魅央屋「DVD-PGの集まる店」

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●僕の牝秘書は同級生

2008年05月23日 | ☆3以下
図鑑No.130
●僕の牝秘書は同級生
原作・製作『Liquid』
原画『日陰陰次/くまっち』
販売ブランド『ネクストン』
主な属性「従奴隷/オンリーワン気味/一人をがっつり/凌辱も」
■ヒロインフルボイス。アニメ無し。回想モード。CGモード。


『御曹司の遺産相続試験は……牝を飼う事』


◆ストーリー。
 主人公は財閥の息子でありながら、今までは何特権があるワケではないフツーの生活をしていた学園生。
 その財閥会長である父が他界した事から、物語が動き出す。
 父の秘書で、生活でも面倒になっている女性から、父の跡継ぎとしてグループ会長の座に着く権利がある事を告げられる。
 ただし条件として、一カ月以内に上役が認める「牝」を秘書としてつけなければならない。「牝」とは表向きは秘書、裏は女奴隷という立場の従順たるシモベの事で、グループ会長は代々その象徴として「牝」を飼っているという。
 そうなると、今目の前にいる父の秘書も「牝」という事である。
 しかも、父の死後から経過して、すでに期日は20日しか残っていない。
 あの腹黒い親戚連中がやすやすと会長の座を自分に明け渡すとは思えなかったが、これで理由がわかった。
 しかし、父の「牝」だった彼女に妙案があるという。
 自分の家の中で、今まで唯一立ち入りを禁止されていた場所……地下室。今までの話の流れからして、おおよそ「そこが何かは」察しはつく。
 そこで待つように言われて、父の秘書と一緒に降りてきたのは、全裸になった彼女の妹であった。そしてその妹とは、主人公のクラスメイトでいつも女子の輪の中心にいる人気者の美少女。
 さらに父の秘書でクラスメイトの姉は「妹を主人公の牝として推薦しました」と事後報告をくれる。
 とりあえず裸の美少女を前にした童貞は提案を飲むしかなかったが、一人食えば贅沢になるのが男というもの。
 果たして、期日に牝となる女性は……?
 そして、主人公は会長になる事が出来るのか?


◇ヒロイン紹介。
『麻倉沙織』……主人公の牝候補。床につくほどの長髪をポニーテールにしている和風顔。刀や弓を持たせたらバッチリ似合いそうな娘。
 性格は清楚で物腰豊かなお嬢様。学園の人気者で、スタイルも抜群。
 牝に推薦されただけはあり、やはりある程度の「素質」がある。主人公に従順であろうとするが「歳相応の照れ」が見える。そして、牝として扱われているが、本当のところは「恋人」に憧れている乙女な気持ちもある。だが、立場から自分の心は表には出させないでいる健気系。
 メインなのだが、どこか一番浮いているような気がしてならないキャラ。(CV/涼森ちさと)

『水無月綾音』……主人公のグループ系列の会社の社長令嬢。なのだが、ことある事に主人公に突っかかってくるツンデレ。
 ……かもしれないが、容量上、DVDPGでは沙織以外のヒロインはバッサリカットとなりまして、おまけ程度の出演だす。
 原画家さんが2人いて、麻倉姉妹がデザインAで大人っぽく、水無月姉妹がデザインBで童顔である。
 個人的にはこの娘を本気で攻略したかったが「主人公とのカラミ」は一切なく、他人に凌辱される役でしかない。ぶっちゃけ「かさ増し」「パッケージ用保険」中途半端キャラ……。
 一応エンディングがある。(CV/天天)

『水無月美久』……水無月妹。「~です」が基本の「やかまし丁寧」なキャラ。ゲーム唯一のショートカット。
 姉思いで、綾音にイタズラした主人公に文句を言いに来るが、アホ丸出しで返り討ちにあう。メインの出番は出会いの一回だけ。それなのに、なぜかエンディングが用意されている中途半端なキャラその2。だが、主人公に凌辱されるシーンがあるだけ姉より待遇はいい……のか?(CV/紬叶慧)

『麻倉麗香』……父の「牝」だった秘書で、沙織の姉。サービスシーンは少なく、エンディングも無いが、ストーリー的に出番は多い。
 巨乳でメガネにストレートロングにスーツ装備という、典型的お色気キャラ。(CV/比未子)



 ……うん。回想モードもあってシステムは快適。
 ……なのだが、中途半端キャラがもったいねー!
 この場合、バランスを取るべきか、ヒロイン一本に集中させるか、収録に迷うところだが「メインヒロイン一人に集中させてエンディング数を増やす」のが正解だと思う。
 おつまみとエンディングになっても「どうなんだコレ?」という感想しか出てこないしね……。

 まあ、メインヒロインとはがっつりとしたサービスシーンがきちんとあり、回想モードCGモードと「役目」は果たしている。
 そこは満足できるのだが、問題は「個人的にメインヒロインが好みではない」という点にある。これは「おつまみ」を出したせいで生まてしまった目移りで、不満感が高くなる要因。
 とうせなら隠しとけばよかったのに……という、編集の中途半端な配球が失点になるDVDPGの典型的な例。
 ダ・カーポでも、メイン3人以外に無駄な(貴重な)時間をさくなって感じだったからなぁ。

 逆を言うと「メインヒロイン沙織」がストライクなら、十分満足のいく作品かもしれない。
 サービスシーンも「水音」がイヤラしく、臨場感バツグンで、ちゃんと汁物もあってイイんだけどね。オンリーワン作品のアキレス腱がね……登場人物4人の中で、沙織を最下位としてみちゃう私には不満が出る。
 AVでもトレーラー(作品紹介・おまけ)の女の子の方がが好みだった、とか、そんな感じ。


 総括。エロスはいい。良くできている。
 ただ、中途半端なオンリーワンは許せない。
 もっと別ヒロインを見せろ!
 という暴動(爆)。
 これこそ2枚組だったら良かったのにネ……。

 システムはいいし、ストーリーもサクサク読めるし、エロいし、使い勝手もいいし、本来なら文句のない作品なハズだが……何だろう、この損した感じは?
 出来はホントにいいんだけど……この、いいあらわせぬ気分になるのはナゼ?
 オリジナル版への嫉妬?!
 それだ!
 それが、このDVDPG版のかなり大きなマイナス。



 オススメ度……☆☆☆。(15%アンダー)



08/3/15
09/4/6 情報追加。




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