友田 修/花冠同人

友田 修の俳句ブログ

03-06-23自由な投句箱~春の泥

2023-03-11 17:33:29 | 花冠 自由な投句箱
備忘

啓蟄やヒマラヤ杉と青い空★★★
夜半過ぎ雨戸が揺れる春嵐★★★
満月の照らす小径に春の泥(原句)
満月の照らす小径の春の泥★★★★(正子添削)

今日の秀句/3月6日(1句)
★満月の照らす小径の春の泥/友田修
元の句は、「小径に春の泥」だったが、「小径に」春の泥がぽとぽと落ちている感じがするので、「小径の」に直した。「満月の」「小径の」「春の」と「泥」へ次第にフォーカスしていく「の」の使い方に注目いただきたい。春の泥が満月に輝いている。(髙橋正子)

02-25-23 自由な投句箱~梅の花

2023-03-11 17:27:20 | 花冠 自由な投句箱
備忘

陽を受けてやがて崩れる霜柱★★★
早暁のひかり集める梅の花★★★★
早咲きの花に見惚れる車窓かな★★★


今日の秀句/2月21日~2月28日

★早暁のひかり集める梅の花/友田 修
早暁、辺りに光が届き切らない時刻、梅の花はひかりを集めて輝いている。
早暁の光に輝く白梅の花はなんとも清々しい。(髙橋正子)

03-27-22 自由な投句箱

2022-05-15 12:50:55 | 花冠 自由な投句箱
先生より評点いただきました。

公園の桜に集う昼下がり★★★
追分の辻に古木の桜かな★★★★
満開に早や舞い落ちる桜かな★★★★
虚子の句に「咲き満ちてこぼるる花もなかりけり」があるが、この情景は満開の頂点のほんの一瞬と言ってよいほど短い時期だろう。すぐにひらり、ひらりと桜の花びらは舞い落ちる。時の移ろいが目のあたりに見える。(髙橋正子)

今日の秀句/3月21日~31日

3月27日(1句)

★満開に早や舞い落ちる桜かな/友田 修
虚子の句に「咲き満ちてこぼるる花もなかりけり」があるが、この情景は満開の頂点のほんの一瞬と言ってよいほど短い時期だろう。すぐにひらり、ひらりと桜の花びらは舞い落ちる。時の移ろいが目のあたりに見える。(髙橋正子)

02-05-22 自由な投句箱

2022-05-15 12:32:22 | 花冠 自由な投句箱
先生より評点いただきました。

立春の川面膨らむ光かな★★★
垣根越しほのかに覗く梅の花★★★★

春の月甍を黒く照らしおり★★★★
春の月が屋根を照らし、明るい月に甍は黒く光を返している。落ち着いた構図が、俳句の内容とよく合っている。(髙橋正子)

今日の秀句/2月1日~10日

★春の月甍を黒く照らしおり/友田 修
春の月が屋根を照らし、明るい月に甍は黒く光を返している。落ち着いた構図が、俳句の内容とよく合っている。(髙橋正子)

01-22-22 自由な投句箱

2022-01-23 19:14:04 | 花冠 自由な投句箱
評点、添削いただきました。

道々の大寒を見る散歩かな★★★
「道々の大寒」のところは、抽象的なので、俳句では、ここを具体的に物で表して述べることが推奨されます。具体的には何が印象にのこったのでしょうか。(髙橋正子)

大寒の朝に鋭くカラス飛ぶ★★★

水仙と雨音を聞く冬座敷(原句)
「水仙」は、冬の季語で、「冬座敷」も冬の季語ですので、季語は原則、一句に一つにします。(髙橋正子)
活けられし水仙と聞く雨の音★★★★(正子添削①)
水仙の香に雨音を聞く座敷★★★★(正子添削②)