防虫剤

2010-07-29 | コラム
先日、クローゼットに仕舞っていた鞄の持ち手が

溶けていたことを書いたが、なぜそうなったのか

どうにも気になっていろいろ心当たることを考え

ていた。


そこで、ふっと思いついたのが防虫剤。



クローゼットの中には当然衣類がたくさん入っていて、

防虫剤のガスが充満している密室だということが唯一、

他の場所と違う点。



そこで普段何気なく使っている防虫剤について

少し調べてみた。



成分的にはパラジクロルベンゼンやナフタリンだと

いうことは知っていたが、検索してみると確かに

防虫効果がある反面、衣類にも多かれ少なかれ、

ダメージを与えるようだ。



とくにパラジクロルベンゼン系防虫剤は塩素の化学

作用が強いため発生するガスで衣類が黒ずんだり、

染色があせたり黄ばんだりすることもある。


少なからず衣類の劣化を早める作用があるということ。



しかも人体においては頭痛、めまい、全身のだるさ、

の原因になったり眼・鼻・のど・への刺激などが

あるというからちょっと怖い。



先日、目視では鞄の持ち手の一つだけが溶けてベトベト

になっていたのだがその後、見た目上なんでもないと

思っていたもう片方の持ち手を指で強く押すと結局

その部分がズルッと溶けて表面が崩壊してしまった。




さらに調べてみると、防虫剤と一緒に毛皮をハンガーに

かけて保管していたらハンガーが溶けてしまっていた

という恐ろしい事例があった。




原因は使っていたハンガーがポリスチレン樹脂製だった

ということで、一般的なパラジクロルベンゼン製の

防虫剤は塩化ビニールやスロール(ポリスチレン樹脂製)、

アクリルなどの合成樹脂製品と化学反応を起こして変形

させてしまうらしい。




だから恐らく鞄の持ち手に使われていた接着剤等が数ヶ月

かけて塩素によって溶解したという可能性が一番高い。



たまたま防虫剤の成分と相性の悪い物質が鞄の持ち手に

使われていたと言うのが原因ではないだろうか。



では、こんなことにならないようにするためにはどんな

防虫剤がいいのか。



ここを見ると少々高価だが「樟脳」がいいらしいね。



それにしても数回しか使っていない割と新しい鞄なのに、

こんな災難にあってしまってどうしよう。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは~♪ (しろりん)
2010-07-29 19:55:15
押入れに入れていたバッグが溶けた経験あります~

そんな理由があったなんて、思いつきませんでした~

猫も押入れに入るのですが、防虫剤はよくないですね。
返信する
しろりんさん (shibatex)
2010-07-29 22:02:39
コメントありがと~
結構そういう経験をした人がいるんですね。
きっと、それも防虫剤の仕業かと思います。
溶けているのを見つけた時はびっくりですw。

でも、これを機会に気を付けなければなりませんね。
返信する
嗚呼 (にこ)
2010-07-30 06:42:17
プレパラ?  ハラホロヒレハレ・・・
返信する
にこさん (shibatex)
2010-07-30 20:42:59
ネオパラグアイ戦は残念でしたw。
返信する

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