昨今の、恐るべき「情報の洪水」に対して、気にかけない、完全無視する、というのは
もう完全に「スキル」ですね。
メディア・リテラシーとは少し違いますね。これは情報の「選別」「取捨選択」という
意味合いが強いようです。
情報の「完全無視」ではない。
受け止めて、取捨選択するよりは、最初から完全無視する手法をとったほうが
ラクなように思います。
-「言ってくれないとわからない」 2007年07月20日06:06
コトバで言ってもらわないとわからない、というのは、まず逃げだと思うし、
これは、現代においては「プライド」の問題に過ぎないと思うんですよ。
たとえばAさんとBさんとの関係で、AさんがBさんのとあるクセに不満を持っている。
Bさんがそのクセを行うと、Aさんは途端に不機嫌になる。
最初は、Bさんは何のことやらわからないが、何度もそういう状況が起こると、
Bさんは「学習」により、薄々、自分がある行動をしたときだけAさんが不機嫌になる、
というのは、わかってくる。
でも、Aさんは何か直接的に文句を言うわけではないから、この時点ではBさんが
有利。(この現代社会では)
もちろんBさんも気分は良くはないわけで、ここで逆ギレする権利はBさんに与えられる。
「なんかいーたいことがあったらいえばいいじゃん!」と。
Aさんは、日本的奥ゆかしさで、何も言わないのかもしれない。
でも、真実はたぶん違う。真実は、AさんがBさんに忠告するときに(この現代社会では、
なぜか)「お願い」に近いかたちになってしまうのが、ムカつくんだよ。
だから、不機嫌さを示して、「てめーで気付けよ」ということになる。
AさんがBさんに忠告した時点で、Aさんのプライドに傷がつく。
仮に忠告したとなると、Bさんは、「お願い」されたかたちになるから、自然、
若干高飛車になる。「(言われて仕方ないから)今度から気をつける」と。
ところで、Bさんが「なんかいーたいことがあったらいえばいいじゃん!」と逆ギレした
時点ではBさんのプライドは傷ついていない。Bさんは、Aさんに「お願い口調」を
言わせたいのだ。(おそらく、無意識的に)
それが、「言ってくれないとわからない」の本質だ。
「言ってくれないとわからない」のはウソで、Bさんは言われなくともわかっている。
もしかしたら言語化はできていないのかもしれないけど、だとしたらそれはBさんが
バカなだけかもしれないぞ。
Aさんは、「これだけ態度で示してるんだからわかるだろーよ!」と言いたい。
「オマエの○○なクセが気になるんだ」と言ったら負けなんだ(なぜか)。
Aさんは、こちらが促さなくとも、Bさんに「ああ、自分の○○のクセが気になるのね。
ごめん、気をつけるよ」と自発的にいってもらうのが理想。
Bさんのもうひとつのパターンとして、
「オマエ、自分が○○しているときにヤケにムカついてるけど、そういうことなんだろ?
オレに○○してほしくないんだろ?」と逆に問うケースがある。
これは、明確に言語化できているケースね。
そういうときAさんがどう思うか。
「そういうことなんだろ? じゃなくてそうなんだよ! わかってんじゃねーか!
わかってんなら聞く前にやれよ!」
Bさんは、「Yes」と言わせたい。Bさんが自分で気付いたということを明言した時点で
Bさんのプライドが傷つく。
Aさんは「Yes」を表明した時点で、今までコトバであらわさずに、「腹が立つ」という
行為で「気づけよ!」といってきたのに、最終的でコトバで伝えるしかなかった、
ということになり、プライドが傷つく。
と、いう、綱引きなわけだ。
ビジネスでも、メールで依頼を受けても無視するけど、依頼元が直接やってきて
「たのむ、やってくれ」とアタマを下げれば、ソイツのプライドは維持されて、
それがちょっとムチャなお願いでも、プライドに傷をつけられなかったから、
という理由でやってしまったりする。
もう完全に「スキル」ですね。
メディア・リテラシーとは少し違いますね。これは情報の「選別」「取捨選択」という
意味合いが強いようです。
情報の「完全無視」ではない。
受け止めて、取捨選択するよりは、最初から完全無視する手法をとったほうが
ラクなように思います。
-「言ってくれないとわからない」 2007年07月20日06:06
コトバで言ってもらわないとわからない、というのは、まず逃げだと思うし、
これは、現代においては「プライド」の問題に過ぎないと思うんですよ。
たとえばAさんとBさんとの関係で、AさんがBさんのとあるクセに不満を持っている。
Bさんがそのクセを行うと、Aさんは途端に不機嫌になる。
最初は、Bさんは何のことやらわからないが、何度もそういう状況が起こると、
Bさんは「学習」により、薄々、自分がある行動をしたときだけAさんが不機嫌になる、
というのは、わかってくる。
でも、Aさんは何か直接的に文句を言うわけではないから、この時点ではBさんが
有利。(この現代社会では)
もちろんBさんも気分は良くはないわけで、ここで逆ギレする権利はBさんに与えられる。
「なんかいーたいことがあったらいえばいいじゃん!」と。
Aさんは、日本的奥ゆかしさで、何も言わないのかもしれない。
でも、真実はたぶん違う。真実は、AさんがBさんに忠告するときに(この現代社会では、
なぜか)「お願い」に近いかたちになってしまうのが、ムカつくんだよ。
だから、不機嫌さを示して、「てめーで気付けよ」ということになる。
AさんがBさんに忠告した時点で、Aさんのプライドに傷がつく。
仮に忠告したとなると、Bさんは、「お願い」されたかたちになるから、自然、
若干高飛車になる。「(言われて仕方ないから)今度から気をつける」と。
ところで、Bさんが「なんかいーたいことがあったらいえばいいじゃん!」と逆ギレした
時点ではBさんのプライドは傷ついていない。Bさんは、Aさんに「お願い口調」を
言わせたいのだ。(おそらく、無意識的に)
それが、「言ってくれないとわからない」の本質だ。
「言ってくれないとわからない」のはウソで、Bさんは言われなくともわかっている。
もしかしたら言語化はできていないのかもしれないけど、だとしたらそれはBさんが
バカなだけかもしれないぞ。
Aさんは、「これだけ態度で示してるんだからわかるだろーよ!」と言いたい。
「オマエの○○なクセが気になるんだ」と言ったら負けなんだ(なぜか)。
Aさんは、こちらが促さなくとも、Bさんに「ああ、自分の○○のクセが気になるのね。
ごめん、気をつけるよ」と自発的にいってもらうのが理想。
Bさんのもうひとつのパターンとして、
「オマエ、自分が○○しているときにヤケにムカついてるけど、そういうことなんだろ?
オレに○○してほしくないんだろ?」と逆に問うケースがある。
これは、明確に言語化できているケースね。
そういうときAさんがどう思うか。
「そういうことなんだろ? じゃなくてそうなんだよ! わかってんじゃねーか!
わかってんなら聞く前にやれよ!」
Bさんは、「Yes」と言わせたい。Bさんが自分で気付いたということを明言した時点で
Bさんのプライドが傷つく。
Aさんは「Yes」を表明した時点で、今までコトバであらわさずに、「腹が立つ」という
行為で「気づけよ!」といってきたのに、最終的でコトバで伝えるしかなかった、
ということになり、プライドが傷つく。
と、いう、綱引きなわけだ。
ビジネスでも、メールで依頼を受けても無視するけど、依頼元が直接やってきて
「たのむ、やってくれ」とアタマを下げれば、ソイツのプライドは維持されて、
それがちょっとムチャなお願いでも、プライドに傷をつけられなかったから、
という理由でやってしまったりする。