俳句雑誌「水煙」2月号掲載作品 2005-12-21 16:06:23 | Weblog [作品7句欄] 老いてみるもみじはさらに華やかに 夕暮れの街にポインセチアあふれおり ポインセチアにこころの少し弾みたり 窓開けてまず目に飛び込む吊るし柿 干し柿の陽を吸い込みてあたたかき 洗濯物と並んで陽を浴ぶ吊るし柿 みぞれ降る夜は老母をふと思う
俳句雑誌「水煙」1月号掲載作品 2005-12-13 13:33:17 | Weblog [作品7句欄] 秋澄みて背振近くに迫りけり 踏みしめて大地に還る落ち葉かな 落葉し背振の空の広がれり 束ねられ赤艶やかに唐辛子 越し方の人生語る秋の宿 歓声のあがる所に山紅葉 水澄みて紅葉の一葉流れゆく