偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

皇室とマクドナルド

2008年06月08日 01時53分16秒 | ◎CMマニアックス
 週刊現代の連載コラム「へそくりヶ丘」でアーサー・ビナード氏が東儀秀樹がマクドナルドのCMに出演していることを批判していた。
 ビナードさん、いまごろですか?と思ったけど、彼はあまりテレビは見ないのかもしれない。彼のツッコミどころは皇室にも出入りしていた楽家がトランス脂肪酸満載のファースト・フードの看板を担ぐなんて…ってとこだったけどいまや日本のマクドナルドもグローバリゼーションと市場原理主義の暗部のデパートのような企業だ。
 高級時計のコレクションを見せびらかしていた東儀秀樹が金に困っているとは思えない。悪意がないとしたらアタマが空っぽなのだろう。

 チャールトン・ヘストンが死んだとき、立川志らく氏がマイケル・ムーアは失礼なやつだといった。あんなにいい映画に出てた大俳優をつかまえて、全米ライフル協会の理事だというだけで非難するなと言いたいらしい。

 ちょっと待ってくれよ。大俳優だから問題あるんぢゃないかよ。大俳優という影響力を利用してああいう活動するってのは、スタローンがタバコ会社から金貰って喫煙シーンを入れてのと変わらないレベルだぜ。
 「あんなタカ派野郎だけど俳優としては素晴らしい」…っていうロジックだったらまだしも。

 最近、赤手袋の柴田勲が催眠商法の広告塔になっていたと話題になっていたけど有名人は自分の影響力ってものにもう少し責任を持って欲しいものだ。

 前に本上まなみがカップスターのCMに出ていたことがあった。
 本上といえば当時テレビに出るたんびに「もやし研究会」から種を取り寄せてるだの体にいいものをとるようにしてるだの…とナチュラリスト宣言をしていたから、あのロハスチックな画面づくりと相まって、消費者へのなんとなくヘルシーな感じがする…というサブリミナル効果はバッチリだったに違いない。

 柴田勲が催眠商法もコワイけど、そういうジャブはダマされていることにさえ気が付かないからもっとコワイんだ。
 本上まなみはカップスターなんて絶対くってねーくせに。
東儀マックの場合は「別にナチュラリストだとはいってねーし」と言い訳できるという点でさらに巧妙だ。それでいて篳篥の澄み切った音色と東儀秀樹のプロフィールはキャッチコピーなんかよりも強力に心理に作用する。


 ところで週刊現代のもうひとつの“良心のコラム”町山智浩氏の「アメリカで味噌汁」が突然終わってしまった。なんでだろう?残念だ。

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