かわいがられる力

2006-10-02 | コラム
あるメルマガより


■ビジネスをしていくうえで、「他者とのかかわり合い」は
 どうしても切って捨てることができません。

 というより、最も重要にして不可欠なもの、と断言しても
 よいようにおもいます。



■いろんな他者とのかかわり合い方があります。

 「信頼される」ことが、まず第一歩。

 それが積もり積もってくると「尊敬される」に変わり、
 さらに「敬愛される」に変化してきます。

 あなたの周りにも、そんな上司や取引相手が少なからず
 存在するのではないでしょうか。

 さらに威厳を身に付けることで「偉大だ」と思われたり
 する人もありますね。



■こういう階段を上っていくのは素晴らしいことであるのは
 いうまでもありませんが、合わせて、

 とくに徒手空拳(としゅくうけん)で何かをなそうと
 おもったら、


 【 かわいがられる力 】


 が必須のようにおもいます。



■とくに駆け出しのころは、この「かわいがられる力」が非常に
 強力に作用することを申し上げたいのです。

 たとえば、上司に叱られるのも、「かわいがられる力」が
 あればこそ。



■師匠や上司、先輩が怒ってくれるのは、どういうときでしょう。

 どうでもいい相手なら、言葉をかけるのもおっくうになるものです。

 そこをわざわざ、時間的、精神的な労力をさいて、
 あるいは嫌われることを覚悟しても叱ってくださるということは、
 よほど愛情をかけられている。

 そして、こちらの成長を期待してくださっていると思って
 まちがいありません。



■怒られたとき、必要以上に落ち込むのもよくないですし、
 恐縮してシュンとへこみすぎても、

 「これじゃ、もう叱ってやれないな…」

 と思わせてしまいます。

 もちろん、注意されて、逆ギレしたり、可愛げのない態度を
 とるのはもっといただけませんが。



■あるいは、ほめられたとき、素直に喜びを外に出さないのも
 とっても損なこと。

 相手の立場にたってみれば、

 「なんだ、うれしくないのか。張り合いがないな…」

 と感じられてもしかたがないでしょう。



■こんなときに「ほめられ上手」な人は、大げさでもなく、
 媚びるでもなく、無邪気といってもいいような喜びを表現します。

 これは、傍(かたわら)から見ていると、その違いがよく
 わかります。

 分かってもなかなか実行できないのが悲しいものですが。



■わたしの周りに「彼は将来、すごい成長するだろうなぁ」という
 人が幾人かいます。

 その人たちに共通することは、

 【数多くの年長者にかわいがられている】

 ところ。



■はるかに人生経験をつんだ先輩からさまざまなことを教えられる
 から、結果として同年代の誰よりも早く成長します。

 それが「かわいげのある人」、言葉を換えると
 「かわいがられる力」のある人の強みへとつながっていくのです。

 
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「かわいがられる力」、と聞くとちょっとペットの動物を思い出した。

極端な例だが、つい先日札幌であった事件で、父親が二人の

幼い娘を虐待し殺してしまったが、飼っていた犬はとても可愛

がっていたというから驚いた。


良くも悪くも世の中を見渡すと、人よりもペットの動物のほうが余程

可愛がられてるパターンもたくさんある。


動物は容姿や仕草が可愛いというだけで大事にされるから得w。

お姫様、王子様のように扱われていたりする。


人間の場合は、とにかく仕事はそれなりにできなければならないが

当然、「かわいがられない」より「かわいがられる」ほうがいい。

「かわいがられる」と人が集まってきて、いろいろと運が回ってくる。

いい話が舞い込んでくるようになる。


事実、住宅メーカーにいる知人に言わせると、家の仕様を決める

際にやっぱり素直でかわいげのある人には、値引きをしたり、

オプションのサービスをしてあげたくなるというし、実際に金額的に

も何十万円も得をしているらしい。


反対に、お客であっても「かわいげの無い人」には、値引きも

オプションサービスもほとんど無いというから恐ろしいw。



可愛がられるのは、容姿と同じように生まれつき持っているものも

あるだろうけれど、努力して身につける余地も十分あるから諦めずに

「かわいがられている人」をじっくり研究してみる価値はあるはず。


「かわいがられる」ことはハッピーになるための条件の1つである

ことに違いはないのだから。


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