魅央屋「DVD-PGの集まる店」

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●優遇接待# ~孤島と6人のスク水っ娘たち~

2009年12月11日 | ☆4
図鑑No.159
●優遇接待# ~孤島と6人のスク水っ娘たち~
原作『WAFFLE』
原画『緋色雪』
ブランド『アイチェリー』
主な属性『スク水/体操着/つるぺた/デバガメ/凌辱』
■ボイス一部有り。アニメ有り(セル)。パスワード。DVD4枚組。スクール水着辞書付き(笑)。廉価版リリース。
※PS2推奨


『接待シリーズ2+。スクール水着マニアは寄っておいで!』


◆ストーリー。

 主人公はどこにでもいるフリーターの青年。渡りに渡って107の職業を点々としているという、世間から見たらダメダメな人間であった。
 そんな主人公はある日、ひき逃げ現場に遭遇する。
 第一目撃者として病院にまで付き添わされた主人公は突然、

「バイトをしてみないか?」

 勧誘される。
 なんでも事故にあったオッサンは「お嬢様学園の所有する孤島の合宿施設の管理人」で、今年も合宿が行なわれる為、炊事洗濯のできる男手が緊急に必要だという。
 さすがに主人公もノリ気ではなかったが、その話の内容に含まれていた魔法の言葉で二つ返事でOKしてしまった。

「水泳部の合宿」

 何を隠そう、主人公は学生の頃からのスクール水着マニア。読書感想文でスク水モノの官能小説を読んで、本気で感想文を提出したほどのツワモノである。

 スクール水着がナマで見れればイイ!

 と、概要もよくわからないまま島に渡った主人公は、ブルジョワの建てた巨大施設にまず驚く。しかし、それを上回る驚きが管理人室の押し入れに詰まっていたのを発見する。
 大量のエロビデオ。
 それも、この島の施設内で撮影されたと思われる、どうみても一般流通ではないシロモノだった。そしてビデオの中でハッスルしている男は、おそらく前任者だった事故ったオッサン。
 さらに「陵辱日記」なるモノまで発見。それは、合宿に来た女性をおとしめて襲う手段まで事細かく記した悪魔のノートだったのだ。
 記された筆者(前任者)の名前は聞いた事がなかったが、語呂の悪い字面に連想され、ある人物名がふと頭をよぎる。

「連続婦女暴行魔、毒島音露」

 まあ、んな事はないかと、107のスキルを持つ主人公は意外にも108つめの仕事場で真面目に仕事を果たしていった。

 そしていよいよ2週間の合宿初日。やって来た女性は6人。引率者と5人の生徒。これまた主人公好みの「微乳」揃い。

 さらに、到着して間もなく彼女達は水着になる。
 それも、マニアの間で絶滅種とも言われている「旧タイプ、スカート付きスクール水着」着用で、である。
 それを生で、現役が着ているのを、堂々と見れる、だけで主人公には感無量であったが、据え膳的状況は男を徐々に狂わせていく。
 前任者が残した、完璧なのぞきポジションや記録、アイテム。
 無邪気に舞うスクール水着の天使達。

 ついに、着替えだけなら……と、一つ一つ理性を潰されながら主人公は、どんどんキワドいデバガメに走っていく。

 さらに、孤島で生まれるドラマ。人の秘密を知る蜜の味まで覚えてしまった主人公。

 彼女達の前では、へつらって完璧な管理人を演じきる主人公。
 最初はガードがカタかった女性達も、孤島で唯一の第三者である主人公に次第に打ち解けていく。

 果たして主人公は6つの果実を目の前にぶらさげられ、正常を保てるのか?

 夏休みに出会った「いいオジサン(のぞき魔だけど)」で終わるか、二代目陵辱魔として女性達を踏みにじるか。

 それは全てプレイヤーの選択次第である。




◇ヒロイン紹介(CV非公開)。

『七島末利(ななしままつり)』・・・ストレートロングヘアの典型的な美少女ゲーム標準キャラ。ジムとかネモとかハイザックという性能と存在感の女でる。
 照れ屋で友達に振り回される健気系。水泳部では急成長株の2年生準エースとして期待も高い。
 依存性が高い性格で、勉強でも生活でもすぐに誰かに頼ろうとする甘えん坊属性を持つ。
 実は極度のブラコンで、2日に一回かかってくる義兄からの電話を至上の楽しみにしているが、孤島に来ている間に兄貴に彼女が出来そうになったりと、こと義兄に関しては感情の起伏が激しい一面を見せる。
 そんなにメインヒロインっぽくはないのだが、兄貴に甘える妹の姿に主人公が過去を思い出し、その話に彼女も自分の立場を重ねていく、という真ルート的役割を持っている。
 最初に描かれた為か、立ち絵が皆よりちと雑。


『神海美乃(かんみよしの)』・・・毛筆のようなツインテールに、生まれ持った褐色の肌が艶かしい健康系ロリ娘。
 濃褐色の焼けた肌の下には薄褐色という肌のグラデーションは麻薬的な官能度。それとは対照的にひまわりのような無邪気な笑顔を繰り出すという、存在感No.1の実質メインヒロインのような少女。
 スク水と体操着の似合い具合では他の追随を許さないだろう。
 主人公いわく「最高の微乳」の持ち主で「スク水を着る為に生まれてきた」といわしめるほど。しかしそんな彼女からは「オジサン」と呼ばれるハメになる。
 末利とは友達で相部屋。下記の真結美とも「姉妹」といわしめ、台風のように暴走するチビっ娘。
 強化合宿組なので水泳選手としてはそこそこの才能だが、同級生エースが2人もいて目立たない2年生。
 自分の貧乳ぶりがコンプレックスで、孤島にも「豊胸合宿」のつもりで参加。アレコレ画策をしては周囲の人間をも巻き込んでダメージを負わせる。
 だが、バカそうなのに勉強が出来たり、おせっかいなぐらい友達想いだったりと「根はイイ奴」なのである。
 性的知識に乏しく無邪気。それゆえ、彼女の行動が主人公の最後の理性の糸をプッツンさせてしまう。
 ただ、いぢめると元気が無くなるので、ストーリー部分では楽しいキャラだが、攻略後は期待より面白味に欠けるのが残念。


『瀬名汐里(せなしおり)』・・・ボブショートベースの髪型に、伸びたもみあげ部分を輪っかにしているトリッキーヘア。スラリとした体躯の水泳部の2年生エースでキャプテン。よく新体操をベースにした怪しい踊り(トレーニング)をしている現場を目撃できる。ヒワイ。
 主人公に「あいさつの節約」と、いわしめる無口キャラ。かと思えば、怒った時は冗舌毒舌になり、物事をストレートに言うキツい性格。
 美乃が合宿中に友達になろうと画策しては、彼女の迎撃にあう。
 無口キャラでもあるが、攻略後は「ツン」になるので、プレイは一番楽しいキャラではないかと思う。「人でなし」いい響きだ(爆)。
 下記の渚とは昔からの知り合いらしく、ストーリー中たびたび衝突して、たびたび「百合の香り」をただよわす、色々な意味でアブない女子。


『春日渚』・・・春の日の渚。なんか空き缶とかいっぱい落ちてそうな名前だなぁ、と(笑)。
 引率の女教師兼顧問。年上ながら生徒に負けない貧乳ぶりである。ストレートロングヘアに赤い競泳水着着用。よくストレッチに水着姿でブリッジをしている。エロい。
 基本的にフランクな教師で気さくだが、暴走者には鉄拳制裁も容赦ない。教育も私生活も大雑把さが見え隠れする、まだまだ社会人新入生。
 現在婚約していて結婚間近。だが、最近は昔から「可愛がって」「色々教えて」「妹分」だった汐里とも関係が保てず、公私共にナーバスな日々を送っている。
 さらに、精神的ストレスで身体的異変も発生。周囲にそれを隠すのに大変な目にあっている模様。
 教師なのに普段着は生徒と同じく体操服にブルマ。それもサイズが小さめで腹だし状態になっている。ブルマも気持ちハイレグ気味。
 実はスクール水着やブルマは「学園長」など上の趣味で、今時スクール水着で大会に出場するという事態に、生徒達からのブーイングのフォローなどにもストレス増幅させるとばっちり。


『磯崎真結美』・・・この作品は「#」つまりプラスシチュエーション版で、その際追加された新キャラである。
 このキャラのコンセプトは「極ロリ」。先輩方よりさらに小さく、「発育未満で腹出ている」ぐらいの超幼児体型極貧乳1年生。水泳部のマスコット的存在らしい。
 主人公を「お兄ちゃん」と呼び、自分の事を「まゆたん」と呼ぶ事を強要される。
 新1年生から、水着は「新型」と呼ばれる伸縮性のある普及型のスクール水着になり、体操着も一人だけポロシャツとスパッツ。
 姉妹コンビと自画自賛するほど美乃とは仲が良く、2人が一緒になると、通った後には雑草一本生えていないだろうほどの暴走パワーを放つ。
 非常に要領が良く、自分のキャラを利用して物事うまく立ち回る、社会に出たらタチの悪い女予備軍。
 こっそりノートパソコンを持参しており、情報収集するのが趣味。出所のわからない情報で周囲を混乱させる事もしばしば。
 意外にも5人の中では性的知識は上位で、たまに自分の価値を知っているかのようなキワドイ言動は、主人公をたびたびフリーズさせるという小悪魔属性を持つ。
 追加キャラのわりには、それこそかなり優遇されたポジションで、出番も多い。


『鷹谷深波(たかやみなみ)』・・・追加キャラ2。コンセプトは「極巨乳」。ライン入りの旧式スク水に長身ダブル三つ編み装備の京女属性という設定。3年生。スク水でハミ乳という新風を吹き込むキャラである。
 まゆたんとは違い、こっちは追加キャラらしく「4割な扱い」にとどまっている感がする。
 高い運動能力を持ちながら、病に蝕まれて才能が開花せずに最後の夏を迎えたという三杉君キャラ。
 最近まで入院していたらしく、復帰後すぐこの合宿に参加。毎日深夜まで無理なトレーニングをしている。
 しかし、急激に復帰出来たのは薬の多用のおかげで、主人公が偶然(?)発見した薬の中には……。
 どこかCGのカット割りも他とは違う感じで、違和感たっぷりなキャラ。



 今頃「旧作紹介」というのもここの醍醐味。まあ夏物語なので今の季節には調度いいだろうかなと。

 今回は人気の「接待シリーズ」第2弾。この先だか後に『水泳教室』という第1弾の原画家(さくやついたち)がキャラデザした作品もあったような?(うろおぼえ)
 同じ会社の同じスク水モノだが、接待シリーズではなかったかと。


 という事で、第1弾で活躍した毒島音露は、女系一家凌辱事件を起こした後、この孤島に舞台を移して狩りをしていたが、どうやら策略気味に交通事故にあってしまった。そして『逃亡者シリーズ (ショートストーリーの5本)』というゲームで復帰。その後『汁だく接待』へとメーカーの看板として進行形で続編がまだまだリリースされている。
 ちなみに『逃亡者(前・後)』として発売中。さらに『汁だく接待』『~おかわり○杯』とその続編はDVDPGにスピード移植されている。

 まあ、作品のとりまきはこれくらいにして本作の紹介。


 またしても……。
 またしてもPS2仕様!

 普通のDVDプレイヤーだと早送りも巻き戻しも受け付けないタイプのゲームだす。
 まあ、1チャプターが10分弱なのが救いといえば救い。
 前々頁のアレよりは、格段にマシなレベル。


 とりあえず、属性を見てもらえば分かると思うが、

「ロリ系以外お断り!」

 ってな具合で、かなり好みが分かれる作品である。


 しかし、特筆すべきは「スクール水着魂」。
 とにかく、立ち絵からして凄い。水に浸かる前、濡れた後の光沢の違いのCGの塗り込みなどは無駄にスゴい。

 さらにおまけの「スクール水着辞書」では、スクール水着の歴史や用語まで詳しく解説。これを読めば誰でもスク水通ぶれる内容である。

 アホだ。

 ナンバー3のアホである。

 ちなみにマイアホ1位はPCエンジンの「ミッション系女子高図鑑」である。あれを超える「真剣なアホ企画」は無いと思う。あっても21世紀じゃ発売できないだろう。ナンバー2は知らん(笑)。

 スクール水着誕生秘話から、改良の歴史、なぜ紺色が多いのか、素材の秘密に用語まで、ストーリー中に出てくるウンチクも合わせて無駄な知識が脳内にするっと入ってくる。まあ、プレイしたら人間(ノーマル)としてのマイナススキルが必ず1つは増える作品になっております(爆)。
 プリンセスライン。信者の崇高なる思想に生まれた命名だなぁ。

 まあ逆に言うと、興味のない人には見向きもされないゲームとも言える。

 あと、ストーリー部分の水着へのこだわりはスゴいんだけど、プレイ内容は常人でも思いつくモノしか出てこなかったのが残念!
 アダルトビデオでも見れるようなプレイだし、そこはスク水マニアの夢だけで作ってもよかったのでわないかな~、ってカンジだった。
 ただ「チラリズム」にこそ、このゲームの本質が発揮されている、そんなカンジ。ますますマニア度が高い。

 あと、密かに体操服もポイント高いだす。私服はオープニングの登場シーンでしか出ないし。


 「ゲーム内容100時間以上」という歌い文句はウソ偽りなく、DVD4枚組で、たっぷり楽しめる。
 原作と同じく「場所移動してヒロインとのエンカウントをさぐる」タイプになっていているが、ハズレ無しフラグ無しリトライ自由なので、いわゆる絨毯爆撃攻略をリロード無しでプレイ出来る。
 満足したら任意で時間を進めていく。同じシーンを何度でも見る事が出来る。
 ただ、一日が長いのでパスワード(3文字)はメモった方がいい。


 アダルトシーンはディスク4に集約されており、一度攻略ルートに入ったらハズれる事がない。

 ボイスは一部だけで、ストーリー部分はほぼ字幕だけで展開される。オープニング部分とディスク4のアダルトシーンはフルボイスである。
 あと、ストーリーでもボイス入りのシーンがたまにあって、音量を高くしているとビクってなるよ。

 CVは非公開だが、美乃はゴトーユーコさんっぽい声に聞こえる。確実なのはフィフスツインのCVもやった人。ワッフル作品だし、同事務所に依頼しているだろうと思われる。


 まあ、裸はもとより他人のプライベートをのぞくという行為は正直楽しい。「そろそろ陵辱しますか?」いらんから、お話の続きを見せろって、チラリズムと人間関係や女性達の自爆エロスが気になるストーリーとなっている(爆)。

 あと、ワッフルというメーカー、毎回音楽がいいネ。SEも無駄に多いし(笑)。ツインテールの揺れる音なんか必要か?
 というぐらい。



 総括。
 ん~、まあ、あまり実用度としては高くないかも~、という感じがする。ストーリー中に出てきた全てのCGをリサイクルしてアダルトシーンにしているのは貧乏くさい。
 PS2仕様だし、マイナス点も多々あるが、

 スクール水着!
 つるぺた!
 体操着!

 が好きなら得点は大きく加算されるだろう。
 普通のストーリー部分で出てくるコラボ「スク水+エプロン」はまさしく「無理のない展開」である(失笑)。
 あと、アイチェリーDVDPGオリジナルのセルアニメは相変わらず微妙……。

 CGとテキスト違いなどバグもちらほら。特に美乃の「ここ1の見せ場」というシーンが再生不能で強制停止がかかるのは残念(2つのDVDプレイヤーでダメだったからアウトだろう)。

 まあ、ボリュームたっぷりでガチで遊べる。漢として婦女子の秘密をむさぼれるのは本能として楽しいので、そこは買いたい。
 エロスとドラマの折衷が面白い。

 笑いアリ、修羅場アリ、こんな無茶な内容なのにホロリとさせるいい話も多数アリ。

 まあ、ストライク入らなかった人でも、廉価版(税抜2800円)なら十分許せるレベルだと思う。

 このゲームのポイント。
☆「無駄な情報量(スク水の)」
◎「DVD4枚組のPGでは破格のボリューム」
○「つるぺた最高(グラフィック)」
▽「早送り禁止」
×「エロス加減(CGの使い回し具合)」





 オススメ度……☆☆☆☆。(大当たり確立30%オーバー)
 廉価版じゃなく5800円なら3.5かな?





09/7/13(ナイスの日……考えた人、とりえず謝って)




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