環境破壊

３月２７日、日曜日の晩にやっていたＴＶ番組「どうぶつ奇想天外」
を見た。

タイトル「永久保存版！世界中のもう二度と見られないかもしれない
幻の野生動物＆大自然を緊急取材！」


森林伐採や温室効果ガス排出による「地球温暖化」など人間の傲慢さが
もたらした数々の弊害によって、世界の自然や動物たちが今、
かつてない危機に瀕している。

都会に住んでいるとあまり実感はないが、我々が便利さや快適さを追求した
結果、地球の環境は想像以上のスピードで破壊されているのだ。

南極の平均気温が上昇してペンギンの赤ちゃんがたくさん死んでいる。
氷も溶け続けて海面がじわじわと上昇している。異常気象。

森林伐採によってオランウータンなどの住む所がどんどん減って、
生命の存続が危ぶまれている。他に無意味な乱獲等もある。

そういった動物が、この地球上には数多く存在していることを改めて知った。
もう二度と見られなくなってしまうかもしれない、まさに幻の動物たち…
その美しくも迫力ある「命の記録」だった。

しかし、こういう事実を知りながら何も手を打つことの出来ないことに
とても歯がゆさを感じる。ゴミを分別して満足しているレベルではない。
動物だけでなく最後は人間に返ってくるのは間違いないのだが、この大きな
流れに飲み込まれ、逆らう事すら出来ない。


人間は他の動物よりこれだけ文明が発達し、知恵があっても結局、
自分たちのしたことの後始末すらできないのである。
一般家庭から出るゴミにしても産業廃棄物にしてもほとんどが土の中に
埋めたりして、ただ目の前から見えなくしてお茶を濁しているだけ。
リサイクル率などまだまだ低く、ゴミや廃棄物がこの世から無くなった訳
ではないのだ。
それにこのままいけば化石燃料もたぶん使い切るだろう。

環境破壊はどこまで行くのだろうか。
一刻も早く自然と調和のとれた世界になることを望みたい。