電池の日

2006-11-15 | ガジェット
先日、11月11日は「ポッキー&プリッツ」の日

だったけれど、日刊工業新聞を見てたら「電池の日」

でもあった。


完全にかぶってるw。


11を+-(プラスとマイナス)に見立てて86年に

日本乾電池工業会が制定。

「ポッキー&プリッツ」と同じレベルのこじつけ?




少し日にちが経ってしまったが、「電池の日」にちなんで

いろいろと面白い最近の「電池事情」の記事が

出ていた。



今や電池は充電式も含めると、家電製品から

ゲーム機、携帯電話、デジカメ、自動車、産業機器に

至るまで、さまざまな分野で活躍している、なくては

ならない存在。



「電池」とは小さな容器に電気を蓄えた電気機器の電源。


1780年にイタリアの生物学者ガルバーニがカエルの

足の神経に2種類の金属を触れさせると電流が流れ、

足の筋肉がぴくぴく動くことを発見したのが起源だとか。


その後、1800年にイタリアのボルタが「カエルの実験」

をヒントに銅、スズ、食塩水を使った「ボルタ電池」を

作ることに成功。

電圧の単位「ボルト」は彼の名前から取られたそう。



その「電池」も細かく分けると、今では種類が

約4000種類もあるという。


電気を発生させる仕組みで大別すると、「ボルタ電池」

を発祥とする化学反応を利用した「化学電池」と、光や

熱エネルギーを利用した「物理電池」とに分けられる。


「化学電池」は更に、乾電池などの使い切り「1次電池」

と充電して繰り返し使える「2次電池」とに分けられる。


「1次電池」は「マンガン電池」に始まり「アルカリ電池」、

今では新顔の「オキシライド電池」が出てきて、どんどん

長持ちするようになってきた。


「2次電池」のほうは「鉛蓄電池」、「ニカド電池」、から

「ニッケル水素電池」、「リチウムイオン電池」が出てきて、

持続時間が更に伸び、小型軽量にもなってきた。



それから化学電池の一種「燃料電池」。

水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気を作り出す

わけだが、発電時に有害物質を出さず、その際に発生

する熱エネルギーも有効利用できる。



「太陽電池」は物理電池の代表。

光エネルギーを電気エネルギーに変換する装置で

太陽光で公害も出さずに簡単に電気を作ることができる。

日本が世界一の生産国なのだとか。



ただ、「燃料電池」も「太陽電池」も理想のエネルギー源

だが、まだまだコストが高い。




また、他にも研究中の将来有望な電池がある。


温度の変化を利用して電気を起こし、それを充電して

使う環境にも優しい「温度電池」。


海水を利用して電気を起こすクリーンで経済的な「海水電池」。

海洋調査船や水中スクーターなどにも使える優れもの。


「ゴミ電池」、ゴミに含まれる糖を、微生物(バクテリア)を

使って分解。

発生した水素を、空気中の酸素を使って電気エネルギーを

取り出す環境にやさしい電池。


もう一つ東北大学では驚くことに、人体の中に埋め込み、

血液を使って電気を作り出す「燃料電池」を研究している。

血液中に含まれる糖分(グルコース)を酸素と反応させ

電気を取り出すという。

これが実現すれば取り替え不要のペースメーカー等

が登場するかもしれない。




まあ、世の中いろいろと考えている人がいるもので、

バクテリアを使って電気を作ったり、血液から電気を

作るなんて凄いアイデアがよく出てくるなあ、

と感心させられる。




電池の未来は、まだまだ夢があって明るいのだw。
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