●ビルズに恋して by Vincent Gallo なんちって

　先週のAERAにライブドア関連記事として草なぎくん主演のドラマのタイトルが「ヒルズに恋して」から「恋におちたら～僕の成功の秘密～」に変更されたというのが'載っていた。
　内容はといえばIT業界で頑張る青年の話らしい。六本木ヒルズには、あのリーマンブラザースも村上ファンドもライブドアもはいってるので変更したんだろうという憶測は正しいのかもしれないが、寄せられたコメントがいただけない。

　「『ヒルズに恋して』ってフジテレビらしくってすごくいいのに『恋におちたら』では20年前の金妻みたい」と漫画家のカトリーヌあやこ氏
↑そぉかぁ？　

“フジテレビらしい”ってとこはともかく、「ヒルズに恋して」じゃまるで「東京ミチカ」みたいな深夜ドラマか、はたまた森ビル提供の5分番組みたいじゃない？どっちもダメでしょ（笑）（しいていうなら変更後のはかろうじて“～僕の成功の秘密～”がある分、草なぎくんぽくはある）。
　こりゃ“タイトル変更”という事実を批判するという、“はじめに結論ありき”のコメント、というか自分のコメントを掲載して欲しいがためのスケベ心が見え見えだ。
↑いちばんダサいのはあんたのコメントですからぁ！

オチに合わせて記事を書く。
↑これマスコミの常套手段あるね。
　タイアップ用にサビだけ先に作って、あとでCD発売用に無理矢理仕上げる小室式（叉はビーイング式）作曲法とよく似てるある（笑）。

　「堀江社長のスポーツクラブの月会費はなんと21000円！」…て。それくらだったら払えるヤツはいっぱいいるでしょ？（残念ながら私は払えないけど(^_^;)）
　“なんと！”とか“実に！”とか“たったの！”とかインチキな表現をアタマにつけて、大袈裟なナレーションで語らせるのもマスコミの常套手段あるね。

　きわめつけはホリエモンの養育費報道。月50万円も貰ってたらいいぢゃねーか…っていう。
　え？急にホリエモン擁護にまわったのかって？
いえいえ
そういうインチキな誹謗記事のせいでまともなホリエモン批判が埋もれてしまうってこと。

　そして昨日のホリエモン。
「うちはフジの敵ではないですから」
↑だったら正面玄関から「提携しましょう」っていけばよかったんじゃないのぉ？


　ついでさっきの「ヒルズに恋して」の記事のうしろにホリエモンのコメントも。「フジってこういう騒動も利用して数字を稼ぐと思ったのに幻滅です。」…ってフジをエンタメに特化するというような発言の先にあるものってそれだったの？これ以上テレビを低俗化させるおつもりか…。
　ある意味アホマスコミに叩かれるのも因果応報ってことかも…。

　ところでフジの日枝会長は鹿内春雄政権下での編成局長時に、「ひょうきん族」に自ら出演し懴悔室で水をかぶるなど、ある意味現在の「おバカCX」を作り上げた立て役者だが、編成担当だった1972年の浅間山荘事件では犯人逮捕の瞬間を逃してはいけないという使命感から周囲の反対を押し切り249本のCMをすっとばしたという武勇伝も持つ。
　こういう大英断がホリエモンにできるかな？
…っていうかやりたいとも思わないんだろうな。
　きっと
「マルチチャンネルの時代にテレビであえで流さなくっても、そういうの見たい人だけライブカメラ（←もちろん広告付）とかにアクセスして見ればいいんですよ」
　とか言っちゃうんだろうな。