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放射能泉(ラジウム温泉)と放射能云々

2011年03月26日 | 温泉や旅館や料理のイロイロ
東京原発事故の報道と放射能泉を調べていて、私の中で疑問点をまとめ調べている最中です。
あくまでも私意見としてご覧ください。科学的に、医学的に実証されていない事柄も多いです。


参考にした「日本産科婦人科学会」の案内書

1.村杉温泉の飲泉可能で700ベクレル、都内の水道水からは210ベクレル。なぜこれほど騒がれるのか?
  これは放射性物質が関係しているようです。報道機関によっては数値のみを報じていますが、「放射性ヨウ素の数値」と付け加えられてもいます。
  この「放射性ヨウ素」が曲者で「ヨウ素131」のことを指します。
  
  ※放射性物質には「ウラン238」「ラジウム226,224」「ラドン222,ラドン220,トロン220」「セシウム134,137」などなど。
   ウラン238が45億年かけてラジウムやセシウム等に11段階の崩壊をし、最終的に鉛になります。
  ※ウランやラジウムは数千年から数億年かけ弱まるために微量の放射能量、重いので岩盤などに含まれる。
  ※ヨウ素131やセシウム134は数日で弱まるもののウランなどに比べたら強い放射能、軽いので大気で運ばれる。
   「ウランは約45億年かけ崩壊し放射能は極極極々微量」「ヨウ素131は8.1日で崩壊しガンマ線やベータ線を出す」

  ヨウ素は人間にとって必須元素でこれは「ヨウ素127」。放射性物質は「ヨウ素131」。ラジウムは必須元素ではないので人体には取り込まれない。
  人間ののどにある甲状腺にヨウ素は蓄積されます。人間の体が「ヨウ素127」と「ヨウ素131」を区別できないので
  「ヨウ素131」が甲状腺に数日留まりガンを発症しやすくなるようです。
  放射能の解毒のために「ヨードチンキを飲みなさい(殺菌作用が強いので危険)」
  「ワカメを食べなさい(ヨウ素が体内に取り込まれるまで時間がかかる、予防措置、○×見解いろいろ)」と騒がれたけど
  実際の放射能の解毒には専用の服用薬がある様で、甲状腺にたまった「放射性ヨウ素」を「非放射性ヨウ素」に置き換えているようです。

  チェルノブイリの事故では若い人ほどガンを発症し、40歳を過ぎていれば甲状腺に「放射性ヨウ素」が蓄積しにくくガンになりにくい様です。
  この蓄積は食物連鎖の過程で乳幼児や若い人ほど甲状腺にヨウ素を取り込もうとするらしく、放射能の影響を示す数値の基準が厳しくなっています。
  それでも微量で、今回最も高い放射能値のホウレンソウを1kg食すと約330マイクロシーベルトで、胃のX線集団検診を0.5回分で、本当に微量。
  しかも水洗いすれば放射性物質(セシウム含む)の8割は落ちると実験結果があります。

  また都内水道水で210ベクレルの放射能が検出されたことでは、基準値を上回ったけど安全だよといわれた根拠。「日本産科婦人科学会」の案内書より引用。

  『総被曝量(マイクロシーベルト)=(摂取ベクレル総量)×2.2÷100
   例えば、500 ベクレル/kg の水を1 日1.0 リットルずつ 365 日飲むと
   500×365×2.2÷100=4,015 マイクロシーベルト(約4.0 ミリシーベルト)となります。』

   他にはこの1リットル当たり210ベクレルの水道水。どれだけ飲んだら乳児基準値の半分、胎児基準の50ミリシーベルト (50000マイクロシーベルト)になるのか?
   答えは「1700Lを一度に飲むこと」。乳児には無理です!大人でも無理だ!!
   もしくは「1日1Lを1700日飲み続けること」。この内容がテレビで紹介され、アナウンサーが冷静な顔で「乳児じゃなくなりますね」と突っ込んだほど!!
   でも少量でも放射性ヨウ素が少量でも入っていれば、それだけで不安なのが本音。

  と言うことで、ラジウム温泉の「ラドン222」の700ベクレルと、水道水の「放射性ヨウ素」の210ベクレルは数値以外に
  人間体内での蓄積しやすさ、半減期の違いなども関係しているようです。


2.放射能泉の温泉地では被爆しないのか??
  放射能泉には「ラジウム泉」や「ラドン泉」「トロン泉」などがあり、
  そもそもの放射能量が微量で「ラドン222」や「トロン220」はガス性で数秒から数十秒で消滅します。
  逆を言えば微量の放射線をいかに効率的に体内に取り込むかが課題になります。

  秋田県の玉川温泉、鳥取県三朝温泉、新潟県村杉温泉、二股ラジウム温泉………。
  ガン治療や様々な療養に利用され「放射線ホルミシス効果」は微量だと逆に良い生理的刺激があるとされています。

  ただ正解が出せないのがWHOやアメリカの見解で、ラジウムはガンを誘引する物質とされています。
  国内の温泉地の数値は、国際機関が定めた基準値の十数倍以上を示す箇所があります。
  
  見解の違いなんだけど、玉川温泉では余命宣告された方が元気になられた話も聞きますし、
  三朝温泉は100歳を超える方が多い長寿の温泉としても知られる程です。
  
  療養泉としての放射能、今回の原発事故で知識は深まりましたが、なお謎が多いです。
  放射能泉以外の泉質のように、視覚、味覚、嗅覚などで判断出来ればいいんだけど。

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