コスト感覚

2005-08-12 | コラム
先日あった事件から抜粋

大阪府警・泉北署によると、事件が起きたのは7月29日の午後1時ごろ。

泉佐野市上町1丁目付近の市道を55歳の女性が歩いていたところ、

後方から接近してきた2人乗りのバイクにハンドバッグを奪われた。

女性からの通報を受けた警察では緊急手配を実施。

事件が発生した直後から追跡を開始した。

追跡に参加したパトカーや白バイは合計43台。

逃走を続けるバイクの周囲には常に3台程度のパトカーなど

が配置され、上空からはヘリコプター1機が監視を行った。

バイクは約1時間10分に渡って逃げ続けたが、堺市土佐屋台付近の

市道で転倒。

路上に2人の男は投げ出されたが、この隙を追跡していた警官は見逃さず、

2人に飛び掛って取り押さえ、窃盗の現行犯で逮捕した。

ちなみに2人が奪ったハンドバッグには800円の現金が入っているのみだった。


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まあ犯罪者を捕まえるのが、警察の「お仕事」ではあるが、

これだけの数のパトカーや白バイ、更にヘリコプターまで

出動して、結果800円取り戻したのである。


よく捕まえてくれたと言いたいところだが、800えん・・・。

ほとんど実写版犯人追跡ゲーム。


かかった人件費や諸経費を考えるとはっきり言って、

モノスゴイ無駄。

大義名分があるとはいえ、コスト感覚ゼロ。


一般企業なら、俺の担当は○○○だから△△△のことは

関係ない、なんて思っていると会社が無くなってしまう

かも知れない。


ただ、こういうことは恐らく氷山の一角でほとんどの

犯罪捜査なんてものはこれに近いものがあるのだろう。


道楽なら誰も文句は言わないが、すべて税金から捻出

されていると思うと複雑な心境になる。

最近は検挙率も下がってきているし。


こうやって考えると犯罪はいかに無駄の塊であるか

がわかる。
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