先日のきららさんの記事を読んで・・・「忘れとったぁ~~っっっ!!」と、出先なのをいいことに書店に飛び込みようやくゲットしたのがこの雑誌。
一応(?)ギタリスト好きな私ですんで、毎月書店で立ち読み(!)はしてましたけど・・・山ちゃんのインタビュー掲載、ならばまた話は別!!それでもここんとこの”山崎出費”(笑)がひびいてもきてるので「まずは立ち読み・・・」としゃれこんだ私が甘かった(^^;;)。
ページめくった私の目にとびこんできた写真の山ちゃん・・・
「あぐらかいて前屈み姿勢で”ボトルネック”はめて”ドブロ”弾いてる」
おまけに・・・・・・
「スライドバー、じゃなくてほんとのボトルネック(酒瓶の首から上の部分)だぁ~~っ」
写真、山ちゃんの左手小指部分にご注目。かなり分かりにくくて申し訳ないんですが、これはど~みても・・・。
(ボトルネック、ってのは読んで字のごとしで、本来は主に酒瓶なんかの首から上の部分のことを指します。スライドバー、ってのは・・・ガラスや金属でできた筒状のもののことかと。最も最近は区別がないようなんですが・・・。やっぱスライドやるならボトルネックでしょ!!→勝手な思い込み・・・)
ちなみに・・・かの内田勘太郎師匠はその昔(今も?)カルピスの瓶で作られたボトルネックであのたまらん!!時に剃刀、はたまた時にはなんともいえず暖かなスライドを弾かれておりました。
この時点ですでにお買い上げ~~っっっ!!決定でした、ハイ。
だってこれってほんとに弾いてる体勢なんだもん♪(ペンダント浮いてるでしょ?)
す、すいません・・・実は私、無類のスライドギター好きなんです。クラプトン大好きだけど、ど~してもあのスライド独特の音色が聴こえると”腰くだけ状態”になります、マジで・・・。(ちなみにクラプトンはめったにスライド弾きません、チョーキングにはヤラレてしまいますが→ただし・・・90年代まで限定・汗)
なもんで・・・
ボニー・レイット、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、ローウェル・ジョージ、デュエイン・オールマン、ロリー・ギャラガー、ジョージ・ハリスン、ソニー・ランドレス・・・おっと忘れちゃならんぜっ!!ライ・クーダーにデビッド・リンドレー!!!
そしてそして・・・日本を代表するギタリスト、内田勘太郎師匠!!
→このミュージシャン全てわかるよぉ~!って方・・・語りませんかぁ~!(爆笑)。
山ちゃんも”mud skiffle”や”ただ、ただ・・・”(from ”心拍数” C/W)、”Ticket To The Paradise”でなんとも言えんすんばらしいブルーズのスライドギターを披露してくれてまして・・・聴くたんびに”どっか違うとこに連れていってもらってる心地”(いや、ホンマですって!)になってしまうんですが。残念なことに”実際にドブロでスライド弾いてる姿”って見たことないんですよ(泣)。
”秋の新作発表会”でそれらしき姿は見れるけれど”ライブ”で弾いてる、とは言い難い・・・。一度ライブで見たい・聴きたい!というのが目下の悲願です(泣)。
というか、一度でいいから!
「(内田)勘太郎とジョイント・ライブしてくれぇ~~!!」
閑話休題・・・
さて、このギターマガジン。 ”ADDRESS”に関するインタビュー記事なんですが、さすが専門誌!!他誌とは全く違って、ギターや機材のについてかな~り山ちゃん詳しく語ってます。私もそれほど詳しくはないんだけれど・・・一応”ギター弾き”大好き!!なんで、それなりには知識?は持ってるつもり(^^;;)v。以前購入したアコースティックギターマガジンと首っ引きで読みました。
まず、わたしの耳をググッと引いた”ADDRESS”後半のスライドについては・・・
(ジョージ・ハリソンっぽい大きいスライドフレーズが・・・との問いに)
「あれはテープ・エコーが癖になって”アンジェラ”以降、プラグインでいろんなのを選んだ。後半はコーラスがないので”どうだ、このスライド&テープ・エコーは?気持ち悪いのか?”なんていいながら(笑)。テレキャス(ター)で弾いたと思う」
(↑ふんふん、確かに”気持ちのいいスライド”ではないですわなぁ~・・・(^^;;)。どこか不協和音ぽい感じでもあるし。でもそれがかえっていい感じ♪)
”NAVEL”について
(久々にドブロを弾いてますね、との問いに)
「映画の曲として依頼されたもので、監督さんがブルーズ好きで。ならばブルージィなスライドギターを被せようと」
(↑山ちゃん、ありがとぉ~~~~・感涙)
(この曲では自身で全ての楽器&プログラミングを担当しているが、外部ミュージシャン起用の場合との境界線は、との問いに)
「この曲はバンドでやっても楽しかった、きっと。これは主題歌ってことで曲を完成させることに集中していたらできてしまってた。だから深い意味はない」
”ビー玉望遠鏡”について
「あのカッティングをうまくキメてやろうと、変なテンションで弾いてやろうと、いやらしく考えまして(笑)。
(↑ふんふん、確かになんともいえんカッティング。こ~んなカッティングやるんだぁ~、って驚きましたもん)
(デビュー前のデモをほぼ再現したそうですが、詞やアレンジという点で今のじぶんとのギャップはなかったか、との問いに)
「言葉自体の使い方を間違えていたのでまずそれを修正しました。(歌詞に)展開がなかったりして、”陽気なゴースト”なんかはゴーストがいなくなるとこまでしか書いてなくて。ものすごい投げっぱなしだったので、続きを作らないと曲が完成しない、そういう書き直し、書き足しは必要でしたね」
(アンジェラの太いギターソロが気になるところだが、この曲にエレキ・ソロを注入した意図は、との問いに)
「えーっと、たまには弾くよっていう。」
(↑はいぃぃ???(^^;;)。いっつも弾いてくれぇぇ~~!!)
「黒のレス・ポールのカスタムとテープ・エコーで遊んでて、ふとエレキのソロ入れると喜ぶスタッフが何名かいるなって思い出し、いたしかたなく(笑)”アンジェラ”に入れました。これは仮トラックのつもりだったんですけど、それがそのまんまっていう」
(↑ふんふん、ど~聴いてもストラトやギブソンの音じゃないよなぁ~、って思ってたら・・・レス・ポールとは!?。このソロすんごい好き!なんですよぉ~)
(異色のレゲエ・チューン”晴男”でアコギを中村キタローさんに一任したのは、との問いに)
「”ベースを入れたあと、テイクバックを聴きながら次何入れようか?って言ってたときに彼が僕のアコギで遊んでたんですよ。”テケテンテンテンテン~”って、じゃーそれを入れようかと(笑)」
(”バス停”はエレキでの弾き語り。あえてエレキ、これは?、との問いに)
「エレキがいいかな、と直感的に思っただけで(笑)。ES-330で弾いたんです」
(↑確か、ライブでよく使うオレンジの”あれ”だと思うんだけど・・・。柔らかい音がでるんだなぁ~・・・)
(最近ストラトを使いませんね、との問いに)
「レンジが広くって上下が出すぎちゃうのがちょっと。カッティングで印象に残るようなレンジはテレキャスだし、レス・ポールはソリストとしてガシ歪みで使える。ライブだとエレキはES-330を使うことが一番多い、あの箱っぽい音が好きだし。ただ、エレキ・ギターってやつは弦がやわすぎて、相変わらず苦手です(笑)」
(↑エレキの弦がやわい、ってのはわかってますけどぉ~~・・・やっぱアコギの人なんだなぁ~、って再認識。あ、それでなのか・・・エレキ・メインの人がアコギ弾いたら”???”ってのが多いのは・・・→爆弾発言・汗)
(新作で使用した機材を教えて下さい、との問いに)
「メインで使ったのはいつものギブソンL-0。エレキだとテレキャスと、”ビー玉望遠鏡”と”バス停”はES-330。”道化者のチャーリー”ではL-0にマーティンD35を重ねました。”晴男”ではマーティンO-18Kとテレキャスターですね」
(↑すでに例の本&CDと首っ引き状態の私・汗。)
(ギターへの物欲はないんですか?、との問いに)
「う~ん、ないですね、持ってるひとつを完全に弾けるようになりたい。今回のアルバムで使ってるドブロってすごく弾きやすいんです。押弦もできるし、スライドもいける。気に入って、使えるギターが最低限手元にあればそれでいいって感じですかね」
(↑ギタリスト=ギターコレクター、っていう構図がパターン化しているような昨今・・・山ちゃん、さすがだわっ!!。というか・・・例のMAKING TRUCKでも紹介されていた自室からも伺えるように、シンプルというか・・・”量より質”ですな)
(以前はプライベート作とフル・スタジオ作を分けて考えていましたが、新作に至ってそういう思いも払拭されたのでは?、との問いに)
「えぇ、もう壁はありませんね。活動の原点ともいえる弾き語りにした”8月のクリスマス”もあり、若干プライベート寄りではありますが、温かいアルバムになったかなと」
とまあこんな感じでして・・・。
もうギターのことについて語ってくれてるんで・・・うれしいったらありゃしない~~!!
今月末発売の”アコースティック・ギター・マガジン”は”10周年の軌跡を振り返る表紙・巻頭特集”ときたもんだ!!
これは夕食・朝食・弁当のおかずのランクをおとしてでも買わねばなるまいっ!!(爆)。でもこの雑誌って・・・おっそろしく高い(泣)。夏目さん2名サマ、さよぉならぁぁぁ・・・・・・・・・。