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~Sunny Side~

日々の出来事や趣味の観劇のことなど、徒然なるままに書いてます。

BLACK BIRD

2009-07-17 23:50:31 | Play
『BLACK BIRD』

作:デビッド・ハロワー
翻訳:小田島恒志 
演出:栗山民也 

レイ:内野聖陽 ウーナ:伊藤歩

内野さんファンとしては
カッコイイ男性像を観たい、ってのはありますが(笑)、
レイみたいな役を演じてくれるのは
役者として面白いなぁ、って思います。

レイは内野さんの実年齢より上の設定ですね。
チラシを想像して行ったら裏切られました(笑)

伊藤さんは初見でしたが、手足が長くてねー。
何度か台詞につかえるとこもありましたが、
あれだけの長台詞は凄いです。

過去に起こった出来事、二人の関係が
会話の中で徐々に明らかになっていき、
そしてその時の二人が抱いていた想いも
今になって明かされる・・・ということですが、

ただの純愛物語。

で、終わらなかったとこが
舞台としては面白かったです。
でも、リピートするにはちょっとハードかも?

衝撃作、とか問題作、と謳ってるのが
なるほどの中身でした。

依然観た「ダウト」を思い出しましたよ。
真相を観客の想像に委ねるとこがね。

私としては何とも判断つかねる感じで。
うーん、1回観ただけじゃ、難しいかな。
来月もう1回観るので、その時には
今日は見えなかったものが見えてくるかも。

世田パブの椅子って固くて嫌いなんですよね。
2時間休憩なしはちょっと長く感じました。
台詞だけの静かな舞台なので、船漕いでる人もちらほら。

初日でしたが、特に挨拶などもなく。
まぁ、この舞台には必要ないかな。
幕切れ後もなんだか不穏な空気が漂ってる感じなので(笑)

しかし
今日は下手側だったのでかなり・・・(以下自粛/笑)


結婚

2009-06-28 20:23:46 | Play
『結婚』
作:松田正隆 演出:高瀬久男
出演:寺田路恵 藤あかね 関輝雄 高橋克明 林田一高

文学座アトリエです。
アトリエ公演の面白いところは
舞台設置の多様さにもあるんですが、
今回は真ん中に長細い舞台があり左右を客席ではさむ形でした。
最近は公演ごとに全く違って興味深いです。

私、松田さんの本を観るのは初めてです。
何と言うか・・・、
不条理劇よりもっと理解不能でした。
翻訳劇でもないのに、ちっとも台詞が頭に入ってこない。
自分の中でストーリーを補う想像力が全く追いつかない展開です。

テンション落ちすぎて、
私がダメだったのかもしれませんが、
この空間に座ってるのが辛いって久々でしたね(笑)

役者さんは上手いんだけど、
物語の世界観?が全く受け入れられませんでした。

まぁ、万人に受け入れられるってほうが難しいでしょうけど、
日曜なのに空席も多くてねー。
口コミとかが届いてないってこと。
それが全てな気もします。

桜姫

2009-06-14 21:01:04 | Play
現代劇の「桜姫」です。

原作 四世 鶴屋南北
脚本 長塚圭史
演出 串田和美
出演 秋山菜津子、大竹しのぶ、笹野高史、白井晃、中村勘三郎、古田新太 他

ベンチシートってどの辺?って思ってたら
私の席は正面2列目でした。
ステージ近っ!!

ステージ奥にも
スタンド席みたいな可動式のベンチシートがあって
あの席はなんか楽しそうだなー
舞台を高いところから見下ろせるんで、違った風景が見れそう。

可動席、の名の通り、途中でほんとに動きましたよ。
キャッツ回転席みたーい(笑)

ちなみに

ベンチシート最前列に座ると
古田さんの最高に素敵な笑顔と
施しのパンが貰えるかもしれませんよ(笑)

で、肝心の舞台ですが・・・、

コレ原作知らないとちょっと厳しいかもー

主役が誰だかよく分からなくて、
誰の視点で物語を観ていったらいいのか
途中から分からなくなったんですよ。

ラストもアレアレ?って感じで終わっちゃった(笑)
大竹さんと笹野さんの役割も掴めないままでした

出演者も豪華で、個々の演技は魅せてくれるし、
楽しいと思えるところもあるんだけど、
舞台全体はまとまりに欠け、ストーリーの面白さが
私にはイマイチ伝わってきませんでした。。。

ちょっと期待はずれだったワー。

unks第一回公演『キンジテ』

2009-06-13 22:56:25 | Play


作・演出 斉藤祐一

上田桃子 川原京 青海衣央里
斉藤祐一 西岡野人 上川路啓志 中村彰男

unksとは文学座に所属する
上田桃子さん(u)、乗峯雅寛さん(n)、 亀田佳明さん(k)、 斉藤祐一さん(s)、
からなるユニットです。

しもきた空間リバティにて旗揚げ公演が行われました!!

斉藤さんの書いた作品を観るのは初めてでしたが、
そうかぁ、こういう世界を描きたい人なんだぁ、と。

男女三人がルームシェアするマンションの一室。
いろんな人々が出入りするそこでは、
登場人物達の複雑な思いと時間が交錯し、
日常の風景のような、
いや、そうでないような場面が次々と展開していきます。

斉藤さんの怪しい下着姿とか
上川路さんの謎のスイマーとかの
不思議なコスプレはかなりのインパクトでした

暗さの中に強引な笑いが突然割り入ってくる感じ。

若い役者に混じって
彰男さんがいいスパイス。

表現したいコトがあって、表現できる場所がある、
って大事だよね。

第2回にはどんな世界が待っているのか、
彼らが表現しようとしているのは何なのか、
観てみたい気がします。

不条理コント傑作8~10篇

2009-06-07 23:47:56 | Play
文学座新モリヤビル1Fにて
文学座有志による自主企画
「コント上演の会」が開かれました♪

受付では恐れ多くも八木昌子さんが
にこやかに対応して下さるし、
客席では美しい佐古真弓さんが出迎えて下さるし、と
昼間とは大違いですー

●告知 作・いとうせいこう
〔出演〕高瀬哲朗・得丸伸二・北村由里

●勝手にしやがれ 作・中田智子
〔出演〕今村俊一・清水圭吾・下地沙知

●試着室 作・ふじきみつ彦
〔出演〕鈴木弘秋・細貝光司・頼経明子・永川友里

●指名手配 作・菊池卓哉
〔出演〕戸井田稔・得丸伸二・清水圭吾

●バスにかまけて 作・太田毅
〔出演〕今村俊一・鈴木弘秋・片渕忍

●ソロロ、ポリン、テニカ、カバト、
オスス、トンブ、ピリン、パリン 作・別役実
〔出演〕戸井田稔・脇田茂・高瀬哲朗・岸槌隆至

●時限爆弾 作・ブルースカイ
〔出演〕得丸伸二・頼経明子・永川友里・下池沙知

●危険地帯 作・飯田ゆかり
〔出演〕脇田茂・岸槌隆至・片渕忍

●誘拐 作・大和貴
〔出演〕戸井田稔・細貝光司・北村由里   

あー、書くだけでも疲れた
自主企画と言えども、これだけの豪華メンバーですよ。
それをモリヤで観れるなんて
なんて贅沢ー♪♪

最初は文学座がコント?って思いましたが、
これがとっても面白かったー
ひとつが5~10分くらいのコントが次々と。
コントとはいえ、演じるのは文学座の俳優さんですから、
ちゃんとした芝居の上に成り立つ笑いです。

「不条理」って付いてるように
現実からは飛躍した展開が繰り広げられますが、
その作品の中の登場人物は至って『真面目』なわけで、
そのギャップが可笑しいんですよね。

ひとり2、3役やりますから、
さっきはあんな役だった人が今度はこんな役!
といった面白さも。
作品ごとに全く違うキャラクターを演じる俳優さん達。
さすがですねー

今村さん体張ってたなぁ
一生懸命ボックス踏んでのキューティーハニーが忘れられません(笑)
なんかカワイイ♪と思ってしまいました。
得丸さんがあんなことまで!!
ソロロ、ポリン・・・なんか覚えちゃった
いやー、細貝さんの店員風の若者と鈴木さんとの絡みは面白かったなぁ!
刑事役もこれまたカッコいいんだー

終演後に今回の企画、構成の藤原新平さんと
作者の別役実さん、菊池卓哉さん、中田智子さん、
そしてお三方の作品に出演された俳優さんを交えて、
アフタートークが開催されました。

作者さんは文学座の俳優が演じる自分の作品を観てどう感じたか?とか
コントと長い芝居との違いは何か?なんていう
真面目なお話もありつつ、
初日は脇田さんの台詞が飛んで、
相手役の高瀬さんが大変だった、なんて暴露話も(笑)

アフタートークは30分ほどで終了し、

この後、
ビール¥200で販売しま~す。とのお声。
何て言うんだろな、打ち上げ?飲み会?交流会?
これも自主企画ならではですね。

私は参加しませんでしたが、(明日仕事だし
うーむ、俳優さんたちの
お酒が入った姿もちょっと見たかったですね(笑)
なんか凄そうだ

文学座×コント、面白かったので、
また次も上演してほしいです♪