飛び出せ！青春 やるぞ見ていろカンニング

飛び出せ！青春とは、1972年に日テレで放映されていた連続青春コメディ・ドラマで、当時、ｏｎ　ｔｉｍｅで観ていました。当時、かなり人気があって、青春物では最も長く、約1年間に43話も放映されました。
このドラマ、いわゆる根性物ではなく、全くのコメディで、1部シリアスな内容もありますが、お決まりの、ベタな熱血教師＆落ちこぼれ生徒のからみが凄く面白いので未だに愛観している次第です。
その第４話には、太陽学園（ドラマの舞台となる高校）の融資元の銀行員の息子役で水谷豊が出演していて、彼特有の少し、震えた声で好演しています。
ストーリーは、江川教頭の提案で試験の順位を校内に張り出すようになってしまい、水谷豊扮する林が巧妙なカンニングによって、校内ＴＯＰになるのが事件の発端となり、自発的にカンニングをやめさせようとして、林をいさめない、河野先生に反感を持った、落ちこぼれの3年Ｄ組の連中が全員でカンニングをするという問題に発展し、河野先生の首、危うし！というお決まりの展開です。
この話でのみどころは、ドン、チャッチャッで（笑）問１の②の問題をカンニングさせろという合図のことで、ドンと足を踏み鳴らし、その後、手で机を2回叩くという（爆）極めてクラシカルな手法です。
鎌田敏夫の脚本も見事はまり、超笑えるコメディ・ドラマです。