飽和状態！ 増えすぎた鹿問題 １３ （鹿食害による林業への影響）

墓標のように、整然と立ち並ぶ物体・・・・・徳島の山にはこの様な様子が、あちら、こちらで見られる

ようになりました。

この中には一体なにがあるというのでしょうか・・・・

近年、山の中は増えすぎた鹿の食害により、自然林の荒廃、農業への影響など、鹿がもたらす影響は

度を増すばかり・・・・では山の主要な産業である林業はどのなのか！

林業も鹿による被害の為、多大な被害が出ているのも事実、

林業関係者の証言によると、せっかく植林をしても苗木を食べつくされ全滅に至った山も少なく無いとか

そこで考えられたのが、山をネットで囲い鹿の侵入を防ぐ試み・・・

あちら、こちらの山ではネットによる囲いが行われ、その中で植林が行われた

この作業ネットを張る作業だけでも数日間かかり費用も余分なものとなり負担が大きな

ものとなっている。

また、ネットで完全に進入が防げるかと言うと、そうでも無いみたいだ！

ネットに穴を開けたり、ネットを跳ね上げて進入を試みる鹿も現れ始めてきている現状に林業関係者も

頭が痛い問題となってきている。

そんな中、この画像が物語る異様な山の様子・・・この中には植林をされた苗木がある！

この方法は鹿からの食害に一定の効果があるとして、行われる事が多くなって来た工法・・・

苗木を植えた後、白い筒をかぶせ両サイドを支柱で支えると言うものである

この作業工程を考えてもネット同様に手間のかかる作業であり鹿がもたらす

影響により行わなければ成り立たなくなって来ている林業の現状・・・・・

山の中に立つ異様な様子を目にし、本来の山の姿とは・・・と問われる実情が、ここには

あるのかもしれません。