報番組でも見聞きしたことだろう。
 
 実際のところ「うっかり」を完全排除して、あんなに毎回毎回スマートに外せるか?そもそも濃縮爆弾の要注意タイミングは外す時だけなのか?
 
 顔をさわるクセのあるやついるっしょ?うちの近所のスーパーのレジの青年がそうだ。しかも本人は無意識だろう。
 
 あちこちイイ感じで湿ってる人間のカラダというのは実によくできた防御要塞だ。ちゃんと機能していればむしろ人間の基本動作から考察するに不慣れなマスクなんかせずに、ただただ水だけ飲んでるというのは、「苦肉」ではなくむしろ「ベスト」ぢゃね?
 
…という結論。
 
 ペットボトルの水を緑茶に換えたらさらに抗菌、抗ウィルス。
 
ただし、緑茶飲みすぎると胃がもたれる体質の人がいる。私だ。緑茶の残留農薬に対する化学物質過敏症かも?と勝手に思ってる。別に理由はどうでもいい。合わないとなったらやめればいいってこと。
 
【思考実験の14】 
 継ぎ足し、継ぎ足しで文を追加していたらビッカーン思いだした。前に某有名長寿番組で江戸時代から継ぎ足してきたタレは3年ちょいで中身はすっかり入れ替わってしまうから意味がないみたいに、したり顔で説明されてた科学マニアのセンセーがおられたが、ここまで読んでいただけた方々なら
 
「そーいうことぢゃねーだろ」
 
と一緒に突っ込んでいただけたかと思う。
 
 発酵でなくとも、寝かせるとか、馴染ませるとか、作業場をムダにくわないとか合理的な理由がいろいろあるはず。
 
 上から目線が介在すると「思考実験」は敗北するって例でした。というか日本人は誰も得しないツッコミが好きな国民性だ。 

  なぜぺこぱはもっとテレビに出ない? 

 【思考実験の15】 
 花粉対策とのアナロジーチャレンジ。
  テレビでやってる花粉対策を思いだしてみる。帰宅時は玄関の手前で服に付着した花粉を落とす。 
 これをウィルス対策に当てはめたらどうなるか?玄関手前で全裸になる?服は洗濯?ぢゃ上着は?クリーニング?毎日?
 
 現実的ぢゃない。新型コロナウィルスがものすごい感染力で恐るべき致死率だったらそれでも仕方ない…いや、だとしたら選択肢はそれぢゃねーな。シンプルに外出は避けて家に籠るとか。
 
 兎に角、マスクって外し方間違えると手にウィルスベットリだよ…なんてとこに気をとられてる場合ぢゃなくね?ってハナシよ
 
 いまののところ知り得る情報の範囲でいえば
ウィルスは口の中まではギリセーフ、
あとは水飲んで流す。
 
が、やっぱり有効そうだ。
 

 【思考実験の16】
 巷でいわれるライフハックというのは
実はかなりむかしからあった。 
「伊藤家の食卓」?
いやそれよりももっともっと前から
 
『知らないとそん500』 なんて本とか
学習雑誌の付録冊子とか
かつてはどちらかというと子供向けのものか盛況だった
こないだ、その中にあった
「吸盤は熱湯につけると復活する」
というのをふと思い出し、
まぁ100円ショップのやつだしダメだろうなと
ダメもとで、やってみたら上手くいって驚いた。
 
太陽と磁石で時刻がわかるみたいな
キャンプ系というかサバイバル系もけっこうあって
それらはついぞ使うことはなかったが、
今の今になって
「のどが渇いたら小石を舐める」
というのを思い出した。

何が言いたいのかというと
一応、結論としては手間対効果の面で
「飲料水de流し」
が有効ということになった。
 
でも、水を持ち歩くのは面倒だし、忘れてしまうかもしれない
まぁいちいち自販機でもいいけど経済的ぢゃないね
 
だったらアメ舐めるのもいいんでは?
と思った
そもそも唾液自体、免疫効果があるし
 
でも甘い飴舐めすぎると舌が荒れる。
そもそも味がするものを1日中舐め続けるのも
逆にストレス
 
そこで少年雑誌の付録の知恵「小石」(笑)
角のない丸っこいのは河原にあるよ
もちろんよく洗ってね
そうはいってもあんまり舐めたくないよね
石の種類によってはヘンな成分しみだしてきそうだしなぁ
 
味のしない飴とか売り出さないかなぁ
 
または転がせるマウスピース
 
という商品提案 

とりあえず今は
水と飴の併用で 

【思考実験の17】 
テレビで 
「マスクは1日くらいなら使い回せる」
 などという
斬新なことをいう専門家の方がいた
外すときに触る場所まで注意しなきゃならんのに 
ただ
これはヒントにはなる
 
食べ物の「賞味期限」についての質問は
ヤフー知恵袋では定番の感があるけど
みなさん、かなり控えめだと思う
答えるほうも知ったかぶりたいから、
 
なにかしらオフィシャルなものをググってしまうという
へんな構図が裏にはあるのだろうと思う
「集合知」であるべきネットなのに肉感的な体験談がない
 私に言わせりゃ
レトルトパウチや缶詰なんて 
基本、半永久だ
(同じ缶でも飲料は少しだけ事情が違う)
 
ワインなんてあんな古いの飲むんだぜ?
 
世の中にはオフィシャルにはダメでも
実は大丈夫なものもは多い 
声を大にして言おう
使い捨てマスクは洗える
 
そもそも100円ショップのマスクなんて
元々そんな厳密な作りになってないだろう
(↑だから洗うなってことかもしらんが)
っていうか薬局の1箱500円前後のやつもさほど変わらないクオリティ
 
手洗いがめんどかったら
洗濯機に放り込めばいい
ただヒモが切れることがある
ネットにでも入れたらいいかもね
 
え?
このブログではマスクはいらないって結論ぢゃないのかって?
あるものは使えばいいぢゃん
 
 【思考実験の18】 
今年の第92回アカデミー賞は
ポン・ジュノ監督の韓国映画『パラサイト半地下の家族』が
作品賞、監督賞など4冠の快挙を達成した。
 英語以外の言語の作品賞受賞はフランス映画でも成しえなかった快挙だ
 っていうか、ノミネートされた時点でスッゲェ快挙なのに
日本のマスコミときたらほとんどは事実関係を伝えるだけだった。
「スルー」というのは 
やらかしてしまった場合と違って
それこそスルーされがちだが、なかなかケツの穴の小さい嫌韓バイアスと言わざるを得ない。
 
 バイアスは視界を曇らせる
リテラシーの敵だ 

 前に、文春が「アナ雪」の韓国系クリエイターかデザインに韓国の伝説に纏わる要素をもぐりこませたというエピソードに対して「アナ雪は北欧伝説がモチーフです、おあいにくさま」などという謎のツッコミをしていた。別に「アナ雪」のルーツが韓国だと言い張ってるわけぢゃないのに。日本人クリエイターが歌舞伎のエッセンスを入れましたみたいなことなのに。 
 まるでQ&Aになっておらず、まるでそれは安倍首相の答弁のよう。思想というより文章としてヘンだった。
 ヘイトバイアスは一流記者から文法も奪ってしまうようだ。
 
 二大週刊誌のもう一方、「新潮」はさすが「新潮45」のDNAというべきかコラム陣に「右の強打者」が揃ってるので、あんな記事をのせる「文春」でさえもリベラルに思えてしまう。というか嫌韓はもはや日本ではスタンダードになってしまったのかもしれない。大手書店にも一時期POP付きで「嫌韓コーナー」とかあったし。
 
そら永江朗も嘆くちうねん。
  
 「相対」に埋もれると感覚は麻痺する。
ヒトは基準点からの距離しか感じることができない。
  
 コンビニ店員のカタコトやブスいじりがお笑いネタとして成立してしまうこの国の基準はダイジョウブデスカ?
 
メーキャップ・ヘアスタイリング賞を受賞したカズ・ヒロ(辻一弘)さんは日本の文化が嫌になったとインタビューに答えたとか。さっき下のほうにgooニュースとして見出し表示されてたやつ。めでたい席での母国からのインタビューで社交辞令もすっとばして本音を語るとはほとほと嫌気がさしたんだろうね、 

今回の中国批判の中にバイアスはないか?
そもそも日本政府は大丈夫か?
(少なくともアレと、アレは、別にココで粒だてる必要なくね?みたいなのはたしかに散見された)
日本の先端な医師を派遣してヘルプみたいなアクションはねーのか 
とりあえず
混乱がちのときは
いちいち立ち止まって考える必要がある
…と思う。
 
だってさぁ
マスクって中国から調達するんだぜい。
花粉は水では流せない。
 
【思考実験の19】 
 「疫学または統計学的に有意」ということ。
~追悼・野村克也監督。
 

 いいかげん新しい記事として投稿しろよってハナシだが、この投稿で一段落する予定なので、リミットの3万字まで書き切る。
 
 今朝、速報で野村克也氏の訃報が伝えられた。このブログをすべて見れば私がヤクルトファンでノムさんのファンだと気付くだろう。(まぁ見ないだろうし、気づいたところで何?…だろうけど…)
 氏が球界に残してくれた大きなレガシーは統計的手法で先入観を排するということ。学問を名乗るには不完全だという専門家の不毛なツッコミに備えてあえて「統計的」と表現した。
 でも、私に言わせりゃ氏のID野球はあくまで基準点になるべきで、そこからいくつものID流派が出現して(もちろん学者が絡んでもよい)もみ合う展開が正しい。だってオンリーワンのままだと野村IDになにか欠点が見つかったときに全否定されかねない。
 主観を排するという考えはすべて分野で必要だ。たとえば今回のような伝染病を調査する「疫学」という分野があるが、これも統計学的に原因・結果などをあぶりだす手法だ。
 
 以前、「1日3食vs1食論争」をテレビでやっていて、出演した医者のセンセーが「実践している私が何よりの証拠です」と言いきっていたが、それは統計的に見ればたったの1例にすぎず調査開始や仮説や予想をたてる理由づけにはなっても結論には到底なり得ない。専門家たる医者からしてそんな発言をするくらいだから日本の社会は統計学と遠いところにいる。
 国民的アイドル(この表現は統計学的に正しいか?)とされている指原莉乃さんは美味しんぼの作者が提起した福島の放射能論争に参戦して「私も福島に知り合いいるけど鼻血出してる人なんていない」と言いきっていた。彼女の福島の知人というのが2000人くらいいれば統計的に有意といえるけど、5~6人だったらハナシにならないし、その人たちも密に連絡をとるような間柄で、しかも対等な立場でなかったら参考にすらならない。たとえばロケ先で知り合ったようなファン目線含みのつきあいだったら面倒なことはいちいち言ったりはしないだろうから。
 そんな彼女も素晴らしいヒットを打ったことがあった。
 「努力が報われないことがあるあろうか。報われない努力があるとしたら、それはまだ努力とは呼べない」という王貞治氏の伝説の迷言を「ずるい」と一蹴したのだ。
 この国では偉い人の「成功体験」は「絶対」で統計学より上にくる。
 
 ノムさんに話を戻すと、名将・知将といわれた氏も阪神・楽天では優勝という結果を出せず、実際に優勝した星野監督が世間の賞賛を集めたが、実はノムさんが巻いたタネがあとになって花開いた側面もあったんぢゃないか?と思ったりする。
 逆に闘将氏は「愛のある鉄拳は暴力ではな」いという超法規的なへんなレガシーを残してしまったんぢゃないだろうか。これも日本文化特有の偉人の成功体験だ。
 
 これからビッグデータの時代なのに「数字じゃないんだよ」とか「正論は聞きたくない」とか積み上げてきたものをあっさりとキャンセルするワードがまかり通っている日本の未来はどつちに向いている?
 
※「検査103人のうち65人感染」などと報道されていたけど、ここでヘンにシロウト統計学を発揮してビビるのはまだ早い。専門家が「衝撃うけた」なんていっちゃってたけど、プロとはいえ現場の状況(密室度合いとか濃厚接触頻度とか)を正確に把握していないんだから言葉選んでよ。こーいう非常時にメディアに駆り出される専門家というのはテレビの前にシロウトが何百万人もいるという意識が抜けている場合が多いので見るほうもそこらへんは「勘定」に入れて判断しよう。 

 
【思考実験の20】
 「だったら●●はどうなるんだよ」 
という近似を探す行為は「お手軽思考実験」の基本ワードだと書いたけど、今回の船まるごと隔離案件に対する「?」も含め思うのは新型インフルエンザ騒動の時と比べてあたふたしすぎぢゃね?ってこと。
 
 「豪華客船」という舞台装置がマスメディアの格好のネタになってしまった感がある。むかしカサンドラクロスという映画があった。これも前にも書いたように見た隠れアスペルガーなので(隠れてないかも)画のオチは殆ど覚えてないが、たしか列車の中で伝染病発生して、菌の出所が生物兵器だったかなんで当局が列車もろともなきものにしようとカサンドラ鉄橋(クロス)を爆破しようとするみたいなハナシだったと思う。乗客たちの命運は覚えてないがジェリー・ゴールドスミスの音楽が美しかったのだけは覚えてる。政府の「エエカッコ」のいけにえにされちゃってんぢゃね?という点で近似があるように見える。検疫官が感染したことに「防護服を着てなかったのか?」と大騒ぎしてるけど、「モノの相場」を知らずになんとなく非難できちゃうのが今の日本のマスコミだ。(いちいち防護服なんて着ないらしいぜ。
 
 なんか「数え方」を間違ってみえる。中国で感染者、死亡者が多いのはそれなりの理由があるわけで、あれいれて「致死率」比べるのは正しくない。諸条件の近似&差異をなんやかんや考慮すると新型インフルと同等か、むしろインフルのほうが怖かったんぢゃねーかとさえ見える。
 
 船の中で感染者が見つかるのは見つけるからだ。密室の中で軟禁されてたら免疫力もさがるんぢゃね?「客船=金持ちの遊び」的なやっかみバイアスはウラにないと言いきれるか?世界の27ヵ所以上はこんなにも隔離されてないわけで、そこからは自由に来日してくるなかで、わかりやすい「水際」だけ頑張ったところで意味あんのか?やっぱり政治家の「やってますアピールぢゃね?
 
【思考実験の21】
  日本で指名手配されていた中国人がマスクを買いに再入国したところを逮捕されたというニュースがあった。「日本で売ってるマスクの大半は中国製なのに」という間違ったツッコミをするひといる。
 工場からは買えないだろうと冷静な指摘をしても、今度は別のところから「えっ?うちの近所のハム工場は切り落とし売ってるよ」という特殊な例でつっこんでくる人がいる。
 なんでこういうめんどくさいことが起きるのかといえば、発言者たちの向いてる方向が「問題解決」でないばかりか、揚げ足取りや知識自慢だったりするから。前出の「伝統のタレ」につっこんだ科学マニアも同じこと。 
 震災後の節電下での相次ぐイベント中止で「花火大会は電力つかわないのに」と強めにつっこんでる輩がいたし、消費税値上げ時に値上げをしただんご屋さんに「便乗値上げ」と非難した輩もいた。ランニングコストは食べ物ではないし、 花火大会に行ったら、その場で停電になったところを想像してみればいい。そこから一歩も動けなくなるはずだ。それが正しい「思考実験」。
 
 千原ジュニアが「柚子七味って八味やん」とつっこんでいた。これが「ボケ」としてだったらいいけど「ツッコミ」だとするとただの揚げ足取りの事実誤認だ。
 かつて身体能力の高い子供がみな野球に流れたようにクリエイティでアタマのいい子はお笑いに行く時代なのだろうと思う。芸人のみなさんがアタマがいいのは疑う余地もないが、調子に乗ってへんなツッコミ文化を流行らせてしまった気がする。某松本氏のようにアタマのよさは知識をもカバーするとばかりに、ノー予習で重要に問題にコメントしてたりする。ファンはあんたの発言信じるんだから無責任な発言は困る。
 
【思考実験の22】 
 球界からよせられた野村克也氏へのお悔みのメッセージの中にダルビッシュ有投手の名前があった。同じチームだったことのある方々が大半だった中で目立っていた。
 スランプの時に野村氏がテレビ番組の企画で日本のベストナインという中に自分を選んでくれたという感謝のエピソードをあげていたが、野村氏と一緒にやりたいとまで言っていたのは彼らしいと思った。彼は理論派なだけでなく「聞く耳」をもった数少ないアスリートだったから、野村氏から吸収したいと熱望したとしても不思議はないと思った。
 「セイバーメトリクスの落とし穴」という本を書いたお股ニキという方がいるのだけど、彼はいってみればデータを駆使した思考実験をする野球マニアだ。
 彼がツイッターでダル批判をしたのにダル本人が反論したのをキッカケに交流がはじまり、彼はダル氏に意見を求められるまでになった。
 監督の言うことすらかきない選手もいるというのにシロウトの意見まで取り入れよういする彼の碧眼ぶりは敬服だ。
 マジで野村監督とダルビッシュのシナジー効果が見てみたかったぜ。
 
 野村監督といえば私は氏がヤクルトを率いた最後の試合を見に行ったことがある。監督の引退試合というのも異例だけど、ノムさん下敷きが配られたのも異例だった。
 阪神戦だったのだけど試合後の挨拶の時になっても阪神ファンは帰らなかった。
 ヤクルトがセリーグ優勝を決めた試合も阪神戦だったが、その時も多くの阪神ファン胴上げを見守っていた。それどころか阪神ベンチに向かっておまえらもしっかり見とけみたいなヤジまでとんでいた。ハッキリいって当時の阪神は野村ヤクルトにとってお得意様だった。
 で、監督の引退試合。挨拶の最中も阪神ファンからまた声がとぶ。
「次はウチにこーい」
とヤジとも懇願ともつかない言葉がレフトスタンドのあちこちから沸き上がった。ライト側のうちらにも聞こえてたのだから、野村監督にも聞こえてたはずだ。
 かくしてそのすぐ後に氏の阪神監督就任が発表されることになる。

 確か、当初は野村氏は阪神みたいな人気球団はめんどくさいみたいなことを云っていたきがする。現実を受け入れた阪神ファンのある意味の寛容さが野村阪神を誕生させたのだろう。
 
「聞く耳」をもつは結局、合理的でもある。ということ。読売に忖度して野村ジャパンを拒んだ日本球界は日本野球の進化を遅らせてしまった。
 
え?話題が脱線してる?
いや、この投稿のテーマはマスクそのものではなく
「リテラシー」ということなんですって。
 
【思考実験の23】 
 日本の地震予知と今回のあの客船での水際対策はよく似てる。
 
 災害は起きるもの、感染はおきるものという前提での対策にウエイトを置かずに「やってます感」だけアピールしているように見える。 
 台風にしても毎年来てるのにあまり進歩がない。「飲み会」などで呆けてたときのみ問題にするが、具体的な施策についてのツッコミは少ない。いつも自衛隊の活躍を美談にしておわってしまう。
 
 犯罪被害者については本心では「貧乏くじをひいちゃったね」くらいにしか思ってない。一見、同情しているようにみえて実は犯罪者を罰するほうに興味があるだけだ。ブレイディみかこ氏の「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」の息子くんの「僕は、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。……罰するのが好きなんだ」というセリフは言いえて妙。
 
 ここにも揚げ足取りの構図が。生活保護を受けている人に厳しいのも辻褄があう。
 
 ほんとうに被害者・被災者・弱者を思いやる気があるなら、とてもぢゃないが東京オリンピックなんて出来ないはず。ちなみにウエステルダム号の入港拒否もWHOに批判されたそう。
 

 【思考実験の24】 
 今回の日本のウィルス対策はカオスだと海外メディアに酷評されているよう。厳しいとか、緩いとかいう問題ではなく、場当たり的でシステマティックぢゃないってこと。
 日本は海外の評判を気にしているようで、実は都合が悪くなると聞く耳を持たない国。いままでも国連特別報告者による勧告があったけど「誤解にもとずく」とか「あたらない」とかいっちゃってバックレてきた。日ごろの議会で連発する「質問の答えになってない答弁」を世界に向けてもするとはむしろその強心臓には感心する。でもそんなことをしてるとどうなるかはこないだの小泉大臣の石炭発言でわかっただろう。まあ当の本人たちは懲りないのだろうが。
 
 日本は外国人に「不可解な国」とか言われると「奥ゆかしくて深く独特の文化があるから」だと勘違いしているふしがあるが、独特まではあってるかもしれないが実のところは、あちこちで辻褄の合わないトンデモ文化ということだ。
 

 日本は世界からどう見られているか実情を把握している人はどれくらいいるのだろうか?偉い方々が言ってる徴用工問題は世界基準でも日本が正しいというのは国内向けなのかそれとも本気で信じているのか?
 情報の断片を集めてみるに、どうもあの徴用工問題は国際司法なんかにお伺いたてた日にゃ日本が負ける可能性が結構あるらしい。個人の請求権は消えないというのが世界的なトレンドだと弁護士のセンセーがラヂオで仰っていた。というか実際、政府も90年代には「個人の請求権が消えてない」という答弁しちゃってる。
 先週号の週刊現代にも日韓対立については中立がどちらかというと韓国に同情的というような記事のっいた。
「英国は忘れるがアイルランドは忘れない」はオスカーワイルドの
The problem is the English can't remember history, while the Irish can't forget it
の引用だと思うが、 
「いじめたほうは忘れがち」
 
という個人レベルでも想像できるこの感覚は教訓にしなけりゃならない。(思考実験の基礎の基礎)
 「いつまで謝らなきゃいけないんだよ」と言うけど、歴史を紐解くとちょいちょい「当時は別にアリだったことだよね」とか「自虐史観」みたいな発言をするから「こいつ反省してねーな」と振り出しに戻されちゃう。歴史修正主義者の団体が支持母体だったりするのも印象はよくないよね。っていうかむしろこえーよ。
 
 「世界から見た日韓」という点でいうとアメリカでの慰安婦像の設置は先述の韓国に同情の類というよりある種の地道なロビー活動の賜物ではないのかと想像している。
 なぜ日本はそうした努力をしないのか考えたとき、日本の「世界ではおれたちののほうが愛されているんだぜ」という欺瞞?とまずは浮かぶが、日本人は上から下までもれなく「言語能力」が低いのではないか?という大胆な仮説をたててみた。 
手前味噌になるけど★カブト虫の名前の由★ とか★ボブサップのプロフィール★ に関する文献の誤読とか★日本人大リーガー報道の時の誤訳★ とかこんなC級プログにツッコミを入れられる在京キー局って何?みたいな。(だってさ、テレビ局の人たちって東大とか早慶とか出ちゃってるんでしょ?こちとら日本語のドラマを日本語の字幕オンでないと見れないくらいヤベーやつなんだぜ。)

 そーいえば某字幕翻訳の大物の誤訳問題は有名なハナシだし、捕鯨問題も国際会議でのアピールが足りなかったからというハナシもある。よくスポーツのルール改変が日本人に不利になりがちなのは人種差別だとかいってたけど、実は1-あれも国際会議におけるべしゃりの問題だったのでは?
 韓国のタレントは日本語も英語も堪能なヒトが多いけど、日本人はあまりいないよな。

  そもそも国会中継見てわかるように日本人はそもそも日本語の言語能力低いもんな。

【思考実験の25】
 業を煮やしたアメリカがダイヤモンドプリンセス号の米国人をお迎えにくるとか。これって「人質を救出にくる米軍」って構図では?


【思考実験の26】
 乳酸菌はヘタすりゃ死んでたほうがいいというのは萎縮して細かくなるから
…みたいなことを書いたけど、なんでもかんでも細かけりゃいいってもんでもない。
 たとえばもうあたり前になっている「ナノ」ってやつ。
あまりに細かいと、どこへでも入り込むんで
時にアスベストのような害をもたらすこともあるという。
ナノ化粧品が出始めたころ
「あるブランドの製品は放射線を出している疑義があるので検証が必要」
みたいなことを書いていたライターがいた。
今、その情報が立ち消えになったってことは何事もなかったってことだよな?と判断しがちだけど、ただの「証拠不十分で釈放」だっただけかもしれない。
 ナノなんて個人レベルぢゃ検証できないし、それこそナノレベルのものが扱える専門機関ぢゃなきゃならないかも。
 あと細かいと小麦粉レベルでも粉塵爆発みたいなことがあるから、ナノなパウダーに引火したら大大爆発しちゃうかも。
 極端なものにはメリットもデメリットもあるものだということは頭にいれといたほうがいい。 

【思考実験の27】 
 今日
「上田晋也のニュースな国民会議」で
千原せいじ氏がコロナウィルス対策について
日本はマニュアルが得意なのだから
マニュアル作ったらいいと言っていたが
日本人はマニュアル人間国家だけど
決してマニュアル作りは得意ではない
滝クリがCMやっているGRACEなんていうマニュアルのコンサルティング会社が商売になるくらいだから。
かつては主だったコンピュータソフトは
決まって「攻略本」が出版された
まったくゲームぢゃあるまいし…
正式な付属マニュアルがほぼ機能していないからそういうことになる
オフィシャルだけあって「索引」としてはもちろんすべてを網羅しているが
何がわからないかわからない状況では
何を調べたらいいか分かるはずもない
必要なのは1をためして10を知れるチュートリアルと
向学心をそそる作例
「かつて」と表現したのは現在は状況が好転しているということではなく
パソコン自体が流行らなくなってるよなってハナシ
そもそも台風や地震のマニュアルすらもできてない
原発裁判でも未だ避難計画が決まってない現状が晒されたりする
でも何かあると
「仮定の質問には答えられない」を連発する議員さんには無理かも
法案作成がメイン業務なのに「仮定NG」とは…
国会議員こそ思考実験の習慣だ

【思考実験の28】 
そろそろ新型肺炎について個人レベルでリスク判断してもいいころだ。
報道から知れる情報を精査するに、
かつての新型インフルエンザとほぼ同等ではないかという推論
(その割には世間もメディアもザワつきすぎだ)
だから
身近に子供や老人のリスクを考慮しなくてすむ人は
そこまで構える必要もないんぢゃないかと思う。

子供や老人のリスクをかかえる人でも
新型インフルエンザの時と同等の警戒レベルで
いいんぢゃないかと思う

なのに今回はなぜか負のプレミア感があるが

普通に無名な風邪でも
「いやぁ今回は寝込んだわぁ」
とか
学級閉鎖ってのはあるわけだから
最終的には相性と運。
(普通の風邪ウィルスも分類上はコロナなんちゃららしい)

とりあえず寝不足は万病の元ではあると思う。
深酒もやめれ
これを機会に禁煙もしてくれ
どんな機会であれ
禁煙はする価値がある
「禁煙ファシズム」なんてさわぐ自称文化人は
前出の"秘伝のタレ批判の科学クン"みたいに
自分が頭イイと思ってる
人を見下したいだけの人だから
これを機会にそういう人たちも一掃したいものだ
喫煙は文化、禁煙ファシズムめ
なんていってる文化人には
筒井康隆とか
養老孟司とか
黒鉄ヒロシとか
サブカルなひとたちにとってのカリスマがいたりするから
日本が世界から「遅れてきた」
この人たちはたとえば「肺がんの発症機序」
つまりメカニズムが証明されてないから
たばこは有罪ではないと言い張ってたわけで
どうやら彼らは「疫学的なアプローチ」をご存じなかったようだ。
(もしくは知っててバックレてた)
疫学というのは前にもふれたけど統計学的な手法も加味して
リスクや原因特定に生かすというもので
メカニズムが未解明だとダメなんてハナシになれば
全身麻酔はどうなるんだよってことになる
っていうか、がんについては今やメカニズムの側面でももう十分有罪だ
そうすると今度は
他にも「がんの要因はある、たばこだけ悪者にするな」とか屁理屈をこねはじめるんだが
受動喫煙が原因のCOPDで苦しんで酸素ボンベコ引きずらないと生活できない方々を見てどう思うのか…っていう。
肺がんだけぢゃねーんだよ
乳幼児突然死とか
AFHDとか

って一見ハナシがそれたように見えるけど
日本ではアタマのいいとされる人たちが
科学的な判断を阻んでいて
まわりまわって、いろんなものごとの解決が遅れてたりする
原発が安全だと言い張ってるのもそういう勢力だ
食品添加物の危険性を叫ぶ人を「左翼」とくくって一蹴しようとしたり
日本人は先進国の中てがんが多いとい統計には
「長生きになったがゆえの数字のマジック」とまたまた得意顔をするけど
それ考慮しても多いんだってよハナシ

日本人は「統計」に弱いから
トンデモ統計でシモジモのわしらをだまくらかそうとする人がいる。
アベノミクスの成果とかね。
統計に弱いのはビッグデータ時代には致命的。
だから小学生のプログラミング教室ぢゃなくって
統計で騙されない講座を普及させよう
だって
統計学者はもっともセクシーな職業なんだってさ

【思考実験の29】或いはepisode0
今さらだけどエピソード0というべき内容をいまから書くっス。
 世界中の諜報機関のメインの情報源って何だと思う?007みたいな大がかりな潜入や工作?金やハニートラップなどで抱き込んだ協力者?いいや、これが印刷物だったりするんだ。ああコンフィデンシャル、秘密文書?いやフツーに新聞とか雑誌とか。
 ロバート・レッドフォード主演の「コンドル」という映画の主人公はひたすら本や雑誌を読んで分析するCIA職員だった。ある分析レポートがたまたま局内の陰謀にビンゴしてしまい、命を狙われ文系オタクなのに逃亡アクションを繰り広げるというアニメにも通じそう設定。この映画を例に出したかったので印刷物といっちゃったけど、今だったらネットとかかもしれんが兎に角「オモテのメディア」がメインの情報源ってこと。エシュロンが傍受しマイニングをかけている盗み見メールも量的には莫大なんだろうがオモテ媒体が重要であることにはかわりない。そのオモテ媒体の分析もいまやAIがやってるということはあるかもしれない。まぁやってるだろう。

 CIAやAI並みの分析力なんかなくっても、一般人でもオモテの情報から得られる情報はあるんだぜってコト。やくみつる氏などのクイズ強者もメインの情報源は新聞だったりするけど複数どころか1紙も読んでない人が多数なのだと思う。でもとりあえず、テレビだけというのは危険だ。
 ウォーレン・バフェットっていうカリスマ投資家がいるんだけど彼はこんなことを云ってる
“I’m very suspect of the person who is very good at one business — it also could be a good athlete or a good entertainer — who starts thinking they should tell the world how to behave on everything. For us to think that just because we made a lot of money, we’re going to be better at giving advice on every subject — well, that’s just crazy.

むかし、シドニィ・シェルダンの「超訳」ってのがヒットしたけど、ここは「チャラ訳」してみよう。

 大物アスリートとか売れっ子芸能人が、コメンテータなんかやっちゃってヒトサマのジャンルにまでとやかく言ってるようだけど、それってどうよ?おれなんか投資で成功したからってオールジャンルのアドバイスなんかできねぇっつーの。まったくバカげたハナシだぜ。
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もよろしくね。
 日本だけかと思ったらアメリカにも文化人コメンテーターとかいるんだな。日本人がよりキケンだと思うのは、ギャップ萌えバイアスが働いちゃって不真面目そうなやつがちょっと新聞読んでたような知識まぜてたりすると過大に評価しがち。特に日本では芸人への評価が過大だ。
 M本H志が勘違いしてるような「地頭のよさは知識をも凌駕する」を彼のファンも信じてたりするからたちが悪い。さらにまずいのは彼らはベシャリは上手いから、CM中に聞いたような知識をずっと前から知ってたかのように話す。CのT山とかね。
 芸能人のコメントで「おっ」と思った記憶があるのは、聞けたのはウエンツ瑛士と宮澤エマくらいだ。あ、両方ともワイドナショーだ。メインが酷いから逆バイアスってこともなきにしもあらず。でも彼らの親が外国人であることは何か関係あるのだろうか?あるかもしれない。
 このままだと信用できる情報はない…で終わってしまいそうなんで、とりあえずここはラジオってことで。ラジオはスポンサーのしがらみが相対的に弱いのかテレビと違って多様な意見を提示してくれる。今はラジオなんてみんな持ってないだろうけどPCやスマホのradikoってアプリを使えば向こう1週間の放送が好きなときに聞ける。
 でも、実際のところはテレビだけ見ていてもクソな部分の仕分けができれば砂金のように漏れ出る真実に気付けたりする。たとえばラヂオや新聞ではフツーに報じられてる「五輪のせいで職人不足になっていて被災地にしわよせがきている」とちゃんと説明した防災専門家がいた。次の日から出なくなっちゃったけど。
 結論をいえばテレビでもあちこちに真実が漏れ出ちゃってはいるけど、それに気が付くにはリテラシーが必要。そのためには新聞やラジオをたまには見聞きして「差分」を吸収することだ。真実を知ることはへんな陰謀論にハマるよりよほど興味深い。だけどすべては地続きだと気づいたときは絶望感も襲ってくるかもしれない。


★続・マスク不足をのりきる知恵~フリートーク編★へとつづく

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