事あるごとに鹿食害問題を取り上げていますが、9月24日・日曜日(平成29年9月24日)に
高知の三嶺の自然をみんなで守る会と三嶺の自然を守る会でカヤハゲの土砂流出防止の対策として
流出防止ネットの作業が行われました。
今回の作業範囲は徳島県側の地域でしたが、広範囲に渡って土砂流出が懸念される場所だけに
今回の作業により土砂流出が止まり下草が生える環境が戻る事を願うばかりでもあります。
http://sannreiminnnanokai.blog.fc2.com/
http://sanreiminnanokai.web.fc2.com/
↑三嶺の自然をみんなで守る会のブログとホームページのリンクです! 今回の作業について詳しく書かれてあります。
今回の作業については、上記のホーム・ページなどを見ていただくとして、作業の手が入っていない
山の中は如何なのか・・・?以前から三嶺の山頂から見ていて気になっていた尾根の荒廃地を見てきました。
画像はカヤハゲの山頂から下った、標高1500m前後の場所にありました!
斜面がかなりの急傾斜地という事もあり、足を滑らせて滑落などになると、おそらく100m以上
滑り落ちるのでは、無いかと思えるほど急峻な場所でもありました。
三嶺山頂からも広範囲に荒廃が確認できるほどの場所でもあったため、現場に入ってみて驚いた場所でもあります。
下草が生えない環境下にある、こう言った現状・・・山は今も荒れています。
この場所に来る間も姿の確認はできませんでしたが、鹿による警戒鳴きを聞く事となり
依然、、鹿の密度の濃さを感じる場面もあり、下草が生えない環境が続いています。
深刻化する鹿食害問題・・・今後も鹿に対する対策を、どう考えて行かなければ、行けないのか?
考えてゆかなければならない、場所の一つでもありました。
また、この調査を行う上で標高が1400m付近には獣が集う、ぬたば・らしき物が・・・
今の時期は発情期を迎えた鹿の雄が来ているのでしょうか?
この場所は、つい最近まで、ぬたば として使われた跡が残っていました。鹿の姿は見る事はできませんでしたが
この近くでは、警戒をした鹿の鳴き声を聞く事となり、近くに鹿が潜んでいた事を得られる場所でも
ありました。
再びカヤハゲの直下にある樹林帯に戻り樹林の中を見てみると・・・
タコの足のように、放射線状にむき出しになった樹木の根が痛々しく感じられる場所に・・・
下草が生えない事により雨が降るたびに、樹木周辺の土砂を洗い流している場所でもあります。
山の環境は地表面から4階建てのビルに例えられると言われます。
土台となる地表面にはコケや次世代を担う樹木の苗木や灌木・下草が生える環境が望ましいとなれています
次に、カヤ・笹などのが生える環境・・・次世代の原生林を担う中間にあたる樹木があり原生林などの大きな
樹木があり、地盤となる表土が流れ出すことなくバランスの良い森の環境が保たれる訳ですが
今の山はビルの1階部分と2階の部分が抜け落ちた状態となり、このような状況となっています。
表土が流される事により、土砂流出が進んでいます!このまま木の根があらわになって行くと
次々と倒木が増え山の荒廃から崩壊にも繋がり兼ねない事態へと深刻な状況が続いています!
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