先の記事にいただいたコメントを読ませていただいて思い出したというか・・・
実は以前にこんなものを作っております→ ♪
タイトルは”An-other Face of YM”、直訳すると”YMのもうひとつの顔”とでも(^^;;)。
この時の記事内に「隠しテーマがあります」なんてもったいつけたこと書いておりますが、要は”いつもとは違う山ちゃん”、単刀直入に言えば”OKST、まキゲトリオ以外の演奏形態による山崎まさよしライブ集”というテーマ(笑)でもって作った編集CDなのでした。OKST・まきげ以外となると、必然的にセッションライブがメイン。となると音源元はおのずと限られてくるってなもので(^^;;)。そう、ほぼ以下よりセレクトしました(ほぼ、ってことはこれ以外もあるってことです・笑)。
・Meet The World Beat 2000 (w/沼澤尚)
・Meet The World Beat 2001 (w/沼澤尚、森俊之)
・AYA シークレットライブ2004 (まキゲ w/Dr.kyOn)
・YM 10th Anniversary ARENA10 (まきげ w/服部隆之 & Rush Strings)
・Live in Kitara (まキゲ w/服部隆之 & Rush Strings)
・J-Wave2000+6 (w/中村キタロー、Dr.kyOn)
・三人の侍 (w/Char、奥田民生)
・Mom,Dad,Jam (w/Char、はなちゃん)
・7th Colors (w/番組ゲスト)
あと例外として”ツバメ”(7th Colors最終回ver.)とか”ワンモア”(AC2005)、”アンジェラ””8クリ”(いずれもアコギ弾き語りver.)なんてもの入れておりますが、これはあくまでも”通常の演奏形態ではないのでは?”(1つめ・基本ピアノ、2・4つめ・基本ギター、3つめ・基本まキゲ、ですもんね・汗)という観点?でもって選びました。
全体としては、ま、厳密に言えば”キゲ”抜き(なんつ~表現・殴!!)限定ではなくて、あくまでも”第三者も入ったセッション集”ってな感じです。
全体を改めて聴いてみるとですね・・・やっぱり歌いっぷりが違う、非常に気持ちよさそうに歌っているテイクが多いなぁ~、って感じます。そう、”ギター弾き”ではなくて”歌うたい”の山崎まさよしの側面が非常に濃く現われているような気がしてます。
どこかで書いた記憶がありますが、やっぱり第三者が入るということはそれだけ演奏への比重が少なくなる→歌に専念できる状態になろうってなだと思いますんで。
事実、CharとのセッションにおいてはリードギターはほぼおそらくChar?。そしてMTWB2001においてはそうそう聴くことができないのでは?ってな感じのギターカッティングが聴けますもん(これがほんまにほんまに・・・たまらんっ!!!)。やはりこれはもう・・・メインを任せられる人がいるから山ちゃんは安心して歌&リズムギターに専念できるからに他ならないのでは、なんて。そしてまたそのメインを担当する人が確かな実力に裏打ちされ、かつ山ちゃん自身と非常に気心の知れた人物だったとしたら・・・そりゃあもう”1+1=???”ってなもので・・・想像をはるかに超えるとんでもない音が生まれる可能性大ですもんね。
コメントでいただいたとおりで、ほんと山ちゃんのリズムギター、というかカッティングむっちゃくちゃ気持ちイイんですよ!!!。アコギでそれを堪能できるのはOKST、ってのは衆知の事実ですが、それをエレキで、となるとこれがなかなか・・・(- -;;)。
エレキでリードギターが他にいて山ちゃん自身もエレキってのは・・・私が知る限りでは・・・ない???(ご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい!)。
まだこの形態に近いのがやはりMTWB2001じゃないのかな?って思うんですけど→森さんのエレピが本来ギターが弾くであろう主旋を担当し、山ちゃんがサイドに回ってES-330でいやらしい(これ最大級のほめ言葉・汗)カッティング弾き倒してますもんね。
ギターについては正直詳しくなく、また私が好きなギタリストというのはほとんどリードギターを弾いているようなミュージシャンばっかりですのであくまでも私が聴いてきた中での個人的感想ですが、”ギターとヴォーカルをほぼ完全な形で両立させる事のできるミュージシャンというのは稀有”だと思います。
3ピースといわれて真っ先に思い浮かぶのがクリーム。
かのジミー・ペイジ、ジェス・ベックも在籍していたヤードバーズを脱退後、ドラマーであるジンジャー・ベイカーに誘われて加入した60年代を代表するスーパーグループ。ですが・・・このバンドにおけるヴォーカリストはベーシストでもジャック・ブルースあるです。(クラプトンは”Croddroad””Badge”他でボーカルを担当)。
また時代はかなり下りますが次に思い浮かぶのがポリス。
去年再結成し、今年来日公演も行われました。洋楽を聴く方ならスティングの名前をご存知の方も多いことかと。ですがスティングはポリスにおいてはベーシスト、ギタリストはアンディ・サマーズです。
あとは・・・そうですね~、ニルヴァーナも3ピース。そしてヴォーカルのカート・コバーンはリードギタリストではあったけれど・・・(友人曰く)「カートはギタリストではなく、ヴォ-カリスト、それもカリスマ的魅力をもったヴォーカリスト」だそうで。
国内に目を向けてみると・・・すいません偏った雑食主義音楽リスナーの私なので思い浮かばないのですがやはり・・・THE BLUES POWERでしょうか。
THE BLUES POWER、この名前を聞いてピンッとこられる方、いらっしゃいますよね。そう、故・浅野ブッチャー祥之(ギター)・永井ホトケ隆(ヴォーカル)・沼澤尚(ドラム)の3人からなる3ピース。3ピースとしてはベース無し、という非常に稀有なバンド形態でしたが、音を聴くとベースレスということを全く感じさせない浅野さんのギター・・・本当にただただ凄い!!の一言。残念ながら浅野さんの逝去によりこのバンドの音をライブで聴くことは叶わなくなってしまいました。本当に悔しいやら悲しいやら・・・。
大村憲司さんといいこの浅野さんといい・・・どうして夭折という浮き目にあってしまうのか・・・・・・
すいません、話がそれてしまいました。
で、ですね、3ピースバンド、ということで忘れてはならないのが・・・・・・
「ジョニー・ルイス&チャー」「ピンク・クラウド」
??????な方、やっぱいらっしゃいますよね(^^;;)。
「Charが在籍していたバンド?」ということは推測できるかと思われますが・・・要は名前が変わっただけでメンバーは同じです(詳しくはリンク先をどうぞ→他力本願)。
まさに究極の3ピースバンド、といっても言いすぎではないと思います。もちろんヴォーカル&ギターはChar。
なんですが・・・・・・やっぱりCharのヴォーカルは上手いけれど山ちゃんと同系列には考えられないかな、と思うのです。こちらにて以前書いたような記憶がありますが、Charはやはりギタリスト。ヴォーカルよりもギターのほうの非常が大きいように感じられるのです。
と、つらつら考えるとやはり”どちらか一つ”なのかな、と思います。
”天はニ物を与えず”という言葉があり、またそれを引用して”天はニ物を与えた"という言い回しもありますが、”これ”に限ってはやはり前者しかあてはまらないような気がします。
また・・・”音届”を聴く限りでは、最近の山ちゃんの中ではエレキブームが起きているのでは?などという感じが見受けられます。確かに去年のライブ、OKSTはなくまキゲトリオのみ。となると必然的にエレキの使用率も高くなるってなもので。
新曲ではレス・ポール、去年のツアーではテレキャスター、どちらも今の山ちゃんのサウンドには合っているかな、と思います。でも・・・・・・去年のライブで感じたことを思い返してみると・・・
「ギター、特にエレキギターのソロにおいて雑、というか・・・荒っぽすぎやしなかったか?」
ライブだから荒っぽいのもライブならではの醍醐味で魅力の一つではあるけれど・・・せっかくのギターソロ、もう少し一音一音を聞かせてほしかった、なんて思ったのです。NHK-FMのライブ放送を聴いた時も感じたけれど、DVD収録”苦悩のマタニティー”を音源にして”聴く”となおさら、と思ってしまいました。この時のギターはテレキャスター、私のイメージではどちらかといえばカッティングメインのギターというイメージ(あくまでも私の偏見・汗)があったので、初めてライブで見た時は「えっ!?」ってビックリしました。で、音ですが「ちょっと太くて硬い、ような・・・??^^;;)」と言う印象でした。最初に聴いたのが野外(サンマリ、かな?)、次がしこちゅー、そしてカバーホール、いずれもまキゲです。”去年の音”を総じて思い出すとやはり”荒い・太い・ワイルド”という印象があるので、ま、これはこれでいいのかな?とも思いましたが・・・。
山ちゃんのライブにおいてエレキの使用率が高いといえば、やはりAYAとHMA。どちらもまキゲ、でもギターはES-330。このギターをエレキのメインで使い始めた時期の山ちゃんのインタビュー
「クリーン・トーンを出した時の空気感が全然違う。木が鳴るものが必要だったわけで。じゃあES-335かな、と思ったけれどES-330の方が凄くアコースティックギターのレスポンスに近いんですよ。それは歪ませても、クリーン・トーンであっても。」
あくまでもアコギ寄りの感覚でもってエレキを選んでいたんだな、って思いました。
だからAYAにおいてもHMAにおいても「かっこいい!!」と思えばこそ「荒っぽい・・・??」なんて感じなかったのかなぁ~、なんても思ったんですけどね。AYAなんてエレキ弾きまくってる!って感が大ですが、ソロなんかほんとむちゃくちゃスリリングで「かっこいいぃぃ~~~~!!!」の一言しかでてきませんもん。
またAYAにおいてはDr.kyOnさんがサポートミュージシャンとして参加されている分、メロディー面での比重が軽減され、その分演奏・歌に集中できたからこそあれだけの演奏・歌につながったのでは、なんて思ってしまったわけでして(^^;;)。
改めて”普段の違う顔の山崎まさよし”の音を聴き返して見ると、音を出して歌うという行為そのものを本当に楽しんでいるように感じられます。ほんとにむちゃくちゃ楽しそうに演奏して歌ってるんですもん、タマリマセンっ!!。また山崎まさよしという一人のミュージシャンをこれほどまでに楽しそうに歌わせ演奏させることのできる(大きい意味での)サポートミュージシャンの面々、やっぱり凄いっ!!の一言のみです(当たり前ですが)。それぞれが充分メインを張れるだけの実力を持っていながらサポートに徹してフロントを乗せて気持ちよく歌わせ演奏させることができる、というのはやはり”本物”ならでは、ってことなんだろうなとも思った次第(あ、”本物”だからそれが可能なのか・汗)。
こんな山ちゃんをライブで見聴きすることができるのならたまには・・・”まキゲじゃなくてもいいかな??(^^;;)”なんて思ったりもしてね(汗)。MTWB2001に代表されるような”あんなギターカッティング”をライブで目いっぱい堪能できるとしたら、リードギターを誰かに譲りサイドに徹した上で、思う存分ギターを弾き倒し歌ってもらいたい、なんて思うんですが・・・。どないなもんでしょ???
ということでコメントにもいただいていた通りで、”誰か・・・???”とあれこれ考えてみたものの全く思い浮かびません(- -;;)。ならばいっそのこと・・・やはり!!
「”BAHOの間に入ってトリオ”か”Mountain・Forest・Swampトリオ”(和訳よろしくデス・汗)で全国ツアー」
これっきゃないでしょうか??(だってこの組み合わせでの山ちゃん、わかる方にはわかりますよね??。ほんとにもぅ~~~~タマリマセンッ!!!!)
実現したら私、地の果てまでも追っかけ倒しますな、確実に・・・・・・(^^;;)。