あしたへの糧

週末のできごとを中心に書き綴ります

秋、クライミング ベストシーズン到来!!

2021年10月18日 | 岩登りのこと

昼間はまだまだ暑いものの朝晩は秋めいてきた。

真夏のクライミングは岩が焼けていてとてもじゃないが登れたものではないけど、そろそろいい季節になってきた。

 

 

10月2日(土)

Kさん、AZMさんと3人で尾平スラブ(大分県豊後大野市)で目慣らし、足慣らしのトレーニング。

 

尾平スラブは駐車場から10分弱で行けるので、最近、重くて外に持ち出していない一眼レフを持って行った。するといきなり痛い目に遭うハプニング。

カメラの入ったカメラケースを地面に置くと斜面を転げ落ちてしまった。

2~3メートル下で一旦止まりかけたところでもう一転び。そこからは昔話に出てくるおむすびみたいに、追いかける僕らから逃げるようにスピードを上げて転がり見えなくなってしまった。

AZMさんがなんとか見つけて回収してくれた。「ふっ、良かった」

 

ところがカメラケースを開けてみると・・・無残過ぎる姿(涙)

 

 

 

 

今さらどうしようもないので、気を取り直してクライミングに集中。

天気にも恵まれて快適♪ 快適♪

 

 

 

 

トップロープではスメアリングがどこまで効かせられるかなんて確認したりして代わるがわる楽しんだ。まあトップロープでできたからといってリードで同じことができるかというとそれはまた別だったりするんだけどね~ チキンハートだから

 

 

 

昼食をはさんで、5ルートくらいを味見。登れるルートは少しだったけど、秋晴れの空の下、満足な一日を過ごせた。

 

 

 

 

寒くなる前にまた来たい。

 


 

10月16日(土)

比叡山(延岡市北方町)でマルチピッチクライミング。メンバーはSさん、Kさん、AZMさん、僕の4人。

この季節、クライマーの考えることはみんな一緒のようで、駐車場には福岡ナンバー、熊本ナンバー、鹿児島ナンバーと大勢のクライマーが集まっていた。以前、ここのルート開拓者の方が「宮崎には良い岩場があるのに登るヤツがおらん!県外の人ばかりや」と嘆いていたとおり宮崎組は我々だけ。

 

それぞれのパーティーが思い思いのルートに散っていった後、我々はしんがりでⅠ峰南面へ。

2組に分かれて、僕はAZMさんとロープを結んで登攀開始。

 

 

 

 

Sさん&Kさんペアとは隣り合ったルート。互いの雄姿を見ながら、言葉を交わしながら楽しいクライミング。

 

 

 

 

上から、下からクライマーの掛け声が響き渡っている。さすがベストシーズン!こんなに賑やかな日もあるんだね。ちなみに我々はトランシーバーで静かに交信。

 

 

 

 

AZMさんはマルチにずっと行きたいと思いながら、なかなかその機会に恵まれなかったらしく久々のマルチをとても楽しんでいた。そんなに喜んでくれたらペアを組んでいるこっちもうれしいじゃないの。

 

 

 

 

この日は雲一つない快晴でクライマーがとても映える。

 

 

 

 

先々週、尾平スラブでヒリヒリするようなスラブを経験していたお陰で、だいぶん余裕を持って立つことができた。それでも支点の間隔が当たり前に10メートル以上あるのは登る人はもちろんビレーヤーにも精神的に良くないな。

 

 

 

 

正午近くの時間帯になってくると、秋とはいえさすがに暑くなってきた。そろそろクライミングシューズに潰されたつま先も痛くなってきた。

 

途中、終了点を1個飛ばしてロープが足りなくなるハプニングもあったけど、つるべで無事にトップアウト。

 

 

 

 

下山後、岩の祠にお礼参り。横から湧き出ている水が「あー美味い!!」

「今日も(は)一日怪我なく、何も壊れることなく遊ばせてもらってありがとうございました(二礼二拍手一拝)」

 


真夏のクライミング

2021年09月03日 | 岩登りのこと

本当なら今日は西穂のテン場で山に沈む夕日を眺めて夜を迎えているはずだった。そして明日はジャンダルムを越えて槍を目指して歩いているはずだった。

ところがコロナのせいで・・・。コロナのバカヤロー!!!

緊急事態宣言が8月末から9月12日に延長された時点で遠征計画は黄信号。決行するか止めるべきか考えあぐねていたところに、航空会社から減便するので予約便をキャンセルするとの連絡が来た。

これで、夏山遠征計画はジ・エンド

 

まあ、今、北アルプスの天気を見てみると雨みたいなので結果オーライだったな。だいぶん気分が救われる♪

 


 

8月27日(金)

遠征で岩稜を歩くのなら少し岩に触っていた方がいいだろうってことで、クライミングに行くことになった。

とは言え、今の時期、岩に張り付くと空焚きされたフライパンに投げ込まれたみたいになって逃げ場を失って地獄になるのが目に見えている。ならばということで朝早くスタートすることにした。

前夜は登山口の駐車場で車中泊。蒸し暑い車内だった。

 

メンバーは所属する会のYさん、Nさん、それに北アに一緒に行くはずだったKさんと僕の4人。2パーティーに分かれて登り始めた。

 

 

 

久しぶりの岩の感触。初めのうちは日が当たることもなくて快適にクライミング。パートナーのYさんとつるべで順調に高度を上げて行った。

 

 

 

ところが案の定ではあるけれど、4、5ピッチ目に差し掛かる頃には日差しがジリジリと照り付けてきた。

 

 

 

 

 

 

そんな状況ではあったけどみんなでワイワイ登ると楽しいね♪ 当然ながら岩は貸切なので下から急かされるようなこともないし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、順調に登って残り2ピッチとなった7ピッチ目。ここで悲劇が!!

トップを行っていた僕が墜落。グランドフォールしたわけじゃないけど落ち方が悪かったみたいで、岩に頭をぶつけて一瞬気絶。わき腹を大きく岩で大根おろしして擦り剥いてしまった!!(泣)

このお陰で時間を大きくロスしてこの間に岩はさらにアツアツに。それでも残り2ピッチを無事に登り終えて登攀終了。

 

頂上で昼食を摂る頃に初めて脇腹を擦り剥いていることに気付いた。ん?なんか首も痛いような?

 

最後は全員脱水症状気味になって下山。下山口にある神社の湧水をがぶ飲みした。やっぱり夏の岩は行くもんじゃないな。

涼しくなったらリベンジだ!


アイスクライミング(宇土内谷三段の滝)

2021年02月02日 | 岩登りのこと
2021年1月31日(土)

前回のアイスクライミングに行ったとき、現地で偶然居合わせた山友さんからダキ山の氷瀑ポイントを教えてもらった。

ということで、今回はパートナーのKさんと偵察に行ってみた。

 

教えてもらった地図を頼りに尾根をたどってからから谷へ。この谷を詰めれば氷瀑ポイントのはず。

沢の水がサラサラと流れているのが気になるけど・・・

 

 

 

目的の支沢に入って進むと白くなっている滝が見えた! 近づいてみると、うーん、ちょっと氷が薄いなー

厚さ5センチほどといったところ。これじゃアイススクリューが打てない。

 

 

 

でも、せっかくここまで登って来たんだしってことで、トップロープを張って少しだけ遊ぶことにした。

 

 

 

 

 

 

それぞれ1回ずつ登ったところで改めてまた来ようかってことで、下山して宇土内谷に行くことに。

 

 


 

宇土内谷に移動してきた。さてこっちは凍ってるかな?

 

 

 

さすがここ(三段の滝)は大丈夫そう! ただ先々週来たときよりかはだいぶん小さくなってる。

 

 

 

タイミングよく他のクライマーはもう登って行った後の時間帯だったので、すんなりと取付くことができた。

 

 

 

 

 

 

ここ数日の冷え込みで、氷の表面がすごく冷え固まってスクリューがなかなか刺さらない。そのくせアックスを打ち込むと周辺が白くなって表面の氷だけが剥がれるよう状態だ。

2、3日の冷え込みくらいではいいコンディションの氷にはならないんだね。

 

 

 

遠目に見ると、2段目、3段目の氷瀑は辛うじて繋がっているといったところ。

 

 

 

 

 

 

ここ最近、確実に暖かい日が増えてきたし、南国宮崎の短いアイスクライミングシーズンはそろそろ終わりかな。。。

 


アイスクライミング&焚火新年会

2021年01月23日 | 岩登りのこと

2021年1月16日(土)

前の週末のこと。宇土内谷(宮崎県延岡市)の滝が良い感じに氷っていると聞いてアイスクライミングを計画していた。ところが県独自の緊急事態宣言が出てしまったりその他諸々あって中止になった。

そして今週末、改めて計画して行くことに。ところが金曜日は汗ばむくらいに気温が上がってしまったじゃないの。大丈夫かな?

 

土曜日、sobo1810さんと2人で宇土内谷に行くと、そこにはしっかりと発達した氷瀑があった。ふっ、よかった

 

 

 

取付きでは2パーティーが準備中でうち1パーティーは知り合いの山仲間。久しぶりに会っていい情報を教えてもらえた♪

先行者が登ったのを見届けてから我々もクライミング開始。

 

 

 

取付きの時点で分かってはいたけど、遠目には立派に氷結していたように見えた滝も近くで見るとビチョビチョ

場所によってはアックスを打ち込むとシャリッとシャーベット状だったり、氷の下を水が流れていて氷が浮いてガボッといったり。

 

 

 

それでも久しぶりの氷の感覚を楽しめた。昨年は暖冬で凍らなくて登れなかったからね。

 

 

 

あっという間に3ピッチを登り終えて登攀終了。楽しかった♪ 次は別の滝に行きたいな。寒波よまた来てくれ~!

 

 

 

さて、アイスクライミングの後は沢部の新年会。sobo1810さんところの囲炉裏小屋でするという案もあったけど密を避けて屋外ですることに。

16時、冠岳(日向市)麓の河川敷で沢部部長のミドリマンさんと合流して、宴スタート~

 

いつもタープを張っているのはライトをぶら下げるためだけ。だったら幕はいらないんじゃないのってことで外しちゃった。

こりゃあ俄然見晴らしがええー

 

 

 

薪も食料も山ほどある。しかも明日はノープラン。長い夜になりそう・・

 

 

 

一次会は、七輪を囲みながら動画で昨年の沢登りなどを振り返ったりして。

 

 

 

 

 

 

ひと通り食べて飲んで落ち着いたら、焚火の横に移動して二次会。やっぱり火は落ち着くなー あったけ―

 

 

 

時間が過ぎても食料も話題も尽きることはない。気心知れたオッサンだけだから、自分の家庭がどんなに夫婦円満かとかオフレコで気兼ねなく語らったりして(笑)

 

 

 

 

気付けばもう午前2時。午後4時からスタートして10時間、何をそんなに話したっけ?

 

 

 

午前7時、よろよろ起きて朝うどん食べて片付けて撤収。

日曜日はまだこれから始まるというのに、すでに密度の濃い週末だったなー

 


痛風癒えて クライミング

2020年10月11日 | 岩登りのこと

2020年10月11日(日)

痛風の発作から20日あまり、右アキレス腱は指で押さえたり走ったりすると若干痛みがあるものの普通に過ごす分には支障なく動き回れるくらいには良くなった。

病院で診てもらった結果は、とりあえず今回は薬の処方はなくて、次に発作が出たら薬を飲み始めましょうってことに。まずは食生活の改善からだって! しかし、プリン体の含有量が書かれた食べ物一覧を見たら食えるもんがなくなるよ(涙)

 

 

今日は、さっそく前回できなかったクライミングにGo(比叡山 延岡市北方町)

昨日の宮崎は気温25℃超える夏日だった。今日も暑くなりそうないい天気

 

 

 

 

南面の取付きまで山道を15分くらい登っただけでもう汗ダラダラ。すでに1組のパーティーが登攀中

 

 

 

 

トップは丁重にお断りして(笑)、下からのんびりと・・・・のはずだったけど、久しぶりのクライミングなものだから岩の細かい凸凹の見極めができなくて四苦八苦。暑さとは違う汗が噴き出す始末。

春と秋に数回登る程度だから岩を見る目が慣れてきた頃にはシーズンオフに入って、来期はまた感覚がゼロに戻っているというのを繰り返してる感じ。

 

 

 

 

それに引き換えベテランの先輩方は小っちゃな岩の凸に躊躇なく立ち込んで登って行くからさすがだわ

 

 

 

 

隣には先行して登っていたパーティーの姿。下からも数組のパーティーが登って来ている。今日は絶好のクライミング日和だもんね

 

 

 

 

クライミングする人なら分かると思うけど、クライミングシューズを長時間履いているとつま先や踵が痛くなる。

今回も3ピッチ目くらいから徐々に痛み出して、そんな中で痛む足に全体重を掛けて立ち込まないといけないのはもう拷問と一緒!

しかも、痛風の発作がまだ完治してないアキレス腱が締め付けられて、痛さに拍車がかかる。

 

各ピッチの終了点に着く度に靴を脱いで、互いに自分の足が一番痛いと言わんばかりに「イタタタタ」言い合ったりして。

 

 

 

 

とは言っても秋晴れの下でスリルと緊張を味わいながら岩を攻略して登るのは爽快だー!!

 

 

 

 

ピークに到達して登攀終了。

登りきった達成感、緊張から解き放たれる開放感、痛いクライミングシューズをもう履かなくていいという嬉しさなどなど、気持ちいい気分にさせてくれる脳内物質がドバドバ供出される。

 

 

 

初めて自分で弁当作って来た。ウインナーと卵焼きとヤマメの一夜干し。コンビニ弁当の100倍ウメ―(笑)

 




今日の感触を覚えいているうちにまた来たいな♪