県砂防課のコメントはいかに?
(H)
15日午後、辰巳ダム建設現場での仮水路崩壊事故について、辰巳ダム建設事務所で事情聴取したうえ現場視察を行います。
県・業者の能力、さらなる税金の無駄遣いに関わる問題です。
報告にご注目を。
(H)
6月24日の土木企業委員会の冒頭、宇野邦夫議員が辰巳ダム裁判原告代表を「殺せ」などと述べた議事録を訂正・削除する問題について、協議が行われました。
委員会の冒頭、陳謝する宇野邦夫議員
はじめに宇野議員が陳謝。
「関係者に誤解を与え、議員各位に心配をかけ反省している」といったもので、本質的な反省はありませんでした。
森祐喜委員長(自民。森喜朗元総理の子息)が発言の一部を議事録から削除したいと提案し、全員異議なしで承認されましたが、どの部分を削除するのかという質問が出されました。
福村章議員(自民)が「本人から釈明があったのでそれ以上おかまいなしでよい」と発言するなど、宇野氏を擁護する発言があいつぎ、結局、委員長と宇野議員で相談して削除したうえ、書面で各委員に事後報告するということで決着しました。
発言が出たその場で委員長が対応するべきだったと、自分もその場で問題にしなかった委員から発言があり、森委員長が、「私から申し上げるべき場面もあったと反省している。委員長としてまだ未熟。申し訳なかった」などと釈明しました。
原告団では、訂正・削除後の議事録の内容を確認したうえで、今後の対処について検討する方針。
(H)
cirkeyさんからコメントをいただきました。
明日(24日)午前、石川県議会土木企業委員会が開催され、そこで宇野議員の暴言を議事録でどのように取り扱うか議論される予定です。
下郷・碇山両共同代表が傍聴し、委員会終了後に記者会見を行います。
委員会での審議内容をみたうえで今後の対応を検討したいと思います。
cirkeyさんはじめどなたでも、このようにしてはどうかというご提案がありましたら、コメントをつけていただくか、個別にメールをいただければ幸いです。
(H)
宇野邦夫議員が辰巳ダム裁判原告団代表を「殺せ」などと発言した問題で、6月24日(火)10時から石川県議会土木企業委員会が開かれ、対応を協議することになりました。この日の審議結果をもとに、次の議会運営委員会で最終的な対応をきめるとのことです。
委員会は傍聴可。
当日、開会の30分前(9時30分)までに議会事務局に傍聴申し込みをする必要があります。
(H)
10日に開かれた石川県議会議会運営委員会。
宇野邦夫議員(新進石川)が土木企業委員会で辰巳ダム裁判の原告代表を「かち殺せ」と発言した問題で、紐野義昭議長が議員としての発言の品位を重んじるよう各会派に申し伝えました。(宇野議員へは何もなし。)
尾西洋子議員(共産)が「『かち殺せ』などという発言はあってはならない」と非難しましたが、小倉宏眷(ひろみ)議運委員長(自民)は、「そんなにギャアギャアいうべきものか」などと宇野議員を擁護しました。(以上、朝日新聞6月11日付より)
気に入らない者は「石川県から叩き出せ」「かち殺してしまえ」とほえる宇野議員。
それを放置して一般論ですまそうとする紐野議長。
宇野議員を擁護する小倉議運委員長。
トホホな石川県議会です。
全国のみなさん、わらってやってください。
(H)
辰巳ダム事業認定取消訴訟へのカンパをぜひお願いいたします。
弁護団のみなさんは手弁当で協力してくださっていますが、それでも調査のための旅費、コピー代、外部講師謝金など、多額の資金が必要です。
無駄で有害な公共事業を止め、貴重な自然環境と文化遺産を守るには、ひとりひとりの力を多く結集するしかありません。
ぜひご協力ください。
(H)
郵便振替口座: 00710-5-18869 「辰巳ダムを止める土地共有者の会」
(通信欄に「裁判カンパ」とお書きください。)
宇野邦夫議員の回答について
2008年6月3日
辰巳ダム事業認定取消訴訟原告団
共同代表 下郷稔
同 碇山洋
石川県議会土木企業委員会での質問における宇野邦夫議員の暴言について、私たちは5月27日に本人と直接会って抗議するとともに抗議文を手渡し回答を求めたが、本日、宇野議員の回答文「5月23日開催の土木企業委員会における発言について」が郵送で届けられた。
回答文は、「私の発言が議会の品位と信頼を損なうものがあるとの指摘に関しては、率直に耳を傾けたい」などとして、一応の反省をしめしている。しかし、全体を通じて、問題の本質を避けており、宇野議員の「反省」を真摯なものと評価することはできない。
①回答文は、今回の暴言について、「災害から県民を守らねばならない、という議会人としての思いは人一倍強いという自負もあり、こうした言動につながった」としている。しかし、「辰巳ダムのことで」として始まった宇野議員の質問の関連部分は、はじめから終わりまですべて下郷に対する個人攻撃であり、災害から県民を守るために行った質問のなかでたまたま勇み足的に飛び出したというものとはおよそいえないものである。回答文には、議会の場をつかって意図的、系統的に個人攻撃を行ったことにたいする反省は、まったくしめされていない。
②回答文は、「指摘される本人の名誉を考慮し、特に具体的な名前を挙げて批判したつもりはない」としている。しかし、宇野議員は、「この間テレビをみていたら、元県庁職員の方、それもそこそこの立場のある人」と切り出し、兼六園管理事務所長を経て広坂休憩館に勤務していたことなど、経歴をきわめて具体的に挙げながら個人攻撃を行っている。原告団は15名、そのうち元県職員は下郷しかいない。また、提訴に関するテレビニュースの画面には下郷が登場しており、新聞でも元兼六園管理事務所長が原告団代表となったことが報道されている。名前こそ挙げなかったものの、誰もが下郷と分かる形で個人攻撃を行っておきながら、「名誉を考慮し」たとはまったく厚かましい言い訳である。
③さらに回答文は、「仮に私の発言により、本人に精神的苦痛を与えたのであれば」としている。事実の誤認・歪曲による攻撃で精神的苦痛を受けたことを下郷から直接に抗議されておきながら、「仮に」と仮定の話にすり替えているようでは、真摯に反省しているとはいえない。
④宇野議員は、質問の最後で、辰巳ダムに反対していることを「何ごとや」としたうえで、「こんな者は石川県から叩き出してしまえ」「ほんとにかち殺してしまわんとダメ」と驚愕すべき暴言を吐いた。さらに「ほんとやぞ」と念押しまでした。県の事業に対する反対者を「非県民」扱いし抹殺することを求めたことは、「一部不適切な内容」などといってすまされるようなものでは断じてない。民主主義とは絶対に相容れないものであり、他の数々の暴言ともまったく次元を異にする、踏み越えてはならない一線である。回答文は、議員としての最低限の資質に関わる重大問題についての真摯な自己分析と自己批判を完全に欠落している。
以上のように、宇野議員の回答文には、形ばかりの「お詫び」の言葉はあるものの、およそ真摯な反省を読みとることはできない。
私たちは、あらためて、宇野邦夫議員が県議会議員としての資質を決定的に欠いていることを指摘し、議員辞職をもとめるものである。