新規太陽光発電所で使用するパネルを決定しました。
採用したパネルはサンパワーの「SPR-E20-327-COM」(327w)です。
最大の課題でした価格についても、ぎりぎり納得のいく水準になりました。
ワット単価を中国製パネルと比較すると気が遠くなるような価格ですが、シュミレーション上では最終利益で有利になるような水準に落ち着きました。
サンパワーを採用した理由は価格以上の価値を認めている部分が大きいかもしれません。
上の写真はサンパワーのセルです。
N型シリコンを使用しているようです。
参照:http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/solar/20130227_589415.html
詳細は省略しますがシリコンの並び方にもこだわっているようで、特殊な配列方法のようです。
(私のイメージでは、ソーラーフロンティアのモジュールに採用されている配列方法をセルの中で実現している感じです。)
また、上記右側の写真にあるセルの裏面に注目ですが、バックコンタクト技術によって銅基盤が網の目のようにセルいっぱいに広がっているのがわかります。
通常のセルに使用されているシリコン単体はとても薄いので(0.12~0.13μ)、薄い氷を割るように衝撃をうけると簡単にパリパリと砕けてバラバラになってしまいます。
しかしサンパワー製パネルは、この強固な基盤によって裏面から支えられているので、簡単にはバラバラに砕けません。
万が一、クラックがはいっても網の目のような基盤が確実に電子を拾いますので発電の低下が最小限で済むそうです。
その他のメーカーはこのような基盤になっていません。
こちらは中国製の多結晶パネルの裏面です。
特殊な構造で裏面にバックシートがなく透明なガラスのモジュールです。
おかげでセルの裏面の作りがよくわかります。
サンパワーと比較すると、その作りがとても簡素なことが一目瞭然です。
これでも発電することに変わりはないはずですが、このように比較してしまうとダメですね。
簡易版太陽光パネルに見えてしまいます。(だから低価格なのかな?)
高効率&太陽光の入射角にも幅広く対応ということで、朝夕の発電量も多くなるとなれば、サンパワーを選択しない理由はなくなります。