人災

2005-06-01 | コラム
世の中これだけたくさんの人が集まれば当然、
変な人もいれば、危ない人もいる。
せっかちな人もいれば呑気な人もいる。
普通の人でも調子の良い時や悪い時があって、
ミスや誤解も生じる。

それが人命に関わったり、膨大なお金に関わったりする
ことも少なくない。
こういう事は何かしらの努力や工夫で少しは減らす
ことができても、交通事故然りでたぶん今後も皆無に
することは出来ないだろう。

どんなに綿密にシミュレーションしてもどこかに穴が
あったり、予測不可能な部分があったりして、完璧に
防ぐことは出来ないと思う。
どうしても、あとは運を天に任せるしかないという
部分が存在したり。

世の中は不完全な部分があるという意味で完璧な世界。

便宜上、物事を天災と人災に分けてはいるが、もともと
人間も自然の一部であるわけだから極論すればすべて
天災と言えるのではないか。

自分の住んでる隣りに危険な人が移り住んできたら
どう対処するか。
地震や台風のたくさん来る地域に住んでいればどうするか。
自分の運転している車の近くに変な車が近づいてきたら
どうするか。

危険を感じてすぐそこから離れる人、何かが起きる
まで気づかない、あるいは行動しない人。
いろいろ選択肢があってその結果もさまざま。

天災や災害、事故が起きると何かこう、この世で人間だけが
崇高で特別な存在であるかのように考えがちだが、実際は
自然や環境の一部に過ぎない。
この辺が人間の傲慢さなのかもしれない。

神様はけっして人間だけを特別扱いしたりしない事だけは確か。
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