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サンコネクト発電所のブログ

太陽光発電所の運用情報を発信しています。

落雷

2013年09月05日 | 川久保発電所

各地でゲリラ豪雨や竜巻の発生が報告され、大きな被害が出ています。

こちらでも、台風の影響なのか突然の豪雨とともに雷が鳴り響きました。

雨が降り止んだ後に、太陽光発電所を点検しました。

やはりパワコンに異常履歴が残っていました。

Dsc01065

これは「過電流」によるエラーです。

他にも「瞬時低電圧」の履歴もありました。いわゆる瞬間停電ですね。

幸いにもこれらのエラーは発生時刻と同時刻に自動復帰していましたので、点検時には「通常運転」に戻っていました。

一安心です。

ところが1台のパワコンには「異常」の赤いランプが点灯し運転が停止していました。

Dsc01064

これは「IPM故障」というエラー表示です。

「IPM」とは「インテリジェントパワーモジュール」といって回路の自己保護機能らしいです。

憶測ですが、過電流保護機能が故障したものと思います。

自動復帰や手動復帰はできませんでした。

メーカーや業者に修理依頼しましたが、まだ詳細は不明です。

雷は怖いですね。

なお、オールリスク&利益補償に対応した保険に加入しているので費用については心配していませんが、保険屋さんが誠意ある対応をしてくれると信じています。


系統連系工事Ⅱ

2013年03月08日 | 川久保発電所

先日完了していなかった箇所の連系工事が行われました。

Dsc00210

高所作業車のアームの角度ってこれでも平気なんですね。

この角度で重量のあるトランスを電柱に設置できるのは驚きです。

作業員の話によるとかつての作業車はもっとアームが伸びたそうです。

新車になるたびに安全性重視で無理がきかないそうです。

系統連系工事は完了したものの売電開始はまだお預けです。

来週12日に電力会社の社員さんが来て検査をするそうです。

最近は快晴の日が続くので一日でも早く売電開始したいのですが焦っても仕方ないですね。


系統連系工事

2013年03月05日 | 川久保発電所

電力会社側で系統連系工事を行いました。

と言ってもまだ接続されていないんですけどね。

Dsc00192

新規に柱上トランスを設置し売電メーターが取り付けられました。

写真からもわかると思いますがこの柱上トランスに接続されている施設は他にはありません。

太陽光発電を行っている方ならば「電圧抑制」または「出力抑制」といった言葉を聞いたことがあると思います。

太陽光発電所側が送り出す電圧よりも送電網側の電圧が高くなり売電できなくなる状態のことです。

このような状態を解消するためにはトランス関係を調整して電圧を下げるのですがそのトランスにその他の施設が接続しているとそれらの影響でその後も不安定になる場合も考えられます。

しかしこのように電圧を調整する役目のトランスを独占状態ですのでかなりの確率で常時安定した電圧で売電できます。

まぁ、それなりの工事負担金を支払い柱上トランスを新設しましたので当然のことなんですが…。

Dsc00195


柱上トランスはおよそ50kwの太陽光発電所につき1か所(2台)づつの新設となりました。

三相200vで50kwの接続になりますので30kvaのトランス2台をv字結線したものだと思います。

Ct

こちらは売電メーターです。売電メーターの上に四角いグレーのボックスがありますが

これは「電流センサー(CT)」と呼ばれるものです。

メーターは一定の電流値以下であれば電線やケーブルをそのままメーターに接続して電力を計測することができます。

しかし一定値(120A)を超える系統を計測する場合メーターを直接接続せずにCTを用いて計測します。

メーターの費用が約10万円したのはこのしくみが原因のような気がします。

CT無しの通常の売電メーターであれば1台当たり1万5千円前後で済むはずです。

今後数日のうちにもう一度接続工事をして系統連系完了になると思います。

念願の売電開始まであと少しです。


区画分け用フェンス

2013年03月01日 | 川久保発電所

太陽光発電所を50kw単位で区分けするためのフェンスを設置しました。

Dsc00153

事前に電力会社より各区画を人の往来が容易にできないように区分けするよう

お願いされていたのですがフェンスの明確な規格はなさそうなので

区分け箇所に関しては高さ1.2mの簡易フェンスにしました。

農業用資材として害獣除けに使用されているフェンスです。

「アニマルフェンス」とよばれている商品と同様です。

最寄の農協で調達しました。

フェンスがロール状に梱包されていたので設置の際に波打たないように設置します。

簡易フェンスなので素材の強度は柔らかいですが区分け目的ならば十分です。

写真奥側にこれから柱上トランスを設置する予定の電柱が見えますが、

トランス設置のために工事の下見に来た電力会社関係者の方が、

フェンスを設置したために車両の進入が困難になったと頭を悩ませていました。

電力会社よりフェンスを設置するように言われたから設置したんですけどねぇ…。