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~Sunny Side~

日々の出来事や趣味の観劇のことなど、徒然なるままに書いてます。

十二人の怒れる男たち

2010-01-15 23:46:00 | Play
昨日に続きまた六本木に行って来ました。
本日は俳優座劇場です。

作:レジナルド・ローズ
翻訳:酒井洋子
演出:西川信廣
【出演】
大滝 寛 荘司 肇 三木敏彦 立花一男 井上倫宏 岡田吉弘
高橋克明 松橋 登 小山内一雄 外山誠二 里村孝雄 松島正芳
高塚慎太郎 小林優太

この戯曲好きなんです。
で、舞台の感想書きたいとこですが・・・、
全て吹っ飛びました。
今までの観劇人生の中でも遭遇したことのないサイアクな事態が

これがどういう舞台かと言うと、陪審員劇です。
父親殺しの罪に問われた少年の裁判。
状況証拠から少年の有罪は確実に思われましたが、
12人の陪審員の票決は有罪11、無罪1。

たった1人無罪に投じた陪審員の疑問提示から
証拠をひとつずつ検証していくと、
矛盾点が明らかになっていき、証拠の信頼性は揺らいでいきます。
そして陪審員は1人、また1人と無罪へと意見を変えていくのです。

しかし、最後まで断固として有罪を叫ぶ陪審員が1人。
彼が有罪にこだわるのは私情が強く絡んでいるのですが・・・。

彼が何故そこまで有罪にこだわるのか、
その思いをぶつけるシーンがあるのです。
この舞台のクライマックスとも言える大事な大事なシーンです。

観たことある方は分かると思うのですが、
とても緊迫したシーンです。

今日はここの部分をじっくり観たいな、って思ってたですよ。

そしたら、そしたら

どこからか携帯の着信音が

ここね、凄く静かなシーンなんです。
よりによってこのシーン。

でも、
鳴らしてる本人は自分じゃないのかと思ってるのか、
一向に切る気配がありません

相手方もいい加減あきらめてくれればいいのに
携帯は延々と鳴り続けます。

延々と・・・。

着信音は最前列辺りから聞こえてきます。

台詞が聞こえません・・・。

こんな状況でも
芝居を続けなきゃいけない役者さんが気の毒

しばらくして、相手方も出ないことにあきらめたのか
やっと着信音が鳴り止んだわけですよ。

でも、ほっとしたのもつかの間、
また鳴り出す着信音

延々と鳴る着信音

・・・この間も芝居は続いています

で、やっとやっと気付いたのか、
当人が、携帯を鞄から取り出すわけですよ
鞄から取り出すってことは
必然的に更に音が大きく聞えるわけですよ!!

早く切ればいいのに、切り方がわからないのか
一向に鳴り続ける着信音。。。

ココ、凄く凄く静かなシーンですよ。
3号@三木さんの独白シーンですもの。

もうね、こういう場合、どうしたらいいんだろう??
一旦芝居を止めてでも、
係の人でも飛んで行って、携帯止めに行って欲しかったです。
周りの人もどうにかしてくれたらいいのに!!

ようやく着信も鳴り止み、静けさが戻りました。
凄く長い長い間がありました。

たぶん役者さん達も気持ちを
取り戻す時間が必要だったと思います。

そして、最後に3号は絞り出すようにつぶやきます。
『無罪』と・・・。

本来なら最高潮の場面なのに、
完全に気が削がれて、芝居の余韻もあったもんじゃないですよ。

あのオバサンは確実に有罪デス
弁解の余地なし。

カテコで某出演者が
そのオバサンを睨んでるように見えたのは
私だけじゃないハズ。
観客だけでなく、出演者の方も怒ってたと思います

本当に本当に最悪でした

絶対に絶対に劇場で携帯は切って下さい

東京月光魔曲

2010-01-08 23:40:46 | Play
2010年観劇始めはコクーンからです♪

[劇作・脚本・演出]
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[出演]
瑛太 松雪泰子 橋本さとし 大倉孝二 犬山イヌコ
大鷹明良 長谷川朝晴 西原亜希 林和義 伊藤蘭 他

イントロダクションも全く頭に入れず
チラシからして昭和初期の話かな?くらいで観に行きましたが、
これって推理劇だったのですね!

最初はモヤモヤした感じでしたが、
物語の本筋が見えてきたあたりから
ようやく、面白いかも?って思えて来ました(笑)

タイトルの意味も
中盤くらいからようやく、あぁ!と思いました。

でもー

セットも大掛かりだし、キャストも豪華だけど、
作品的にはいつものナイロンの方がビビっと来る気がするなぁ。

表面的には面白いんだけど、
深さはないかも・・・。

なんか、コレ、本で読みたいかも、って感じました。
登場人物も多いから、それぞれの心情とか
もっと汲み取れれば、物語がより楽しめそう。

動機の部分とかその背景とか
もうちょっと自分の中で整理できたら良かったんですけど、
後半の展開が意外に早くて・・・(汗)
真犯人はまぁ、あの人なんでしょうけど。

しかし、探偵さとしさん、助手イヌコさんって絶妙だなw
そして、売れない推理作家の大倉さんが相変わらずステキです(笑)
あの自由さが好きー♪

松雪さん、瑛太さんは
文字で表すなら「美しい姉弟」ってのが
まんま当てはまりますよねー。

配役はすごくドンピシャに感じました。

崩れたバランス

2009-11-28 23:37:34 | Play
今年最後の文学座アトリエ公演です。
ロビーにクリスマスツリーが飾ってありました♪
舞台はクリスマスイブのお話です。

『崩れたバランス』

作:ファルク・リヒター
演出:中野志朗
出演:
本山可久子 赤司まり子 目黒未奈 片渕忍 鬼頭典子
松岡依都美 渋谷はるか 下池沙知
岡本正巳 中村彰男 櫻井章喜 松井工 椎原克友 斉藤祐一 星智也

登場人物は皆、不安を抱え、イライラしています。
親の迎えを待つ少年、恋人と別れたゲイの作家、息子が会いに来るのを待つ老女・・・
今夜はクリスマスイブ、でも皆、孤独です。

いろんなシーンが目まぐるしく展開されます。

櫻井さん演じるゲイの作家が物語の中心でしょうか。
作者のリヒターさんもゲイの方なんだそうです。

文学座らしからぬー

濃厚な男性同士のキスシーンもあったりするわけでして、
あと、半裸シーンとかw

ちょっと倒錯したオトナな世界。。。

これ、文学座だよねー(汗)と軽く動揺。

知ってる座員さんが演じるだけに
観てるこっちが
うわー!うわー!きゃー!!(心の声)
ってなりますね

櫻井さん、こういうのを体当たり演技というのでしょう。
いや、凄いです!汗も凄いけど。
オカマの斉藤さんがハマりすぎてて・・・コワイ(笑)
ゲイの星さん妖しすぎっ!!
少年役の渋谷さんがとても可愛かった。
ホントに男の子みたい~。
本山さん、醸し出す素敵でした。
「息子を知りませんか?」って話しかけられてちょっとビビった(笑)
松岡さんの出番っていう出番があまりなかったのはちょっと残念ー。

あー、書ききれないけど、
座員の皆さん、演技もとてもノッてて良かったです。

一面に積もった雪を思わせるシンプルなセット。
一部映像を使ったライティングは、
今までのアトリエ作品にはない感じでしたね。

そしてラスト、アトリエに現れたのは・・・
あぁ、こういう終わり方なのねー
これは観てのお楽しみ♪

こういった作品をアトリエで上演するってなかなか斬新だなー、と思いました。
確かに実験的要素が高いかも。
年配の方には受け入れられない作品かもしれないけど、
私は興味深く観れました。

劇中にニルヴァーナの
『Smells Like Teen Spirit』が使われてたのが、
嬉しかったです
昔よく聴いてたので。

12人の怒れる男

2009-11-20 23:49:08 | Play
日本でも裁判員制度が導入され、
いつ自分がなってもおかしくないですよね。
出演者の斎藤洋介さんにも裁判所から呼出状が届いたらしいです。
仕事の都合で辞退されたそうですが。

『12人の怒れる男』

《作》レジナルド・ローズ 《訳》額田やえ子
《演出》蜷川幸雄
《出演》
中井貴一  筒井道隆  辻萬長  田中要次  斎藤洋介
石井愃一  大石継太  柳憂怜  岡田正  新川將人
大門伍朗  品川徹  西岡馬

ベンチシートと呼ばれる、舞台をぐるっと囲んだ席の
最前列で観て来ました
陪審員長役の石井さん側のZ列。
目線は舞台上のテーブルくらいの高さでした

こちら側はどうも窓に面しているらしく
役者さんが外を覗きに来ます。
当然、視線は合わないのですが、
何だか私達観客が、マジックミラーで部屋を覗き見してる気分でしたよ

目の前で、台詞が飛び交います。

継太さんのツバが・・・
・・・ま、いっか(笑)

この戯曲は以前、舞台で観たことあるのですが、
凄く面白いのです
密室劇の最高傑作と呼ばれるのも分かります♪

ただひとり無罪に票を投じた8番(中井さん)が投げかけた問いに、
有罪に気持ちが傾いていた他の11人は・・・。

登場人物それぞれに個性があって面白いです。

うわーい♪辻さん、辻さん
大好きな辻さんが観れて嬉しかったです

最後、3番(西岡さん)の慟哭に胸打たれます
思えば唯一、3番だけが、
この劇中、自分の思いの丈をぶつけているのですよね。

カテコでは出演者がひとりひとり、
ベンチシートの四方の客席にも丁寧にお辞儀をされていくのですが、
目が潤んでる方が多かったような。

カテコの最後にはスタオベ起きてましたよ

翻案劇 サロメ

2009-10-24 18:13:44 | Play
翻案劇『サロメ』

演出:鈴木勝秀
出演:篠井英介 上条恒彦 江畑杏子 森山開次

超久しぶりにグローブ座に。
ジ○ニーズの公演にはほとんどご縁がないもので

サロメと言えばよくストーリーを知らず、
生首・・・くらいしか思いつかなかったのですが、

先日観に行ったハプスブルク展に
サロメを題材をした絵があって、
そこで初めてちゃんとしたお話を知ったのですよ

もちろん森山開示さん目当てでチケット取りました♪
やっぱりあの素晴らしい踊りが観たくって

森山さん声も好きだなー。
力強くてちゃんと舞台の発声で心地いい。
で、踊りがね、そりゃぁ美しいのですよ
森山さんの踊りだけずっと観ていたいくらです

舞台自体は眠くなる感じだったのですが、
森山さんが踊ってる時はバッチリ起きてました(笑)

篠井さんの女形を観るのも初めてだったのですが、
妖艶でした~

楽器や衣装が『和』で不思議な世界でした。
最後、椿が降ってくる場面がとても印象的で綺麗でした