予防

2008-02-04 | コラム
辞書によれば予防とは病気や災害などが生じないように

注意し、前もって防ぐこととある。


風邪の予防には、うがいを心がけたり予防注射を打ったり

するし、毎年やってくる台風などに対しても、防げるか

どうかは別にして最小限被害が少なくなるようにあれこれ

対処はする。



しかし、人間はある程度過去の経験から起こりうると予測

できる事については、積極的に予防するが、今回の

「毒ギョーザ」のように突発的に意外な所で起こる事に

関しては、ほとんど予防出来ないのが現状。



以前からこの「ギョーザ」は、なんか変だと保健所や

販売店に問い合わせがあったにも関わらず、真剣に

調べないで異変に気づかなかったらしい。


恐らく「そんなことはあり得ない」と思い込んでいる

からに他ならない。

思い込みって本当に怖い。



大部分の事件事故は「ありえない」ことであるのに大きな

被害が出てから、慌てるというパターン。


耐震偽装や地球温暖化、バブル崩壊などもその典型。

とにかくその時には「まさかそんな」と思い込んで、事が起きて

しまってから後手後手の対応になってしまう。


やはり人は想像の枠からはみ出たものの存在は認めることが

できないし、出来るだけ無駄なことはしたくないという心理が

働くから、ある意味仕方ないのかも。



では、想像の枠からはみ出した事象を察知するにはどうするか。

これは危険に対する「カン」を鍛えるしかないのかもしれない。

やはり効果的に予防するには、鋭い「カン」が必要だろう。



ただ、皮肉な事に文明が進むほど「カン」を必要としない方向へ

進んでいるのも事実。


自動車なんかもABSに始まり横滑り防止装置等、今ではあらゆる

電子制御の安全装置が付いていて、本来人間のもっている危険

回避能力をどんどん奪っている。



そういう意味で、改めて「カン」というものの重要性を感じ、

危険な予兆を一人一人ができるだけ早く察知できるように

なりたいものだが、「カン」を鍛えるマニュアルがあるわけ

でもないからこれもなかなか難しいね。







しかしながら、「毒ギョーザ」は極端にしても中国製に限らず

加工食品にはいろいろな添加物や防腐剤が入っている。


短期的には問題なくとも、長期的に見れば体に蓄積されて

きっと様々な影響を与えているはず。


アトピーなんかもそんな気がしてならない。


でも、そんなことを言っていたら食べるものが

無くなっちゃうかぁw。

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6 コメント

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のど自慢 (にこ)
2008-02-05 10:40:53
大受けして まるまる歌って
鐘 ひとっつ ‥‥ カン!
ずびばぜん゛(スミマセンと言ってるつもり)
トボトボ…(背を丸めて帰る姿)



雪祭り 行きますか ゆきまちゅり
返信する
Unknown (acacia)
2008-02-05 14:03:18
かといって身体によいものは高くて手が出せなかったり。

不況が続いたせいで消費者も安いものに走る傾向がありますよね。
刹那的に生きれば、どうでもいいんでしょうけど、そこそこ高くて身体によいものが一番いいんでしょうね
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Unknown (shibatex)
2008-02-05 20:39:07
NHKのど自慢残念でしたね。
また、次のチャンスがありますよ。
ああ、雪祭りで歌うのなら応援しますw。
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Unknown (shibatex)
2008-02-05 20:59:01
acaciaさん こんばんは

多少、安くて何が入っているかわからないもの
でもすぐに体調に変化がでるわけではないので
ついつい買ってしまいがちです。
健康志向から最近は、オーガニックなものが
流行っていますが、やっぱり割高ですね。
でも、こんな事件が起こると少しは皆の意識が
変わるかもしれません。
返信する
 (あやめ)
2008-02-05 21:56:24
私の思い違いでなければ、湯川秀樹さんの言葉に「勘を働かすには闘志が必要」と言うのがあったように思います。
目的を持って物事を見ないとついつい見過ごしてしまうのが凡人の悲しさ。
言うのは簡単ですが実践するとなるとなかなか難しいですね。
返信する
闘志 (shibatex)
2008-02-05 23:19:36
やめさん こんばんは

カンに闘志とは、なるほどですね。
闘志がないと集中力が持続しませんから。
ちょっとした変化を見逃さずに、ピンとくる人間に
なりたいものです。
返信する

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