こんな生活作文を書いた。
因みにタイトルは「大人と子供」
皆さん、大人と子供にはどんな違いがあると思いますか?
中学三年生の私が今、よく考えることは、大人と子供の違いです。
しかし、その前にもっと基本的な問題にぶつかります。それは「いつまでが子供で、いつからが大人か」です。二十歳、そう答えてしまえば、簡単ですが、自分の誕生日を迎えて、20歳になった途端に子供から大人にかわるのは、少しおかしいと思います。たった一日で、子供から、大人になるなんて、いくら何でも無理があるでしょう?
例えば、二十歳にならないと、選挙権を得ることはできません。又、飲酒、喫煙も、二十歳からです。
しかし、結婚は女子は16歳、男子は18歳で出来ますし、就職や、バイクの免許は16歳、車は18歳で免許を取ることも出来ます。
このように一概に二十歳になるまで何も出来ないと言うことではありません。その年齢に応じた権利があり、また、それと同時に、責任も常に求められます。
夏休みに読んだ、薬物乱用についての本に書いてあったことですが、「子供の薬物乱用は恐い。周りの人に勧めて、どんどん感染していく…。それに比べ、大人は護るもの…仕事や家族があるため、簡単似ては出さないし、危険を冒して他の人に勧めない。」とありました。
しかしニュースで取り上げられるのは、芸能人だとか、大人の薬物取引などについてです。そんな情報面にも、責任を負う大人と、護られる子供の違いが現れているのではないでしょうか。守る側の大人……守られる側の子供……
そのほかに、私が感じる大人と子供の差は、意見の食い違いなどからなる、話し合いです。いくらこちらが正しいと思っていても、話し合うと、結局言いくるめられてしまうような恐怖を感じます。そこに大人と子供、のどんな違いがあるのかはあまり分かりません。ですが、大人になって特することってこういうところかなぁ、と思ったりもします。
出来ないことが多い子供である私は歯がゆさを感じていましたが、大人になれば今よりもっと深刻な悩みにぶつかるかもしれません。大人になるにつれ、重くなる責任。いつかは子供の頃が懐かしくなることでしょう。
結局、私はいつからが大人か、と言う問題を解決してはいません。しかし少なくとも中学生である私達は子供です。いくら成長したと言っても、失敗したときには助けられる身です。
少し外れた道を選んでしまったとしても、守られる側にいつ子供の私達には、きっと助けてくれる手がさしのべられると思います。その恩返しとして、いつか守る側の…手をさしのべる側の人間になれると良いと私は思います。
ご静聴ありがとうございました。