【my格言】
-受け身だからといって謙虚だとは限らない。(20090304)
(格言と本文とはほぼ、関係ありません)
おつかれさまです、龍澤です。
たとえば、以前少し触れましたが、システムの運用というのは何も起こらない平和な状態が0点。
そこが、「及第点のはずなのに0点」。だから、定量的評価がしずらい。
エンジニア側も、モチベーションの維持が難しい。
常に、カイゼンを求められる。運用をカイゼンしていったところで、印象点が0点から30点にあがるぐらい。
永久に、ホントウの及第点(70点~)にたどりつくことはない。
そういう仕事なのである。
そのうちどうなってゆくかといえば、労働時間が絶対的な定量評価になってしまう。長く働いたモノが評価されるという。。「現場への貢献度」というアヤしい物差し。
僕は、長くだらだらと働くヒト、だらだらとしか働けない人間は、評価されるなんてもっての他だし、非難の対象ぐらいになってほしいと思っている。
もう、(やっと)そういう時代になってきている。
朝8時からメールチェックとか始めて、9時からトップスピードに乗って仕事始めて、打ち合わせを数本こなし、電話で取引先と調整し、ユーザからの問い合わせに笑顔で対応し、昼間入ってくるメールは都度こなし、次回打ち合わせの資料をつくり。。
なんてことをやってると、今の自分は、18時半ぐらいにはへとへと。(歳とった。。)
それ以降は職場に残っても、ムダ。だから、翌朝また、トップスピードで仕事に乗れるために、明日朝の仕事の入り方をメモを残しておく。
朝イチの仕事を、とっつきやすいTodoにしておくと、ギアをいれやすい。
現場において、僕のことを「上がるの早えーなー」(仕事してんのか?)と思ってるヒトもいるような気がしないでもないけど、そういう種別のヒトたちは、僕が朝早くから出勤していることを知らない。し、言う必要もない。
「夜遅くまで残っている」イコール高評価、という現場は多い。未だに、多すぎる。
なぜなら、このギョーカイは未だ、未成熟だから。。
査定とか評価基準とかもね。
そういえば、このギョーカイの仕事を、天職だと思ってるヒトがいるんだよね。
天職と思い込んでいるからこそ、ずっと仕事していられる。朝から晩まで、というか、昼から深夜まで、だけど。。
能力的に選ばれたヒトなのであれば、天職を自認してもいいと思うんだけどね、90%以上の人間はそうではない。ただの、コドモ時分のコンピュータ好きの延長で、今でもずっと「機械いじり」してられるから天職である、とカンチガイしている。
。。で、何がいいたかったかというと。。
夜遅くまで残っていることで高評価になるような現場に配属されてしまっても、たとえ自分独りであっても、夜遅くまで残ってつくったアウトプットと同じ品質のものを、定時に上がりつつ出せるよう努力をしないといけない。
そうやって、現場の中で自身を差別化し、自分だけでも生産性を上げてゆかないと。。エンジニア人生の後半で、ヒドい目に遭います。
と、若い、バラ色の未来が待っているはずの皆さまには申し上げておきたい。
身体がムリが効くうちは、「徹夜のできる自分」に酔ってしまいがちで、それはそれで、よい。
そういう時期があっても、よいのだけれど。
同じ品質のものを、集中して、短い時間で創り出すことで自身の生産性を上げてゆく。
その姿勢が、そもそもアタリマエであると、常にアタマの片隅においておくべきです。
そういうふうになっていけば、プロジェクトのカットオーバー前の、ホントに気合いれなきゃならないときに、夜遅くまで突貫で仕事して他人の2倍のボリュームのアウトプットを出せる。
(突貫のときは、アウトプットは質よりも量を問われるからね)
長い目で見れば、そういう人間が残ってゆくし、そういう真に馬力のある人間が求められている。
みんながみんな、誰もひろわないボールを拾ってゆく姿勢を持てば、皆が定時であがれる。
そういう状態をただの「理想」であるとはなっからあきらめてしまうのではなく、まず、自分だけでも目指さないとね。