たまたまサッポロファクトリー内にある「マイセン美術館」の
招待券を貰ったので、せっかくだから昨日はじっくりと鑑賞
しに行ってきた。
1710年にドイツ・マイセンの地に設立され、ヨーロッパで
最古の磁器製造の伝統を誇るマイセン。
高級磁器メーカーとして常に世界の頂点に君臨し
続けてきたという。
今まで「マイセン」と聞いても以前、道立近代美術館で
見たアールヌーボーやアールデコの作品と同じような
感じだろうという先入観をもっていた。
そしてそのレトロな伝統がずっと継承され続けている
と勝手に思いこんでいた。
ところが、実際に見てみると確かにそういう伝統的な
作品もあるが、最近のものはなかなか前衛的な作品
もあったりして意外に楽しむ事ができた。
花器や器、壁掛け、テーブル、オブジェ等、当然すべて
磁器な訳だが、そこに描かれたイラストや幾何学模様、
抽象画は全く古さを感じさせず、ちょっとしたサプライズ
だった。
HPを覗いてみたら
「伝統を重んじながらも同時に、その時代、時代に適した、
もしくは次の時代を切り開くような新しい創造を何度も行い、
磁器の世界に新風を吹き込む努力をし続けてきたのです。」
とあって、納得w。
やっぱり自分自身と闘っている人は魅力的なのだ。
値段は高いけれど・・・。
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