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サンコネクト発電所のブログ

太陽光発電所の運用情報を発信しています。

新規太陽光発電所計画~前払い制度

2014年04月09日 | サンコネクト発電所

今年度になり、太陽光発電所建設に向けた各種支払いが発生しはじめました。

架台の部材費やパネルの契約金、そしてPCS・キュービクル・収納箱などの支払い分です。

この業界は前払いしなくてはいけない金額が多すぎます。

建築物であれば引渡し前に発生する費用の大半は出来高払いになると思いますが、太陽光発電所の場合は、大半の支払いが契約&発注時に生じます。

そして宅配便のように、翌日に納品されるわけでもありません。

時々、「支払っても大丈夫なんだろうか?」と不安になります。

大型PCSも受注生産になりますので、全額前払いしないと制作していただけません。

パネルについても出荷時に支払済みでないといけません。

商品が到着する前にシステム価格の80%以上が支払済みになります。

もしも、メーカーや施工会社が倒産したら、こちらも共倒れになるかもしれません。

建設コストの圧縮をするためには、ある程度のリスクは仕方がないと諦めていますが、リスクヘッジできる契約形態を、皆さんはどのようにしているのでしょうか?

やはり、財務基盤のしっかりしたメーカー・施工会社が安心だと思いますが、この2~3年で急成長し、日々膨張しているこの業界における直近の財務情報を掴むことはほぼ不可能です。

受注在庫の多いメーカー&施工会社は、しばらくは大丈夫だろうという憶測の中で、建設実現を急ぐことが確実なのでしょうか?

ただし、後々のためにもメンテナンス窓口だけは信頼できるところを探しておいたほうが良さそうです。


新規太陽光発電所計画~パネル価格上昇

2014年03月26日 | サンコネクト発電所
電力会社からの接続検討回答書をもって最終ファイナンスの打合せをしました。
連系工事負担金が確定しないと全体の費用が確定になりませんので、ファイナンス側も最終決定になりません。
即答というわけにはいきませんでしたが最終稟議の結果、無事に確定しました。
資金に目途がついたことでようやくスタートラインに立つことができました。

さっそく各種契約の準備をはじめていますが、ここへ来てパネル価格が上昇傾向にあります。
昨年末にお見積りをいただいた時点と比べて数パーセントの値上げです。
メーカーの説明では需要が多く、特に大型案件への供給体制が逼迫しているようです。
本当かどうかはわかりませんが、一部中国メーカー製パネルを除き、国産パネル・海外主要メーカー製パネルとも似たような状況にあると言っていました。
パネル価格にも相場があるようで、1週間ごとに為替のように変動しているようです。
工事日程を後ろに延期し、パネル価格が安定するまで待つことも考えられますが、資金の目途がついた今となっては金利負担も考慮すると早めの着工をしたいところです。
状況説明はともかく設備認定も取得していますし、今回の計画地面積からベストの設備容量を考慮してのパネル選定ですのでパネル変更は考えていません。
予算オーバーするような値上げではありませんが、イニシャルコストの上昇は頭が痛いです。



新規太陽光発電所計画~接続検討回答書

2014年03月23日 | サンコネクト発電所
電力会社より「接続検討回答書」が届きました!

Photo_2

詳細を公開したいところですが、用紙の一番下に「秘密情報」との一文がありますので、断念しました。

一番の懸案事項であった工事費負担金ですが、想定金額以下の請求で安心しました。

想定金額といっても情報が少なく、雑誌掲載のシュミレーション情報や経済産業省が公開している情報だけでしたが…。

ファイナンスからも工事費負担金の提示を求められていましたので、最終打合せに挑みます!

ファイナンスが無事クリアできれば、いよいよ「接続申込み」です。


新規太陽光発電所計画~接続検討

2014年03月21日 | サンコネクト発電所
電気関係全般を依頼している業者さんより、電力会社から接続検討についてお知らせがあった旨の連絡を受けました。
電力会社から中間報告はあったものの、地元の電力会社の支社では途中経過を問い合わせても「本店で検討中なのでわからない」と言われていたので少し不安な毎日でした。
高圧接続の連系工事負担金って困りますよね。
ひょっとしたら数千万円~1億円以上になることもある費用ですから。
また、負担金が確定しないと全体の資金計画も霧の中です。
で、今回のお知らせについてですが、まずは高圧連系において問題になる点はないとのことです。
この点については事前相談で空き容量の確認をしていますので納得です。
次に負担金についてですが、想像していたよりも低い金額になりそうです。
正式な書類は数日後に業者のもとへ郵送されるそうなので、それまではなんとも言えませんが、一報を受けて一安心な金額でした。
経済産業省の平成25年度の調達価格資料があります。
(参照:http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/015_04_00.pdf#search='0.15%E4%B8%87%E5%86%86%2F%EF%BD%8B%EF%BD%97')
この中の「接続費用1.35万円/kw」というのも、きっと平均値だと思いますがminとmaxも併記してもらいたいです。
私の場合は空き容量があり接続ポイントが5m先にあったので、きっとminに近い値になると期待しています。
おそらくこの負担金だと50kw未満複数接続について「みなし高圧」を脅威と感じている方が多いようですが、逆に低圧連系ポイントが多い方が費用負担として脅威となるかも知れません。
この点についてはネット情報に紛らわされずに電力会社と真剣に密な打合せをしたほうが良いと思います。
100kw~250kwならば屋外仕様かつ変圧器一体型のパワコンもあります。
単純に考えれば、このタイプのパワコンならば10kwパワコンと同じ感覚で良いと思います。
変換効率も10kwよりも高効率ですね。
「低圧複数連系&みなし高圧」の方は、一度、「高圧連系」を検討してみても良いかもしれませんね。


新規太陽光発電所計画~計画概要

2014年03月11日 | サンコネクト発電所
ブログの更新が遅れてしまいました。
すみません。
新規太陽光発電所について、これまでに決定している点を少しまとめたいと思います。
まず、土地についてです。
Dsc01957



計画地は山林のため、土地の起伏により平地部分と法面の2面で成り立っています。
手前が平地部分になります。
平地といっても約5度の傾斜角度があります。
写真では広く見えますが、計画している発電量の1/4のパネルがこちらに設置することになります。方角は南東方向になります。
奥側が法面ですね。法面設置が全体の3/4と多くなるのですが、こちらは傾斜角度が15度~24度になります。法面は南西向きになります。

次に架台です。
パネルを法面に設置することを考慮し、架台は単管を使用することにしました。
単管の腐食を防止するために、ZAM仕様またはストロングメッキ仕様にします。
単管金具(クランプ)についても同様にメッキ加工済みを使用する予定です。

パネルは前回ご報告した通りサンパワー社製327w単結晶にしました。

パワコンは日立産機システム製500kwPCS「HIVERTER-NP203i」になりました。

土地・パネル・パワコン・架台の仕様を決定した上で、現地を含め図面などからパネル配置図を決定していきます。

その結果、パネル1300kw・パワコン1000kwで設備認定を取得することを昨年決定し、同時に電力会社にも接続検討を申し込みます。

設備認定は提出から約1.5ヶ月で無事に取得することができました。
しかし、電力会社からの回答は調査料の21万円を振り込んでから3ヶ月後が回答の目安ということで未だに回答がありません。
先月には中間報告ということで検討状況の報告があったのですが、こちらを見る限りでは特に問題点は指摘されていませんでした。
しかし、こちらとしては工事負担金が想定内で確定しないと前進できません。想定外の莫大な費用ですと計画を白紙撤回しなくてはならないからです。
この点を考慮し、土地については手付金だけはお支払いし、整地作業に着手させていただいていますが、代金の大部分は未納となっています。
今は一刻も早く想定内の負担金で確定するように祈るばかりです。