どっちにも違和感、矛盾

「若者は重症化しないといわれてますが、ベルギーで12歳の少女が亡くなりました」
ってなんかヘンな文だ。
　1例を以て、まるで若年層の重症化率が変わったかのような言い方。「まれなケースに衝撃を受けている」ととりあえずは「まれ」といってるし、基礎疾患・持病についても不明としているから少なくとも現時点では統計的にはなにもかわっちゃいない。分母が増えたらまれな例も出る。

　スタジオでは演者同士が離れて立つという「パフォーマンス」をしているが志村けんさんのお兄さんへのインタビューはむかしながらの「囲み」。
　っていうか同一局でフツーに演者がもっと近い番組もあったのでセパレートスタイルはパフォーマンスだな。

　いまだ補償の保証については歯切れが悪いこの国。

　芸能系の方々の補償を求める動きに対して、この期に及んでもモノの仕組みがわかってない輩がツッコミを入れてる。
　たしかに坂本龍一みたいな人物から「芸術を殺すな」を全面に押し出されると違和感の膜に覆われがちではあるが、たとえばそれは原発事故後の電力不足のときに花火大会の自粛がおかしいとか、消費税10％を機に値上げした食べモノ屋に対して「便乗値上げ」と非難したやつらの「浅さ」と同レベルで、まるで「ケーキ屋さんはまいにちケーキが食べれていいよね」と羨むおこちゃまのよう。

おこちゃまのための答え合わせ
花火大会の開催には多大な電力消費が伴う
食べ物屋さんの維持経費は「食べ物」だけではない
芸能系のイベントで食ってるのは演者だけではない。演者が大物ならむしろ先にこけるのは関連業者。
その演者とて霞をくってるわけではない

大前提として「命は等価」

とりあえずはまず
感染症状なくても即専用施設で入院隔離ってルールだけはかえたほうがいいね
早めにトリアージ的なルールを設定すべき（もう早目ではないけど）

とにかくこの国はいつだって情報が出てこない。

とりあえずは「ウィルスの凶悪さ」については当初とはなんら変わってない印象だけど、国内における重症化率とか死亡率の推移も発表してほしいものだ。

ウィルスの正体と同じように政治家の決断もふわふわと不明瞭。死者が少ないほうの選択を塩梅よくしとくれ。