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【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

職人を甘やかすな。

2016-07-15 20:09:33 | 引用
カンタンにいえば、職人のモチベーションコントロールをこっちがやってあげる必要なぞ毛頭ない。
要はご機嫌とり。
なんでそんな親切にせにゃいかんわけ? てめえら請けた仕事なんだったら責任もってやれや。

今里 隆(建築家)
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村上 和雄(筑波大学名誉教授)
※『致知』2016年7月号【最新号】
※連載「生命のメッセージ」P112
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【村上】
建築家として常に新しいものを創造する上で、どんな力が必要だとお考えですか。
【今里】
想像する力というのは、その人間の人間力に関わってくると思いますね。
もっとも、それは特別な能力ではなく、いろいろなことをやっていくうちに自然と備わってくるものではないでしょうか。
建築家にとってお施主さんとの関係を良好に保つことがもちろん大切ですが、やはり頻繁に現場に出掛けて棟梁をはじめ、左官や建具の職人さんたちと仲良くなることも大切なことの一つです。
そうすることで、一人ひとりが持っているものを上手に引き出すことができます。
職人というのは、
「これはよい建築になりそうだ」
というのは図面を見ただけで瞬間的に分かるものです。
ただ、そうはいっても人間、なるべく楽をしようと思うこともある。
だから、言葉は悪いかもしれませんが彼らを乗せて、その力を引き出しながら最高のものに到達させる。
オーケストラでいえば、私たち建築家の仕事というのは、指揮者の役割を果たしていると思うのです。
そのためには建築に関する知識だけじゃなく、美術や歴史など広い分野にわたる勉強が必要であるし、お施主さんに信頼され、職人さんたちがこの仕事は面白い、やりがいがあると思ってもらえるような人間力が要求されます。