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~Sunny Side~

日々の出来事や趣味の観劇のことなど、徒然なるままに書いてます。

印獣

2009-10-23 23:52:06 | Play
パルコ・プロデュース公演 
ねずみの三銃士”第2回企画公演

『印獣
ああ言えば女優、こう言えば大女優。』

作:宮藤官九郎
演出:河原雅彦
出演:三田佳子・生瀬勝久・池田成志・古田新太・岡田義徳・上地春奈

開演前、客席で見かけて
あ、河原さんが観に来てるー!と思ったら
演出だったのね(笑)

三田さんがこんなことまで!!って言うので
客席の笑いを取ってます。

それに十分すぎるほど応えてる三田さんは立派だけど、
私としてはちょっと狙いすぎに見えて、
そんなに笑えなかったです。

ねずみの三銃士、生瀬さん、古田さん、池田さん、
好きな俳優さんたちですが、
どうも芝居が上滑りな感じで、ノリきってない印象。

上地さんの沖縄弁は凄かったー。

実は女優が仕組んだ復讐劇だった、
というサスペンスちっくな展開は面白かったです。
終わり方はイマイチだったけど・・・。

映像が多く使われていますが、
最近こういう演出が多くなってきたからか、
ちょっと新鮮味もないですね。

あ、コンビニはウケた(笑)

前作の『鈍獣』は観てないんですが、
岸田國士戯曲賞獲ってるんですよね。
それだけに、期待しすぎたかなー。

組曲虐殺

2009-10-22 23:10:53 | Play
こまつ座×ホリプロ公演
『組曲虐殺』

作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:井上芳雄 石原さとみ 高畑淳子 山崎一 神野三鈴 山本龍二
音楽・演奏:小曽根真

小林多喜二の最期を思うと、
とても明るい作品にはなりえないのだけれど、
そこは、こまつ座。笑いの中に涙あり。
井上さんの筆はどの登場人物も温かく描いていて、
悪人が出てこないのですよね。

井上さんの本、特にこまつ座の舞台は
貧乏や権力に負けず、
真実に目を向けて生きた人々の姿を通して、
「尊厳ある普通の人間の暮らし」という忘れてしまいがちな
大事なことを教えてくれる気がします。

井上芳雄さんは
多喜二というよりは芳雄さんまんまに感じて、
正直、プロレタリア作家たる多喜二像はよく掴めなかったのだけれど、
やはり歌は聴かせてくれます。

多喜二の実姉役の高畑さんは
最初は多喜二の理解者としての存在が救いに思えて
良かったんだけど、後半は正直、芝居がウザくなって・・・。
キャラクターが崩壊しちゃった感じ。

石原さんのキャラは可愛くて良かったです。
神野さんはたぶん初見なのですが、上手い女優さんだと思いました。
山崎さん、山本さんコンビはこの芝居で求められる刑事像を
ちゃんと演じてはいるのだろうけれど、
どこか物足りなかったなぁ。。。

パーラーでの獲りもの劇がドタバタし過ぎて、
ちょっとやり過ぎな感じがしました。
残念ながらこれは私の好きな
こまつ座の舞台とはちょっと違うな、と思ったのです。

この舞台に深みを感じなかったのは、
私の大好きな辻さんが出てなかったからかもしれない。
やはり辻さんとか木場さんみたいなベテラン役者さんがいると
芝居が締まるもんなぁ。

こまつ座もホリプロ絡むとチケ代が上がるのが難。
普通のこまつ座の公演の方が
チケ代も安くて上質な作品が観れる気がします。

小曽根さんのピアノが聴けたのは良かったです。
素敵な演奏でした。

蛮幽鬼 2

2009-10-19 19:50:59 | Play
本日振替休日ー☆
というわけで向かうはもちろん劇場デス

蛮幽鬼2回目~♪
今日は15列目花道寄りー♪
舞台全体が見渡せるし、
前回は見えなかった花道が見えて良かったです

今日は収録用のカメラが入ってました。

今回のタイトル表示いいですよね
土門の雄たけびで煙の中に浮かび上がる『蛮幽鬼』
鳥肌、鳥肌~。

じゅんさんの今日の、死ぬ前に・・・のネタは
ストパーかけたかった、と
日本シリーズで楽天観たかった、でした(笑)

堺さんの殺陣って
役的なものもあって、最初は“ふわっ”としてるんですよね。
ふわっと言うか、ひょい、って言うか。
それがラストの方になると本気モードで
ちゃんと腰が入ってくるのがいいですね~。

堺さんの殺陣を観るのは初めてなもので、
こんなに動けるんだー!!という驚きも(笑)

上川さんは流石ですよねぇ。
かっこいいなぁー

早乙女さんの舞うような優雅な殺陣も素敵だけど、
やっぱり力強い殺陣が好きだなー♪

ラストの土門とサジの闘いはゾクゾクします。
やっぱり舞台役者は殺陣ができなきゃね!

上川さん、堺さんを同じ舞台で観れるなんて
新感線じゃなきゃできないよね。
贅沢だわぁ
この二人観れただけでも今回の新感線は大満足v



演舞場でいつも食べてる小倉もなかアイス。
もちろん今日も食べました♪

蛮幽鬼

2009-10-03 23:49:36 | Play
新橋演舞場を出て、駅に向かっていると
綺麗なお月様○~♪
今日は中秋の名月でしたね。

蛮幽鬼面白かったよ♪♪
ストーリーとしては、よくある感じなのですが、
(モンテクリスト伯みたーい。)
役者さんがしっかりしてるからなぁ。
役者萌(笑)の舞台でした。

前過ぎて
映像とかは観づらかったのですが、
(あと、ミストも凄い)
近いには近いなりの良さがありますね♪

役者さんの表情もよく見えますし、
殺陣は迫力ありますねー。

早乙女太一君クンの殺陣が格好良かった~
動きが綺麗!!
正に、舞うような立ち回りでした

上川隆也さんはさすがに安心して観れますね
気迫が凄い!
目張りと汗も凄かったけど(笑)
あ、一曲歌ってました♪


凄腕の殺し屋という、珍しく悪役の堺雅人さん。
堺さんの舞台を観るのは今日で4回目です。
(観たのはヴァンプショウ、噂の男、音二郎)
今までは舞台での印象が薄くて、
どっちかというと、
テレビの人、ってイメージでした。
でも今日観て、やっぱり舞台人だなぁ!と感じました。
動きとか芝居の間とかね。
あと、アクシデントに対する舞台上の判断!

ラストの方で
組み立て式の槍で戦うシーンがあるのですが、
真ん中部分の組み立てが
上手くいかなかったのです。
どうするんだろーと思ってたら、
半分ずつ両手に持ち、
なんと二刀流で戦いだしたぁ!
で、途中から半分を舞台袖に投げ、
半分の長さの槍で立ち回り。
この時の堺さん、
凄く男前に見えました(笑)

この時の相手は早乙女くんと山本亨さんだったかな。
槍短いと合わせるのも大変だろうに。
二人も動きを乱すことなく、こなしてました。
さすがですね。

次の場面では、
ちゃんと組み立てられた槍持ってましたよ~。
裏方さんもGOODJOB

今回、客演陣に苦手な人はいなかったです。
稲森いずみさんは綺麗で、びっくりの細さでした。
山内圭哉さんは相変わらずの山内さんだった(笑)
もうちょっと派手な見せ場が欲しかったなー。
山本さん、千葉哲也さんみたいな
芝居のできる人が脇を固めてくれると、
舞台が締まるね
千葉さんの役どころも意外で面白かった。

劇団員はちゃんと随所で笑いを取ってました~。

じゅんさん、ピーターパンで味をしめたのか(笑)、
ここでも、コール&レスポンスコーナー
また『みんなで思い出作ろぜー!』って言ってた(笑)

右近さんの大王いい味出してました~。
いつものハイテンションキャラじゃないけど、
ちょっとしたつぶやきが面白いの

あと1回観れるので、楽しみだな♪
今度は後方からなので、舞台全体が観れるかな?

『蛮勇記』→『蛮憂記』→『蛮幽鬼』。
なるほどねぇ。。。


狭き門より入れ

2009-08-28 23:28:58 | Play
イキウメの前川さん作ということで
SFなのは見当ついてましたが、
ほぅ、‘狭き門’ってそういうことだったのねーと。

『狭き門より入れ』
【作・演出】 前川知大
【出演】
佐々木蔵之介 市川亀治郎 中尾明慶 有川マコト
手塚とおる/浅野和之

佐々木さんを生で観るのは
ここPARCOの『ヴァンプショウ』以来なんだけど、
やっぱかっこいいなぁと。

亀治郎さんの現代劇って不思議な感じ。
スーツ姿だし。
つくづく器用な役者さんだなぁと思います。

私の一番の目当ては手塚さんなのですが♪
手塚さんらしい怪しい役でした(笑)
手塚さんってよく指を組むポーズやるよね。
そして、あの不敵な笑みが好きです

面白かったんですけど、
ところどころストーリーがすとんと落ちない部分も。
よくできている話、とは思えなかったなぁ。

最後は
佐々木さんの熱演にごまかされた感も。
でも、以前観た前川さんの作品よりは良かったです(笑)



普段、舞台のポスターとか買わないんですけど、
限定でキャストの直筆サイン入りだったので
思わずお買い上げしました(笑)