松尾 節子/花冠同人

松尾 節子の俳句ブログ

立春

2007-02-04 23:26:13 | Weblog

昨日と打って変わったいいお天気 温かく立春にふさわしいお天気
足を痛めていた母がやっと歩行練習を始めた。


立春の陽をあび老母(はは)の歩行練習
木洩れ日の日差し確かに春兆す

2007-02-03 21:56:09 | Weblog
07/2/3
 この冬暖冬気味だったが、昨日から気温ぐっと下がり雪になる。関東在住の子供に携帯で写真を撮りメールで送る。東京は暖かいと返信あり。

雪ふりて存在凛と背振山
子に送る故郷の雪携帯で
雪景色携帯で撮り子に送る
雪降りて早良野(さわらの)さらにひろくなり
雪の結晶フロントガラスに踊りおり

食卓にただ一本の冬薔薇
台所に灯をともすごときに冬薔薇

木瓜蕾

2007-01-28 01:15:11 | Weblog
  今年は温かいせいか我が家の木瓜の蕾が膨らみ始めた。いつもよりずっと早い気がする。毎朝出勤前にそれをたしかめるのが楽しみになった。


ぼけ蕾少しかたきを2個見つけ

ぼけ蕾見つけしあさのうれしさよ

ぼけ蕾のふくらみたしかむ朝毎に

霜の朝

2007-01-15 23:50:20 | Weblog
明け初めし野に霜一面広がれり
雑草をねじふす如くに霜一面
早良野(さわらの)は子らのふるさと霜真っ白
霜雫ひと粒づつに陽のひかり

日脚伸ぶ

2007-01-10 23:27:10 | Weblog
日脚伸ぶ車窓に夕陽浴びながら

日脚伸ぶ夕日に向かって電車ゆく

日脚伸ぶ気持ちも少し軽くなる


 高橋 両先生、皆様長くお休みして申し訳ありません。また、ボツボツ一からはじめたいと思います。よろしくお願いいたします。

 
06年8月以来の書き込みである。
夫や老母の入退院などで句は心にありながらなかなか書くエネルギーがなかった。

皆様の句は時々拝見しておりましたが。やっと書き込みたい気持ちになる。


猛暑

2006-08-06 02:25:50 | Weblog
 7月下旬、夫がペースメーカー入れ替えのため入院。
94年に初めてぺースメーカーを入れてから今回で2回目の入れ替えとなる。
 
94年は今年のような猛暑で夫の病状も悪く夢中で過ごしたことを思い出す。

 (94年に夫がペースメーカーを入れた頃)
  病む夫(つま)が気がかり今年の猛暑かな
  寝苦しさやふとたしかめる夫(つま)の脈
  ペースメーカー入れて夫(つま)の夏が過ぎ
  ペースメーカーで蘇えりし夫(つま)の夏

 今回も無事に手術終了してほっとしている。
 
 ペースメーカーを入れ換えし夫とみる花火

冷汁

2006-07-28 12:40:27 | Weblog
(宮崎米良の里にて)

星見あげぜいたくな時間をいとおしむ
心こもる冷汁(ひやじる)の美味しさゴマミソ豆腐
青紫蘇とみょうがの香うれし冷汁の夕
ゴマの香が宿に満ちて冷汁の夕餉

*冷汁は宮崎の郷土料理とかで熱い麦ご飯に冷たいゴマミソ豆腐などにみようが、あおじそなどの薬味が入ったお汁をかけていただく夏に元気がでそうな美味しい料理であった。

花火

2006-07-19 01:00:47 | Weblog
 山の仲間と民宿に泊まり大人だけで花火をする。  

 ロケット花火に思わず少しはしゃぎたり
 なつかしさ胸にひろがり線香花火
 早朝に花火の残骸集めたり

梅雨晴れ間

2006-07-01 00:15:28 | Weblog
梅雨晴れ間日差しに闊歩ジーンズの青年
完熟の大盛りトマト老婆の露店

6月の風も祝福娘(こ)の誕生日
吾子生まれし日も6月の風さわやかに

渓谷に沿って紫陽花色とりどりに
早良野(さわらの)の植田しっかり緑濃く

青葉道

2006-06-14 12:21:20 | Weblog
06/6/13
我が家で退院後療養していた老母を実家まで送る。

万緑の中をゆく病後の母乗せて
青葉道一人暮らしの老母(はは)送る
青葉影一回り小さくなった母の笑顔