今年度になり、太陽光発電所建設に向けた各種支払いが発生しはじめました。
架台の部材費やパネルの契約金、そしてPCS・キュービクル・収納箱などの支払い分です。
この業界は前払いしなくてはいけない金額が多すぎます。
建築物であれば引渡し前に発生する費用の大半は出来高払いになると思いますが、太陽光発電所の場合は、大半の支払いが契約&発注時に生じます。
そして宅配便のように、翌日に納品されるわけでもありません。
時々、「支払っても大丈夫なんだろうか?」と不安になります。
大型PCSも受注生産になりますので、全額前払いしないと制作していただけません。
パネルについても出荷時に支払済みでないといけません。
商品が到着する前にシステム価格の80%以上が支払済みになります。
もしも、メーカーや施工会社が倒産したら、こちらも共倒れになるかもしれません。
建設コストの圧縮をするためには、ある程度のリスクは仕方がないと諦めていますが、リスクヘッジできる契約形態を、皆さんはどのようにしているのでしょうか?
やはり、財務基盤のしっかりしたメーカー・施工会社が安心だと思いますが、この2~3年で急成長し、日々膨張しているこの業界における直近の財務情報を掴むことはほぼ不可能です。
受注在庫の多いメーカー&施工会社は、しばらくは大丈夫だろうという憶測の中で、建設実現を急ぐことが確実なのでしょうか?
ただし、後々のためにもメンテナンス窓口だけは信頼できるところを探しておいたほうが良さそうです。