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酒蔵探訪

酒蔵の背景、地域の特色や文化を感じると、日本のお酒はますます美味しく、楽しくなる。

世界一統

2009年04月06日 | 近畿
世界一統のある和歌山市湊紺屋町は紀伊水道に面した和歌浦にそそぐ紀の川流域に位置しています。
江戸時代には御三家の紀州徳川家が治める紀州藩の城下町として栄えました。

穏やかで水産資源の豊富な紀伊水道を漁場とした沿岸漁業では、たちうおの水揚げ量が日本一。
塩焼きや煮付けなど食べておいしい魚ですが、意外なところでは体表を覆う銀色のグアニン層がマニキュアの原料に使われることもあります。

和歌の浦湾で捕れる「しらす」は、新鮮さと釜茹で後に漂白加工をする必要がないほどの鮮やかな白さが特徴。
「生しらす」や「釜揚げしらす」は和歌の浦湾でしか味わえない、最高の美味といわれています。

又、クエは釣り上げるのがとても難しく、熟練された漁師の技を必要とするそうで、大型になればなるほど釣り上げるのは困難となり市場に上がるのは稀になります、そのことから「幻の魚」とも呼ばれています。
見た目からは想像できないほど淡白な味の白身魚でクエ鍋は一度食べると忘れる事が出来ないくらい美味しい。

京都の葵祭などでよく使用されるハモも、和歌浦地区で多く水揚げされています。


そして、何といっても和歌山県といえば果物の栽培が非常に盛ん。特に和歌山県の梅の収穫量はダントツの日本一。
中でも、みなべ町や田辺市は梅栽培が盛んな地域ですが、もともとは紀州田辺藩が耕地に恵まれないこの地域で梅の栽培を奨励したことが始まりとされます。
このあたりの梅林では毎年2月頃になると梅の花が見頃を迎え、見る人に春の訪れを感じさせます。

他にも、みかんやゆず、八朔、桃など多種多様な果物がとても豊富です。
世界一統の蔵元では、日本酒はもちろんですがこういった地元で採れる豊富な果物を使った、和のリキュール造りにも大変こだわりを持っています。
ここ数年は《和歌のめぐみ》シリーズとして蔵の日本酒と地元産の果物のコラボレーションにも積極的に取り組み、新しいことにもチャレンジし続けている酒蔵です。



商品紹介

超特撰特醸大吟醸 一【イチ】  原料米 山田錦
褒紋大吟醸 一【イチ】  原料米 山田錦
特撰吟醸 一【イチ】  原料米 山田錦
特醸 大吟醸 熊楠  原料米 山田錦
大吟醸 熊楠  原料米 山田錦・オオセト
特撰 本醸造 熊楠  原料米 五百万石・他
純米吟醸 南方  原料米 山田錦・オオセト
特別純米酒 米乃滴  原料米 山田錦
辛口純米酒 いち辛  原料米 山田錦
純米酒 紀州  原料米 五百万石・他
本醸造 上撰 紀州五十五万石  原料米 五百万石・他


米焼酎
みなみの星  原料米 米・酒粕


和リキュール「和歌のめぐみ」シリーズ
南部の梅酒   原材料 日本酒・南部町産南高梅
龍神の柚子酒   原材料 日本酒・龍神村産柚子
桃山の桃酒   原材料 日本酒・桃山町産桃
有田の甘夏酒   原材料 日本酒・有田町産甘夏
有田の八朔酒   原材料 日本酒・有田町産八朔
由良の檸檬酒   原材料 日本酒・由良町産檸檬


世界一統 ホームページ
http://www.sekaiitto.co.jp/

若宮酒造

2009年01月07日 | 近畿
綾部市は京都府のやや北寄りに位置していて、市内を流れる一級河川の清流由良川と寄り添うように蔵が建っています。


この辺り一帯はかつて丹波の国といわれ、兵庫県の篠山市と丹波市、京都府の亀岡市、南丹市、船井郡京丹波町、綾部市、福知山市と現在では2県にまたがっていますが、気候風土や文化がとても似通った地域にあります。

特徴は、朝昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候。
冬の寒さはとても厳しく、夏は高温・高湿で年間を通してもその差が顕著。


蔵のある綾部市も、やはり四季がきわめてはっきりした性格をもっているために、農産物や山、川などの資源にはとても恵まれています。

若宮酒造の造るお酒にもその気候風土は反映され、きれいな伏流水と底冷えのする冬を思わせる凛とした、喉ごしの良いお酒が醸されます。


又、この地域の特産は、丹波松茸、丹波栗、丹波黒豆など丹波ブランドの野菜や、京の伝統野菜といわれる水菜や賀茂なすなどとてもおいしい農作物が多く栽培されています。

また、山間部では伝統的に猪鍋(ぼたん鍋)もよく食べられています。
ぼたん鍋にもちいる猪は、東北地方を除いて日本各地に生息しているようですが、独特の気候と地形によって豊かな山の幸にはぐくまれた丹波産の猪の肉は特に味が良いようです。



商品紹介

綾小町 丹の国 純米大吟醸  原料米 祝
綾小町 純米吟醸  原料米 祝
綾小町 純米酒  原料米 五百万石
綾小町 本醸造  原料米 五百万石
綾小町 本醸造  原料米 五百万石
綾部の四季 純米生原酒  原料米 五百万石
綾香 本醸造生酒  原料米 五百万石
安国寺 山廃純米酒  原料米 五百万石
丹波便り 山廃本醸造  原料米 五百万石


ホームページ
http://www5.nkansai.ne.jp/com/ayakomachi/

大倉本家

2008年08月16日 | 近畿
奈良県といえば、2010年秋の「平城遷都1300年祭」で今盛り上がりつつあります?
が、なんと3つもの世界遺産を持つ自然と歴史と文化がたくさん詰まった都市なのです。

一つは、平城京の時代に造られた東大寺、薬師寺、平城宮跡などの文化遺産。この記念祭の主役でもあります。

二つ目は法隆寺、法起寺などこの地域一帯の木造建築物。

三つ目は、奈良県吉野町六田から和歌山県東牟婁郡本宮町熊野本宮までを結ぶ紀伊山地一帯の社寺と参詣道。


大倉本家のある香芝市も同じく、金剛生駒紀泉国定公園に指定されている二上山の麓に位置し、豊かな自然と多くの社寺、また大阪や京都のベットタウンとしても栄えている自然と歴史と文化の融合した街です。


そして、忘れてはならないのが現在の清酒の発祥の地とも言える、菩提山正暦寺で生み出された「菩提もと」そして上質で高級な日本酒として名声を揺るぎなく保った南都諸白(なんともろはく)は皆さんも耳にしたことがあることでしょう。

大倉本家では、その「菩提もと」とほぼ同じ工程を経て酒母(もと)を育てる、伝統的な製法「水もと仕込み」と「山廃仕込み」にこだわり昔ながらの力強く、味わい深いお酒を醸し続けています。


伝統のお酒「水もと仕込み 濁酒」はろ過の工程を経ないのでできた酒は濃厚な濁り酒になります。
酒税法上では「どぶろく」に分類されています。

今でも、神社庁からの委託でこの水もと仕込みで醸されたお神酒を県内の数多くの神社と伏見稲荷などの近県の神社に納めているそうで、主に神社が祭礼用に使うお神酒などを造る濁酒(だくしゅ)の免許を所持している数少ない蔵元さんなのです。

ですから、長い間このお酒は一般には市販されていない特別なお酒だったのです。
この免許を持っている蔵元は県内でも大倉本家のみ、全国でも二つしかありません。



奈良県の北部は奈良盆地と大和高原が広がり、四方を山に囲まれて稲作環境に恵まれています。
奈良のお米ヒノヒカリは、奈良盆地を中心に適作の銘柄として広く作付され、日本テレビ系列の大人気番組だった「どっちの料理ショー」でいちご大福の特選素材に選ばれたこともあるブランドいちご「あすかルビー」やスイカ、柿、茶葉などは有数の産地でもあります。


郷土料理には柿の葉寿司、昔から伝わる吉野葛を使ったごま豆腐、牛乳と鶏ガラの出汁で煮込む飛鳥鍋やしし鍋など。




商品紹介

金鼓 大吟醸  原料 兵庫県産特A山田錦
金鼓 純米大吟醸  原料 北海道産彗星
金鼓 吟醸 天の二上  原料 兵庫県産特A山田錦/ 岡山県産雄町
金鼓 純米吟醸  原料 兵庫県産特A山田錦
金鼓 純米吟醸 赤ラベル  原料 兵庫県産山田錦
金鼓 特別純米 しぼりたて中汲み  原料 奈良県産ひのひかり
金鼓 山廃純米 古都のしらべ  原料 兵庫県産山田錦/ 岡山県産雄町
金鼓 山廃純米  原料 香川県産オオセト
金鼓 山廃仕込み原酒  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
山廃仕込み 褒紋 金鼓  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
山廃仕込み 金紋 金鼓  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
山廃仕込み 清酒 金鼓  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
山廃仕込み 舞 金鼓  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
山廃仕込み 金鼓 生貯蔵酒  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
金鼓 伝承水酛仕込み 濁酒  原料 奈良県産地米(アキツホ・ホウレイ他)
大倉 純米吟醸 ひのひかり 無濾過生原酒  原料 自家栽培米ひのひかり
大倉 純米吟醸 ひのひかり 無濾過火入原酒  原料 自家栽培米ひのひかり
大倉 純米吟醸 ひのひかり 瓶燗火入れ  原料 自家栽培米ひのひかり
大倉 山廃純米吟醸 山田錦 直汲み本生  原料 兵庫県産山田錦
大倉 山廃純米吟醸 山田錦 瓶燗火入れ  原料 兵庫県産山田錦
大倉 山廃純米吟醸 備前雄町 無濾過火入原酒  原料 備前雄町
大倉 山廃純米吟醸 備前雄町 直汲み本生  原料 備前雄町
大倉 特別純米 オオセト 無濾過生原酒  原料 香川県産オオセト
大倉 特別純米 オオセト 無濾過火入原酒  原料 香川県産オオセト
大倉 山廃特別純米 備前雄町 瓶燗火入れ  原料 備前雄町
大倉 山廃特別純米 備前雄町 直汲み本生  原料 備前雄町


蔵元ホームページ
http://www.kinko-ookura.com/

西海酒造

2008年06月14日 | 近畿
西海酒造の酒蔵は兵庫県明石市、現在の当主は八代目の西海太兵衛氏。
代表銘柄は、「空の鶴」

明石市は瀬戸内海に面していて、明石海峡をはさんで淡路島を眼前に望むことができる場所にあります。
明石鯛、明石だこ、明石のりなどの瀬戸内の海産物に恵まれ、明石だこを使った明石焼は全国的にも有名でしょう。
たこ焼きの元になったといわれている明石焼は、たこ焼きの生地と違って鶏卵を入れるのが特徴で地元では「玉子焼き」といえば明石焼のことだそう。


西海酒造の酒造りの特徴は自家水田で無農薬栽培した山田錦を手麹による少量仕込みで、米作りから酒造りまで当主自ら手間と時間をかけ愛情たっぷりの手造りで行っていることです。

また、清酒造りの技術を応用し、奈良県の吉野本葛と酒米北錦を原料として製造した全国でも唯一の「葛のお酒」も造っています。


商品案内

空の鶴 純米大吟醸   原料米 山田錦
空の鶴 大吟醸   原料米 山田錦
空の鶴 本醸造原酒   原料米 北錦、山田錦
空の鶴 葛根の花   原料米 北錦、葛デンプン


西海酒造
http://www.soranotsuru.com/index.html

地域情報

東はりまガイド
http://www.e-harima-tourism.jp/index.php3