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中学入試・算数の小部屋

中学入試に出される算数の問題は、一般の人にとっても、なかなか良くできた脳トレです。

雙葉中学校2010年入試問題

2010年05月28日 | 中学受験算数・問題
表のような3種類の本A、B、Cがあります。このうち何冊かを本箱に一列に並べます。まず、できるだけ多くの本を並べると26冊になり、27冊目は並びません。
次に、本箱の幅ぴったりに並べたところ、全部で23冊になり、そのうちBは14冊でした。A、Cは何冊でしたか。本箱の幅は何cmですか。

(表)
A 1冊の厚さ(7cm) 冊数(5冊)
B 1冊の厚さ(3cm) 冊数(15冊)
C 1冊の厚さ(1.5cm) 冊数(10冊)

鴎友学園女子中学2010年(3次)算数5番

2010年02月04日 | 中学受験算数・問題
ある中学校の図書館で、図書委員が本にラベルを貼る仕事をします。
次のことがわかっています。

・1年生の委員は2年生の委員よりも6人多く、3年生の委員は2年生の委員よりも4人少ない
・委員1人が1日で貼る数は、2年生と3年生は同じ、1年生はその半分
・1年生だけではちょうど8日かかり、2年生だけではちょうど6日かかる

3年生だけでは何日かかりますか。

浦和明の星女子中学校2010年1月入試算数5番

2010年01月31日 | 中学受験算数・問題
AさんとBさんの2人が、1から7までの数が書かれた7枚のカードを使って次のようなゲームをします。

AさんとBさんが、裏返しに置かれた7枚のカードから3枚ずつ引きます。引いたカードのうち、奇数が書かれたカードは自分のものとし、偶数が書かれたカードは相手に渡します。そして、持っているカードに書かれた数の合計を得点として、得点の高い方を勝ちとします。このとき、カードは1枚だけ残ります。

(1)一度ゲームをしてみると、3が書かれたカードが残り、AさんがBさんに15点の差をつけて勝ちました。このとき、AさんとBさんの得点をそれぞれ求めなさい。また、AさんとBさんが持っているカードに書かれた数をそれぞれ答えなさい。

(2)次にもう一度ゲームをすると、2人の得点は同じになり、引き分けました。
このとき、次の【1】【2】【3】の空欄には「偶数」か「奇数」のどちらかの言葉を、また、ア~カの空欄に当てはまる数を入れなさい。

2人は引き分けたので、2人の得点の合計は【1】であり、残ったカードに書かれた数は【2】であることが分かります。
さらに、AさんとBさんが持っているカードについて、偶数が書かれたカードと奇数が書かれたカードの組み合わせと、それらのカードに書かれた数が1から7のうちのいずれかであることから考えると
  Aさんは、偶数が書かれたカードを(ア)枚、奇数が書かれたカードを(イ)枚
  Bさんは、偶数が書かれたカードを(ウ)枚、奇数が書かれたカードを(エ)枚
持っていることが分かります。
これより、AさんとBさんの得点は共に【3】となり、さらに、このことと、2人の得点が等しいことから、2人の得点の合計は(オ)の倍数であることが分かります。
そして、残った1枚のカードに書かれた数は(カ)であることが分かります。

栄東中学校2010年A日程算数4番

2010年01月14日 | 中学受験算数・問題
【4】次の問いに答えなさい。

(1)連続する2つの整数を小さい順に○、△とし、□は○、△とは異なる整数とします。
○+△=□×□
となるような○、△のうち最も小さい○の値を求めなさい。

(2)連続する3つの整数を小さい順に●、▲、■とし、★は整数とします。
●+▲+■=★×★×★
となるような●の値の中で3番目に小さい値を求めなさい。

鎌倉女学院中学校・2008年算数・2(5)

2009年12月19日 | 中学受験算数・問題
次の(     )にあてはまる数を求めなさい。

だれがやっても1人でやると3時間かかる作業があります。この作業を午後1時にAさんが1人ではじめ、午後2時にBさんが手伝いに来ました。2人が作業を始めてから(     )分後にCさんが手伝いに来たので、午後3時に終えることができました。ただし、手伝いに来た人にはAさんが5分間やり方についての説明をし、その間Aさんの作業は止まっています。

日常生活からの出題。

2009年08月15日 | 中学受験算数・問題
ある店で買い物をすると、現金ではらった金額の5%分がポイントとしてもらえます。持っているポイントは、次回からの買い物に1ポイントを1円として使うことができます。
今、花子さんと太郎さんはそれぞれ800ポイントを持っていて、5040円の品物を買います。
次の(ア)(イ)(ウ)にあてはまる数を求めなさい。

(1)花子さんが、代金を現金4940円と持っているポイントのうちの100ポイントではらったら、次回から使えるポイントは、残ったポイントと合わせて(ア)ポイントになりました。

(2)太郎さんが、代金(イ)円と持っているポイントのうちの(ウ)ポイントではらったら、次回から使えるポイントは、残ったポイントと合わせて380ポイントになりました。

以上、2009年フェリス女学院中学校の入試問題の2番です。

また、次のような問題を出した中学もありました。

日本にあるJ商店では、アメリカにあるA牧場から毎月肉を一定量輸入して日本国内で売っています。J商店はA牧場に、肉の値段(肉の対価)と輸送費の合計(以下、この合計のことを「仕入れ費」ということにします。)を毎月支払っています。この支払いはすべてアメリカの通貨単位であるドルで行うので、日本円を用意しているJ商店の利益はドルの円に対する価値に左右されます。また、肉の値段は毎月ドルでは一定ですが、輸送費は原油価格の変動によりドルでも変動することがあります。
先月は1ドルは100円でした。先月は、仕入れ費の5割の利益を見込んで定価をつけて肉を完売しました。
今月は1ドルが90円になったので、原油高のため(ドルでの)輸送費が先月の2倍になったにもかかわらず、(円での)仕入れ費は先月の93.6%ですみました。このため、円高還元セールとして先月の定価の3%引きの値段を肉につけましたが、完売したところ、利益は先月より95万円多くなりました。
このとき、次の問いに答えなさい。

(1)先月の仕入れにおいて、肉の値段は輸送費の何倍でしたか。

(2)毎月支払っている肉の値段は何ドルですか。

これは2009年の開成中学校の入試問題の2番です。

問題の善し悪しは別として、興味深い問題であると思い、紹介しました。
さあ、買い物好きのお母さんや、商社に勤めるお父さんだけではなく、皆さん、これらの問題に挑戦してみてください。
限られた時間の中で正解できた小6生たちはいったいどうやって解いたのでしょうね。

土佐塾中学校(県外Ⅱ)2009年算数1(5)

2009年01月13日 | 中学受験算数・問題
すでに今年の中学入試も始まっています。
土佐塾の東京での試験を受けた生徒から質問された問題のうちのひとつを紹介します。

【問題】図は、長方形と2つの半円を組み合わせたものです。斜線部分の面積は何平方センチメートルですか。ただし円周率は3・14とします。
分かりづらいので補足します。長方形のたては6cm、横は10cmです。


日能研の模試(11月30日実施分)7番

2008年12月14日 | 中学受験算数・問題
今日は合不合(四谷大塚の中学受験の模試)最終回の日です。
明日の生徒から早速質問があることだろう。どんな問題が出たのか楽しみだ。

いや、それにしてもこのブログ、ずいぶんと更新をさぼってしまったことだ。
こういうブログはかえって書き手の信用を落とすかな?
忙しいことの証と受け取ってもらえれば良いのだが・・・・・

さて、11月30日の日能研の模試になかなか面白い問題があったので紹介しておきましょう。
日能研に通う生徒から、この問題だけがどうしてもうまく解き直しができなかったと質問されました。
平面図形の問題ですが、作図の時間がないので言葉での説明になります。
(ロシアの試験みたいですね。)

1辺1cmの正方形ABCDが与えられている。
辺CD上に天Eがあり、線分BEが引かれている。
BE上には点Fがある。
辺AD上には、A側から順に点H、点Gがある。
また辺AB上には点Iがある。
IとF、HとF、GとFがそれぞれ線分で結ばれている。
つまり、5個の三角形、BFI、BCE、DFE、GFD、HFGと、1個の四角形、AIFHの六つの部分に正方形ABCDが分けられている。
この六つの部分の面積が等しくなったとき「次の問に答えなさい」となっている。

(!)CEの長さは何cmですか。

(2)AHの長さは何cmですか。

麻布中学2005年算数3番・入試問題

2008年06月24日 | 中学受験算数・問題
12にある整数xを次々に加えていくと
12,12+x,12+x+x,・・・・・
のような数ができます。これらの数の一の位を四捨五入すると順に
10,ア,40,50,70,イ,・・・・・
となります。このとき、次の問いに答えなさい。

(1)xを求めなさい。

(2)上のア、イに入る数を求めなさい。

本郷中学2008年算数4番・入試問題

2008年05月20日 | 中学受験算数・問題
A君、B君、C君の3人がお金を出しあって本を買いました。この本は、「上巻」、「下巻」の2冊に分かれていたので、次のように約束して、順番に読むことにしました。
必ず「上巻」を読み終えた翌日以降に「下巻」を読み、読み終えた本は、翌日次の人に渡すことにします。つまり、「上巻」については渡された日から読み始めることができますが、「下巻」については、渡された時点でまだ「上巻」を読み終えてなければ、「上巻」を読み終えた翌日から「下巻」を読み始めることができます。
A君、B君、C君が「上巻」を読み終えるのにかかる日数はそれぞれ、5日、6日、4日で、「下巻」を読み終えるのにかかる日数はそれぞれ5日、4日、6日です。
このとき次の問いに答えなさい。

(1)省略

(2)全員が下巻まで最も短い日数で読み終えるには、どのような順番で読めばよいですか。もし答えが「A君、B君、C君の順」なら、解答らんに「A→B→C」と書きなさい。