偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

里崎智也はある意味、真の日本代表だ

2020年01月17日 18時46分07秒 | ◎ツッコミ思案neo
 本日、TBSラジオのアクションに里崎智也がゲスト出演。ラジコなどで聞けるので興味ある人はチェッケ。
で、この人の与太話に野球界の、というか日本社会が抱える問題点の縮図を見た気がする。
野球人のファッションがダサい理由にについて聞かれると野球選手が注目されている証拠と答えになってないのはまるで政治家の答弁のよう。
 ことあるごとに見られる強制的とも思える丸刈りという風習について意見を求められると自分はヘアスタイルとして違和感がない。むしろ今、セットの仕方がわからなくて困ってるとまたもや答えになってない。
 「戦力外通告」の番組を見て思うことはトライアウトで頑張るなら最初からがんばっておけ」と一蹴。
これについてはかつての日本の野球選手というのは喫煙率の高さなどからもうかがえるように才能を食いつぶしてしのいでいるような傾向もあったので、一面はついているようにも見えるが、最近の若手はそうでもなかろう。
 彼は自分の成功はすべて自分の努力のおかだと思ってるタイプのようだ。常識を否定すればウケをとれるとも思っている。まぁ喜ぶファンも実際いるのだろう。ただ「キレのある球」についても笑いとばす彼は、回転数などの新しいファクターが重視されているなどの傾向を知らないのだろうか?
 コーチが1億円もらえるような改革をしたいうのはコーチングや采配を過小評価しがちなタイプに見えたのに意外…と思ったが、多分、これプーチンみたいな姿勢だろ。
 プーチンは大統領の権限を弱める(集中しているものを議会などに分散させる)憲法改革を断行しようとしているが、一見リベラル寄りに見える流れも実は自分の退任後を見据えてのことにすぎなかったという。韓国みたいにやめたとたんに逮捕なんてされちゃかなわんから。
 里崎氏もこれから選手に戻ることはないので裏方のサラリー的な状況に思いをはせただけだろう。これに関しても常識や慣習に挑戦している自分に酔うことができる。
 総じて言えるのはとにかく自己評価が高い。それは松本人志などにもいえるが、アタマのよさや洞察力は知識をも凌駕すると信じて疑ってない。実際にアタマがいいかどうかも疑問だが。
 里崎氏は以前、いろんな分野の選手が集まってトークする番組で、国際大会におけるルール変更について愚痴ると、
「でも、それ日本だけでなく他の国も同じルールでゃってるんでしょ?」
とサッカー選手などから一斉にあたり前のツッコミをされて答えに窮していた。これはスポーツメディアにもみられるが、天候という万人に平等な現象について日本代表だけが不運みたいな報道になっていることがしばしばある。
 自己評価が高いうえに聞く耳をもたない。ちょいちょい辻褄があってない(論理破たんしている)これ今の日本の縮図だよね。
 実際、武田砂鉄氏は納得できなかったところが多数あったようだ。これで納得しているようだとリベラルの言論も危ういからとりあえずはよかった。





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