鈍感力
2007-02-26 | 本
先日、小泉前首相が使って俄に話題の「鈍感力」
という言葉。
「目先のことに鈍感になれ。鈍感力が大事だ。支持率が
上がったり下がったりするのをいちいち気にするな」と
述べたとか。
この「鈍感力」という言葉はもともと、渡辺淳一の著書の
タイトルでネガティブな「鈍感」という言葉とポジティブな
「力」という言葉を組み合わせたもの。
この聞く人に「おやっ」と思わせる言葉を引用するところが
なかなか上手いw。
小泉前首相が使ったことによって本の販売も更に増え
ているらしい。
その意味は先日、このブログでも取り上げた「スルー力」と
共通するものがあるね。
たまたま昨日の某トーク番組で、このことを取り上げていた。
あるコメンテーターが、この言葉の説明として悪意に
対して「鈍感」であり、善意に対しては「敏感」であれ
とわかりやすく言っていたっけ。
なるほどね。
「繊細にして大胆」、「敏感」過ぎず「鈍感」過ぎず何事も
偏らず、バランス感覚が必要といったところ。
一見、無責任な印象を与える言葉だが現代社会を
上手く立ち回る為に、確かに必要な能力と言える。
話題でもあるし、渡辺淳一の「鈍感力」という本は読んで
みたい気もするけれど、ベストセラーみたいだから止め
とこっとw。
でも、表紙デザインの文字をぼやかしているところ
なんか、なかなかやるなぁ。
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