未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

娘も怒られました

2009-04-06 00:37:16 | 膵臓癌闘病記
7年前の5月に肝臓癌で亡くなった私の父は、生前、絶対癌告知や余命宣告してくれるな!と言ってました。
理由は医学が進歩した今でも癌はまだまだ難しい病であり、癌告知=遅かれ早かれやがて死を迎えるという意味になる以上、余命の告知は生きる希望を失わせ、苦しむ事になろうかと思うから。
人間誰でもいつかは死ぬと判ってるが、それは明日ではない、来年の何月何日でもない、という漠然としたもの。まだまだ生き続ける見込みと願望にたって、毎日生きているわけで、たとえひそかに自分で「癌かも?」と思っても医師(他人)から知らされない限り、本当に死ぬまで生き甲斐をもって最期まで生きる事ができるから。
というものでした。
この話を娘にしたら「私は知りたい!もしママより先に死ぬことになっても、ちゃんと言ってね!」と言いました。
ちなみに私も告知希望ですし、主人もしかり(だから告知したわけで…)
ところが、この母娘の会話を横で聞いていた主人は「おまえは未だそんな病気になったことも無いから、そう思うんだよ!なった人のこと考えろ」と言って、その場から立ち去りました。
やっぱり怖いのね。
屈強で(だいぶ痩せたけど)、見た目もヤクザみたいなコワモテなのにね。
余命宣告してくれない先生にイライラしてたくせにね。
ここへ来てビビッてるな?
えっ、じゃあ近い将来念願叶って(?)先生が余命宣告したら…私はどうしたら??

っていうか、余命、余命ってウルサイ患者って印象付けたから、先生私より先に本人に言うだろうな。
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4 コメント

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余命の告知 (仙台太郎)
2009-04-06 07:21:11
今の医者は、簡単に事務的に患者に告知します。何か足りないのに!患者の生き甲斐をすべて取り上げて、これから、どう生きたらいいのか、何のアドバイスもなく、あなたは末期癌だから、ただそれだけ、患者の事を真剣に考えてくれる医者に出会えた人は幸せですよ!今の時代、そんな医者はいないけど!今日からTS1に切り替えます。また副作用が出てダメになるんじゃないかなって心配です。誰でも死ぬのは怖いですよ。でも膵臓癌に確実に殺される、明日か明後日か分からないけど、患者の年齢が若ければ若いほど耐えられない!もちろん生きる目標、生き甲斐なんてないし、理解してくれるのは女房だけ!後はみんな他人事です。
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他人事 (筆者)
2009-04-06 09:07:31
そうですね、太郎さんの先生は紋切り型みたいですね。
うちの先生は、患者のことを考えてというよりは、本当に「わからない」って感じです。
でも、太郎さんの奥様はちゃんと太郎さんを理解してサポートしてらっしゃるんでしょうね。
私なんて「他人事」と思ってる人の一人かもしれません。ついつい「もっとシッカリしろ!」と思ってしまいます。
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はじめまして (MICHIO)
2009-04-06 17:27:32
はじめまして。私は51歳の慢性B型肝炎患者で、治療についての情報収集中に偶然ブログを拝見した次第です。最初から全て読ませて頂きました。様々な葛藤の中でご苦労されている様子と、夫婦愛が手に取るように伝わってきて、正直、読んでる最中涙が出そうになりました。これからも旦那様を思い切りささえてあげてください。うまい言葉が見つからず、月並みな表現しかできませんで申し訳ございません。東北旅行、楽しみですね。

これからも時々寄らせてもらいます。
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初コメントありがとうございます (筆者)
2009-04-06 23:14:09
MICHIOさん、はじめまして!コメントありがとうございます!
慢性B型肝炎の方が、よくぞ私のブログに辿り着いたものだとご縁を感じずにはいられません。
私のブログの内容は賛否両論あって、くそみそに言われることもありますが、たまにMICHIOさんのように「夫婦愛を感じた」とか言われる時もあります。
私は、私のブログのどこがどのように夫婦愛を感じさせるのか不思議に思っております。
しょっちゅう「離婚してやる~!」って思うしね(笑)

でも、私の正直な気持ちを書かないと、ブログを始めた理由の一つである「私のストレス発散」になりませんからね( ̄ー ̄)

また是非コメントくださいね!
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