魅央屋「DVD-PGの集まる店」

ここの筆者「水華ミオ」。注・ここで紹介しているゲームは全て18歳未満購入禁止の商品です。ご意見等は本店のBBSまで。

●Fの封印~陵辱巫女伝説~

2009年03月24日 | ☆3以下
図鑑No.142
●Fの封印~陵辱巫女伝説~
原作『Girls software』
原画『大橋薫』
ブランド『N43Project』
主な属性『伝奇/鬼畜複数凌辱モノ/触手/幼なじみと恋愛/巫女』
■女性フルボイス。アニメ無し。パスワード。CGモード。


『巫女伝説を解き明かし、悪霊に呪われた島から脱出せよ』


◆ストーリー。
 主人公は大学生。同級生が5人しかいない離島で育ち、現在は上京している。そんな彼に、大学の教授がたまたま「隣の離島」出身(日本のどこだよ?)というよしみで「私の地元の巫女信仰」を取材してレポートにまとめろと、なかなか殴りたくなる課題を出された。
 ほとんど帰郷になるので、だったらついでに高校以来の同窓会を開こうと仲間達に集合をかけると、全員OK。
 取材する島が、高校時代の恩師の出身地でもあるという事で、連絡すると彼女は現在島に定住していた。こうして宿と会場が決まる。

 メンバーは主人公を含めて「男3人女3人」の6人に加え、家主の「女教師」に、おまけでやってきた「主人公の妹」まで同窓会に参加。
 久しぶりに幼なじみが全員集合した初日は、バカ騒ぎで幕を閉じる。
 翌日からは本題の取材も始め、社などを散策。そこで一つの事件が起こった。本堂に祭ってあった「鏡」を、アホの親友が割ってしまったのだ。親友はショックでか気絶。そして翌日には失踪するという大事件に発展してしまった。
 島の警察に事情を話すも、どうも乗り気ではない。そこで、島の長老にいきさつを説明すると、ジイさん烈火の如く怒り出す。

「鏡に封じていた巫女が復活してしまった!」

 巫女。取材にきた題材である巫女信仰。現在島での巫女役は「先生」であるという事が判明。当然今回の責任は彼女の監督不行き届きになり、メンバーも島から出る事を禁じられる。
 最初は何の事やらわからない主人公達だったが、その日を境に身の回りにおかしな出来事が起こりはじめる。

 身体の異常。
 まるで自分が体験しているようなリアルな悪夢。
 悪霊と化した巫女との遭遇。

「死にたくなければ巫女伝説を解明して、巫女を封じ込めるしかない」

 島の存亡をかけた事態に人事のように語るは島長のジジイ。
 こうして島民と悪霊を敵に回したメンバーは、手がかりを求めて島中を散策する事になってしまったのだった。



◇ヒロイン紹介。CV不明。
『神尾葵』・・・主人公が高校生の頃、産休代理の先生として学校に来ていた女教師。現在は地元で、伝統の巫女を継いでいる。
 ボブショートに切れ長の目と泣きボクロ。ヒロインの中では唯一の大人顔。イメージカラーは白と黒。
 巫女といっても、島では逆に立場が下の模様。
 メンバーがたまに見かける「岬にたたずむ少女」の事を気にかけているようだが?
 ちなみに彼女のルートは異様に短い。

『橘結衣』・・・洗練されたファッションと、金髪ふわゆるロングヘアー装備の、見た目で育ちのよさがうかがえる同級生。病弱で高校卒業後は家事手伝いというのもそれっぽい。という事はメンバーでは唯一の島に居残り組である。
 実は主人公の元カノ。肉体関係はなく、まさにそっち方面の出来事で気まずくなって自然消滅したカップル。
 今回久々に会話する機会が生まれ、実は彼女は男性恐怖症だったという設定が判明する。すれ違いの理由がわかったら二人の仲も再燃?

『麻生玲奈』・・・ラフなスタイルと逆扇型のショートカット。ボーイッシュでサバサバした同級生。イメージカラーはブラウン。
 現在は劇団に所属していて、事件が起こってからも毎日の発声レッスンは怠らない努力家である。が、自分がもがいている姿を人に見られるのが大っキライというスワンな性格。
 昔から主人公の事は好きだったが、レイプ被害者という過去があり、女として負い目を感じている。

『長谷川潤子』・・・メガネにリボンの三つ編みで「そのトシでその格好は引くぞ」というぐらい子供服のような可愛らしい服を着ているロリ系な同級生。イメージカラーは緑。
 見た目とは裏腹に非常にヒスチックな典型的「女」。いや、見た目通りワガママなのか?
 事件が起きてから、異常なまでの身体の疼きを覚え、一人で処理しているところを「お約束」で主人公に発見される。。

『須藤るり』・・・主人公の妹。いつの間にか島に来ていたツインテールのつるぺた娘。一応ストーリーの中心人物。イメージカラーはピンク。
 典型的な妹キャラ。それ以上でもそれ以下でもない。
 絵が趣味の主人公の親友(中性的な美男子)に気に入られていて、昔から絵のデッサンモデルになっていた。その彼も見事美大に合格して、画家への道に進んでいる。
 その何度も「るり」を描いた彼が、彼女にただならぬ違和感を感じて怪しんでいる模様だが……。

※と、ヒロイン紹介を終えたところで追記すると、上記のヒロイン達には「アナザーキャラ」が存在する。よってキャラ数的には「×2」となる。



 テーマは前世と現世。現在と過去のストーリーが展開して物語が発展する。

 で、悪霊として復活した巫女が昔「お世話」になった奴らに復讐する為「現世に転生した元巫女とその他」つまりメンバーを一網打尽にしようとする話。って言うとわかりいいかもしれない。
 そんなワケで、ヒロインの内1人が悪霊巫女の生まれ変わり。4人が封印した巫女の生まれ変わりという事になる。ネタバレになるので、誰が誰かは伏せるが。


 夢(過去の記憶)という設定で場面が切り替わり、アナザーキャラの巫女達が島民どもにいたぶられる、というのが濡れ場の一つになっている。
 現世では主人公との純愛的絡みが主だが、ヒロインによって出現タイミングはまちまちである。

 ついでに、パッケージ裏には「野郎もおとせる」的な事が書いてあるが「そのPC版の内容オールカット」されております。DVDPGでは非常に多いミスなのだが、アメリカだったら告訴の餌食になるぞ、コレ。と思わずにはいられない。


 内容は出だしが非常にわかりにくくて、理解するのに何度も読み直した。教授の地元がどうたらのくだりが特に。まさか離島が近場に二つあるなんて日本人なら沖縄出身の方ぐらいしか発想にないからねぇ。

 ストーリー的には、ちょっとベタすぎる。どっかで見た。舌の肥えた方にはオススメ出来ない。

 システムは「悪い」。最悪ではないものの悪い。1テキストが18秒出ている場面があったり、画面表示サイズが「4.5:3」ぐらいで、テキストの両端が常に見切れている。など、カ所カ所に非常にムラが見える。
 ボリュームも少ない。一日で終わる。パスワードは2文字だが、スキップで十分なので特にメモる必要はない。つーか、PC版から相当編集でカットされた場面が伺えるので、これは何とも……。



 総括すると、乱の交が大好きな方以外にススメる要素があまり無い。巫女ってのも際立っているワケでもないいし。
 凌辱純愛折衷の比率が6:4ぐらいってのも中途半端だし。
 この原画家さんのファン以外に中毒性も無いだろう。
 キャラ達は立ち絵はアレだが、CGではギャップがあるほど可愛いのが、せめてもの救い。



 この一つ前の記事が08/8/9という事から、この記事は去年の夏から休んで7カ月ぶりに書いた復帰モノ。文章と構成はこんな感じだった、よな?。
 ……まあ、どうでもいいか。ここ、影響力とかないし。




 オススメ度……☆☆。(大当たり確立10%アンダー)


09/3/12



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