シェールガス

2013-02-25 | コラム
先日、資源エネルギーに関する講演会を聞いてきたが、その中

で最近よく聞く「シェールガス」の話も少し出てきた。


「シェールガス」って何?ということだけど、頁岩(シェール)層

から採取される天然ガスであり、従来のガス田ではない場所

から生産されることから、新型の天然ガス資源と呼ばれる。



硬い岩盤に高圧の水や化学薬品を注入し、人工的につくった

割れ目からガスを取り出す「水圧破砕法」の技術が急速に進み、

生産コストも大幅に下がった。


現在、最も生産が盛んなのは埋蔵量世界2位のアメリカ合衆国。


主成分はメタンで、LNG(液化天然ガス)と変わらな石油・石炭と

比べ、熱効率が優れているわりに二酸化炭素の排出量が少なく

化石燃料としては環境負荷が小さいというメリットもある。



中東・中南米・中国のほか、欧州でも大量の埋蔵が確認されて

おり、シェールガスは世界の資源地図を塗り替えるという予想

もあるのだとか。


そんな価格の安い「シェールガス」は2015~2016年あたりに

日本に恩恵をもたらすという予想で、国の政策によっては、

本格的な天然ガスの時代になるらしい。


ガスエンジン、ガスタービンで発電し、そこから出た排熱も冷暖房

などに利用、現在の火力発電設備をこれに置き換えていく。


こうすることによって原子力に頼らずに、化石燃料の枯渇までの

リミットが伸びるという。



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