おやじなミュージックライフ

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飛び出せ!青春 へそはお前だ

2006-02-01 | 懐かしい
「飛び出せ!青春」は私が中学2年生の時に大HITした日本テレビ(東宝系)の日曜ドラマで、1972年2月~1973年2月放映されました。当時、クラスの男連中の多くは見ていて、今思えば少なからずとも、学校生活に影響を与えたような気がします。

出演 村野武範 酒井和歌子 有島一郎 穂積隆信 柳生博
   石橋正次 頭師佳孝 穂積ぺぺ 剛達人 大田黒久美 菅井きん 南風洋子

出演者をみてもなんとまぁ懐かしい面々!特に、酒井和歌子さんは未だにその美貌は衰えておらずたまにTVで観ても当時とあまり変わっていないように思えます。

【あらすじ】
太陽学園に赴任してきた河野武(村野)は学生寮に入ることになった。それは不良寮生との間にトラブルを起こさせ、学園から不良学生を排除しようとする江川教頭(穂積)の策略によるものだった。
これまで好き勝手にやってきた片桐(剛)達寮生は寮はおろか学園からも河野を追い出そうとして、あの手この手でいやがらせを続ける。一方で、こんな寮生の状況をせせら笑っていた自宅通学組の柴田、山本(頭師、穂積)達と寮生組との間の対立が絶えず、ただでさえ、学園でトラブルの絶えない不良の集まりであるサッカー部が分裂状態になってしまう。
そんな中、スポーツ万能で、気ままにあらゆる部を渡り歩く高木(石橋)にサッカー部のキャプテンになれと勧めているさなか母親(南風)が帰宅するや、高木は母親と口もきかずいきなり不機嫌に、キャプテンの話を断った。
高木が何を考えているのか理解できない河野に、高木と同じアパートに住む同級生の生田みどり(大田黒久美)は、本当は高木がサッカー部に入りたがっていることを告げる。また高木を頑固にしているのは母親の職業を恥じていることにあると言う。
高木は幼い頃、父を亡くし、高木の母は米軍基地近くの居酒屋で働き高木を育ててきたが、高木が自分の職業を恥じていることを知ってか、高木に気をつかう関係が続いてきていた。
そんな中、河野は、母親を恥じて、母親や自分や環境に甘えている高木に激昂し、ある朝、川原で殴り合いになる。
河野は高木を殴りながら、「素晴らしい母さんじゃないか!」を連呼する。高木は、母親を恥じていることを反省し、サッカー部のヘソ(キャプテン)になることを承諾する。

今回の登場人物のファッションは、河野(カメラマン・コート、フィッシャーマン・セーター、デザートブーツ)、高木(ピーコート、フィッシャーマン・セーター、サイドゴア・ブーツ)等でなんとも懐かしい70thファッションです。
あと、片桐の部屋に入った瞬間、洗濯物の柄パンが干してある光景は、正に男おいどんの世界(笑)
また、河野に対する嫌がらせも、女子が入浴中の寮の風呂の札を男子入浴中に変えて、それに気づかない河野が風呂に入ってしまうとか、夜中に騒音を録音したテープを流すとか、パチンコ玉をぶちまける罠で転ばせるとか古典的コメディタッチの
悪戯であるのも面白いです。
更に、石橋の50万枚HIT曲「夜明けの停車場」を高木(石橋)がガット・ギターで弾き語るのも、大きな見どころです。

河野が高木を殴りながら、「素晴らしい母さんじゃないか!」を連呼するシーンを観ていて、今の日本が失いつつあるものをかいまみたような気がするのは私だけでしょうか。
未だ親不孝を重ねている自分自身に恥じるこの頃ですん。(号泣)

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