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着物諸々

身近に和のある暮らしを楽しみながら徒然に綴ります。

七五三の しごき の裏技と お守り

2008年11月13日 | 着物研究会
七五三の女児の祝着には、
帯の下際に『しごき(扱き帯)』を結びます。

『しごき(扱き帯)』は、おひきずりが当たり前だった頃に
裾を上げる為に使っていました。
現在女性の着物はおはしょりをして着付けますので
『しごき帯』を一般の人はほとんどつけません。
舞妓さんが遠出をする時などは使用しますし、
装飾として七五三、花嫁衣裳に結びます。

さて、女児の『しごき』を結ぶ時、
「ふわふわして綺麗に結びにくいなぁ」って
思ったことはありませんか?

そんな時はこの裏技です♪
半紙を1枚用意でして、7~8㎝内外に折りたたみます。
(子供の身長によって巾は調節してね。)



しごきの中心に折った半紙を置いて、しごきで包みます。
半紙の部分が前帯下側に掛かる様にしごきを当て結ぶと
すっきり綺麗に結べます☆



あと、七五三セットに『お守り』が付いてる物もあります。
ところで『お守り』って何処に付けるの?

女児の祝い着に『筥迫(はこせこ)』を胸元に挿しますが、
『筥迫(はこせこ)』とは、紙袋が正装用に転じた、懐中用小物入れ。
江戸時代武家の婦人達が用いた、懐紙、鏡、紅、お香やお守りなどを
入れておいた和風の化粧小物入れが起源。なので、

『お守り』は『筥迫(はこせこ)』に入れておきましょう☆
入らなければ、バッグの中か懐や帯の中に。

ちなみに男児の祝い着の時の『お守り』は
末広、懐剣と一緒にお守りも脇に差します。
または、落ちないように
袴の前紐左側に通してぶら下げたりもします。

ではでは、思い出に残る七五三になりますように。

 「チドリの園」の嘉子さま
祝い着の着付け道具一式めちゃ勉強にに成りました☆
ありがとさんでした


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (嘉子)
2008-11-13 16:47:47
すごい!!
悩み一発解決ですね。
このしごきが大変難しいもの。
半紙入れると不思議ですね。ピッシ!!て音がしそうなくらいきれいに決まりますね。流石です。私も真似させていただきますよ~
七五三、親御さんもお子様も!?(お子様は忘れてしまうかな)心に残る嬉しい行事ですよね。そんな嬉しいひと時に着付師としてかかわらせていただく・・・
素敵な仕事だなあ~~◎
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>嘉子さま (sumomo)
2008-11-14 13:09:31
うちは3人兄弟だったんだけれど、
兄弟のうちの誰かが七五三のお祝いの歳
だったら他の兄弟も皆、
おめかししてもらってお参りし
千歳飴もらったりで、
多分、人より多く七五三してます(笑)
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半紙さん (恵美)
2008-11-14 19:41:28
お習字もしなくなったし、普段は天ぷらの敷き紙だけど、こういう使い方したら喜ぶね~きっと♪
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>恵美さん (sumomo)
2008-11-15 20:36:42
このお習字の紙も何十年ぶりに引き出しから出されたもで~す
☆きっと大喜びしてます!
それとも「せっかく出番と思ったらこんな使われ方かい?!」
って?!
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Unknown (Unknown)
2008-11-30 17:21:34
大変失礼ですが、お守りのほうは、筥迫に入れるのではなく、帯締めに通しておく、という方法もあるのですが?
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>Unknownさん (sumomo)
2008-12-03 09:54:02
コメントいただいていたのに見るのがたいへん遅くなって申し訳ありません。
アドバイス有難うございました
帯締めに通しておく方法も在りましたね!
筥迫はもともとお守りも入れる物なので
昔ながらの考え方かもしれませんね。
今ではお飾りとして筥迫にお守りも入らないことが多ので、お好みでバッグや懐や帯の中や帯締めに通してもかまいませんし、
前がすでに筥迫簪や匂い袋、扇子と房、帯締めなどでごちゃごやしてるので、しごきに通して蝶結びのところに下げてもいいですよ☆

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